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公開番号
2025027382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023132138
出願日
2023-08-14
発明の名称
光デバイス、光受信器及び光トランシーバ
出願人
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
6/122 20060101AFI20250219BHJP(光学)
要約
【課題】ダイシングの公差ズレによる局発光ポート側の第2のECと端面との結合損失を小さくできる光デバイス等を提供する。
【解決手段】光デバイスは、偏波合分波器と接続され、端面と接する第1のエッジカプラと、光ハイブリッド回路と接続され、前記端面と接する第2のエッジカプラと、を有する。光デバイスは、前記端面からの光を導波する、前記第1のエッジカプラに含まれる第1のテーパ部と、前記端面からの光を導波する、前記第2のエッジカプラに含まれる第2のテーパ部と、を有する。前記第2のテーパ部は、前記第2のテーパ部の前記端面に対するテーパ角が前記第1のテーパ部の前記端面に対するテーパ角に比較して小さくなる構造を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
偏波合分波器と接続され、端面と接する第1のエッジカプラと、
光ハイブリッド回路と接続され、前記端面と接する第2のエッジカプラと、
前記端面からの光を導波する、前記第1のエッジカプラに含まれる第1のテーパ部と、
前記端面からの光を導波する、前記第2のエッジカプラに含まれる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2のテーパ部は、
前記第2のテーパ部の前記端面に対するテーパ角が前記第1のテーパ部の前記端面に対するテーパ角に比較して小さくなる構造を有することを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第2のテーパ部は、
前記第2のテーパ部のテーパ長が前記第1のテーパ部のテーパ長に比較して長くなる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記第1のテーパ部と接続する前記端面側の第1の余長部と、
前記第2のテーパ部と接続する前記端面側の第2の余長部と、を有し、
前記第2の余長部は、
前記第2のテーパ部の前記端面側の導波路幅が前記第1のテーパ部の前記端面側の導波路幅に比較して狭くなる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記第1の余長部は、
前記第1の余長部の導波路長が前記第2の余長部の導波路長に比較して短くなる構造を有することを特徴とする請求項3に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記第2のテーパ部は、
前記端面側に配置された第3のテーパ部と、
前記第3のテーパ部と光接続する第4のテーパ部とを有し、
前記第3のテーパ部は、
前記第3のテーパ部の前記端面に対するテーパ角が前記第4のテーパ部の前記端面に対するテーパ角に比較して小さくなる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記第1のエッジカプラは、
前記端面からの光を信号光として入力すると共に、
前記第2のエッジカプラは、
前記端面からの光を局発光として入力することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
前記第2のエッジカプラは、
前記端面からの偏波状態がTE(Transverse Electric)の光を入力することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項8】
受光する信号光を電気信号に変換する光受信器素子を備えた光受信器であって、
前記光受信器素子は、
偏波合分波器と接続され、端面と接する第1のエッジカプラと、
光ハイブリッド回路と接続され、前記端面と接する第2のエッジカプラと、
前記端面からの光を導波する、前記第1のエッジカプラに含まれる第1のテーパ部と、
前記端面からの光を導波する、前記第2のエッジカプラに含まれる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2のテーパ部は、
前記第2のテーパ部の前記端面に対するテーパ角が前記第1のテーパ部の前記端面に対するテーパ角に比較して小さくなる構造を有することを特徴とする光受信器。
【請求項9】
電気信号に応じて導波する光を変調する光変調器素子と、
受光する受信光を電気信号に変換する光受信器素子と、
前記光変調器素子への電気信号を生成すると共に、前記光受信器素子からの前記電気信号を取得する信号処理部と、を有する光トランシーバであって、
前記光受信器素子は、
偏波合分波器と接続され、端面と接する第1のエッジカプラと、
光ハイブリッド回路と接続され、前記端面と接する第2のエッジカプラと、
前記端面からの光を導波する、前記第1のエッジカプラに含まれる第1のテーパ部と、
前記端面からの光を導波する、前記第2のエッジカプラに含まれる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2のテーパ部は、
前記第2のテーパ部の前記端面に対するテーパ角が前記第1のテーパ部の前記端面に対するテーパ角に比較して小さくなる構造を有することを特徴とする光トランシーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイス、光受信器及び光トランシーバに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
図11は、従来の光チップ100の一例を示す説明図である。図11に示す光チップ100は、例えば、デジタルコヒーレント機能の光受信器110を有する光ICチップである。光受信器110は、信号光を入力する信号光ポートに配置された第1のEC(Edge Coupler)111と、局発光を入力する局発光ポートに配置された第2のEC112と、PBS(Polarization Beam Splitter)113とを有する。光受信器110は、PR(Polarization Rotator)114と、第1の光ハイブリッド回路115Aと、第2の光ハイブリッド回路115Bと、第1~第4のPD(Photo Diode)116A~116Dと、第1~第4の出力ポート117A~117Dとを有する。例えば、第2のEC112と第1の光ハイブリッド回路115Aとの間、第2のEC112と第2の光ハイブリッド回路115Bとの間、第1のEC111とPBS113との間はSi導波路等の光導波路で接続している。
【0003】
信号光ポートの第1のEC111は、光チップ100内の側面端部であるチップ端面D11に形成され、例えば、信号光を入力する第1の光ファイバF11と接続するポートのECである。尚、信号光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ100のチップ端面D11に表出することになる。局発光ポートの第2のEC112は、光チップ100内のチップ端面D11に形成され、例えば、光源からの局発光を入力する第2の光ファイバF12と接続するポートのECである。尚、局発光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ100のチップ端面D11に表出することになる。
【0004】
PBS113は、第1のEC111から入力した信号光である受信光を直交する2つの偏波状態、例えば、TE(Transverse Electric)偏波であるX偏波成分及びTM(Transverse Magnetic)偏波であるY偏波成分の受信光に分離する。PBS113は、X偏波成分の受信光を第1の光ハイブリッド回路115Aに出力する。更に、PR114は、PBS113からのY偏波成分の受信光を90度偏波回転し、偏波回転後のY偏波成分の受信光に変換して第2の光ハイブリッド回路115Bに出力する。
【0005】
第1の光ハイブリッド回路115Aは、X偏波成分の受信光に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。尚、I成分は同相軸成分、Q成分は直交軸成分である。第1の光ハイブリッド回路115Aは、X偏波成分の受信光の内、I成分の光信号を第1のPD116Aに出力する。第1の光ハイブリッド回路115Aは、X偏波成分の受信光の内、Q成分の光信号を第2のPD116Bに出力する。
【0006】
第2の光ハイブリッド回路115Bは、Y偏波成分の受信光に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。第2の光ハイブリッド回路115Bは、Y偏波成分の受信光の内、I成分の光信号を第3のPD116Cに出力する。第2の光ハイブリッド回路115Bは、Y偏波成分の受信光の内、Q成分の光信号を第4のPD116Dに出力する。
【0007】
第1のPD116Aは、第1の光ハイブリッド回路115AからのX偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第1の出力ポート117Aに出力する。第2のPD116Bは、第1の光ハイブリッド回路115AからのX偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第2の出力ポート117Bに出力する。
【0008】
第3のPD116Cは、第2の光ハイブリッド回路115BからのY偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第3の出力ポート117Cに出力する。第4のPD116Dは、第2の光ハイブリッド回路115BからのY偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第4の出力ポート117Dに出力する。
【0009】
図12は、光チップ100内のEC部位の一例を示す平面模式図である。図12に示すEC部位は、光ファイバのコアCと光結合する基板型光導波路素子の部位である。EC部位は、信号光ポートの第1のEC111と、局発光ポートの第2のEC112と、を有する。受信光はTE光及びTM光を含むため、第1のEC111では、TE光及びTM光が導波されることになる。局発光はTE光であるため、第2のEC112では、TE光が導波されることになる。尚、第2のEC112は、第1のEC111と同一の構成であるため、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0010】
第1のEC111は、SiO
2
等で形成されたクラッド121と、クラッド121で被覆された、例えば、Si
3
N
4
(以下、単に、SiN(Silicon Nitride)と称する)等で形成された第1の導波路122と、を有する。第1のEC111は、クラッド121で被覆された、例えば、Si等で形成された第2の導波路123と、第1の導波路122と第2の導波路123との間で光が断熱的に光遷移する断熱変換部124と、を有する。更に、第1のEC111は、第1の導波路122のチップ端面D11までの導波路幅が徐々に狭くなる構造を有する逆テーパ部125を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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