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公開番号2025026683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024216869,2021546984
出願日2024-12-11,2020-09-18
発明の名称LBM、CPC、OPC、それらの調製方法及び品質管理方法、キット、移植材料並びに疾患モデル
出願人国立大学法人 岡山大学,国立大学法人京都大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C12N 5/077 20100101AFI20250214BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】高効率及び高純度で目的とする骨組織又は軟骨組織を産生することができる肢芽間葉系細胞集団、骨芽前駆細胞集団又は軟骨前駆細胞集団、それらの調製方法、それらの品質管理方法を提供すること。
【解決手段】哺乳類の側板中胚葉細胞由来であり、かつ、PRRX1タンパク質陽性である、肢芽間葉系細胞集団。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
PRRX1陽性、CD90陽性及びCD140B陽性の条件を満たすシングルピークの細胞集団から構成される、ヒト軟骨前駆細胞集団。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
CD90陽性及びCD140B陽性からなる群から選ばれる少なくとも1種の条件を満たさない細胞を実質的に含まない、請求項1に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項3】
前記ヒト軟骨前駆細胞集団が、PRRX1陽性、CD44陽性、CD140B陽性及びCD49f陰性の条件を満たすシングルピークのヒト肢芽間葉系細胞集団から誘導されてなる、請求項1又は2に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項4】
前記ヒト軟骨前駆細胞集団が、PRRX1陽性、CD44陽性、CD140B陽性、CD49f陰性、CD99陽性、CD9陰性及びCD57陰性の条件を満たすシングルピークのヒト肢芽間葉系細胞集団から誘導されてなる、請求項1又は2に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項5】
前記ヒト軟骨前駆細胞集団が、PRRX1陽性、CD44陽性、CD140B陽性及びCD49f陰性の条件を満たすシングルピークのヒト肢芽間葉系細胞集団から誘導されてなり、かつ、前記ヒト肢芽間葉系細胞集団におけるCD44陽性、CD140B陽性及びCD49f陰性の条件を全て満たさない細胞の割合が5%以下である、請求項1又は2に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項6】
前記ヒト軟骨前駆細胞集団が、PRRX1陽性、CD44陽性、CD140B陽性及びCD49f陰性の条件を満たすシングルピークのヒト肢芽間葉系細胞集団から誘導されてなり、かつ、前記ヒト肢芽間葉系細胞集団がCD44陽性、CD140B陽性及びCD49f陰性の条件を全て満たさない細胞を実質的に含まない、請求項1又は2に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項7】
凍結保存された請求項1又は2に記載のヒト軟骨前駆細胞集団。
【請求項8】
ヒト軟骨前駆細胞がCD90陽性及びCD140B陽性の条件を満たすか否かを判定する工程を含む、ヒト軟骨前駆細胞集団の品質管理方法。
【請求項9】
以下の(i)~(iv)を含むヒトの多能性幹細胞から請求項1~7のいずれか1項に記載のヒト軟骨前駆細胞集団に誘導するためのキット:
(i) 多能性幹細胞から原始線条細胞に誘導するための培地
(ii) 原始線条細胞から側板中胚葉細胞に誘導するための培地
(iii) 側板中胚葉細胞から肢芽間葉系細胞に誘導するための培地
(iv) 肢芽間葉系細胞を拡大培養し、ヒト軟骨前駆細胞集団に誘導するための培地
【請求項10】
請求項1~7のいずれか1項に記載のヒト軟骨前駆細胞集団又は前記ヒト軟骨前駆細胞集団から分化誘導されたヒト軟骨細胞もしくは軟骨組織を含む移植材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2019年9月18日に出願された、日本国特許出願第2019-169278号明細書、2020年3月31日に出願された、日本国特許出願第2020-62441号明細書(それらの開示全体が参照により本明細書中に援用される)に基づく優先権を主張する。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
本発明は、肢芽間葉系細胞集団、軟骨前駆細胞集団、骨芽前駆細胞集団、それらの調製方法及び品質管理方法、、移植材料並びに疾患モデルに関する。
【0003】
本明細書において、「CPC」は軟骨前駆細胞又は軟骨前駆細胞集団の意味で使用され、「LBM」は肢芽間葉系細胞又は肢芽間葉系細胞集団の意味で使用される。「OPC」は骨芽前駆細胞又は骨芽前駆細胞集団の意味で使用される。また、「PRRX1陽性」をPRRX1
high
と記載することがあり、「PRRX1陰性」をPRRX1
low
と記載することがある。
【背景技術】
【0004】
体性幹細胞の一つである間葉系幹細胞は骨芽細胞や軟骨細胞といった細胞への分化能を有した細胞であり、再生医療への応用も考慮されているが、分化誘導効率の低さや自己増殖能の制限が難点となっている。また多能性幹細胞を用いた従来の分化誘導方法は、目的とする組織細胞へ直接誘導することに焦点を置いているが、その誘導効率と品質の低さが問題視されている(非特許文献1及び2)。
【0005】
また、骨芽細胞又は軟骨細胞の質が悪いと得られる骨組織、軟骨組織の質が低下し、生体内に移植することができなくなる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Stem Cell Reports. 2015 Mar 10;4(3):404-18.
Nat Biotechnol. 2015 Jun;33(6):638-45.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、高効率及び高純度で目的とする骨組織又は軟骨組織を産生することができる肢芽間葉系細胞集団、骨芽前駆細胞集団又は軟骨前駆細胞集団、それらの調製方法、それらの品質管理方法を提供することを1つの目的とする。
【0008】
また、本発明は、哺乳類の多能性幹細胞から前記肢芽間葉系細胞集団、骨芽前駆細胞集団、軟骨前駆細胞集団またはそれから誘導可能な軟骨細胞もしくは軟骨組織を得るためのキットを提供することをもう1つの目的とする。
【0009】
さらに、本発明は、骨または軟骨に関連する疾患を治療するための移植材料を提供することをもう1つの目的とする。
【0010】
さらに、本発明は、骨または軟骨に関連する疾患モデルを提供することをもう1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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