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公開番号2025026374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024127934
出願日2024-08-02
発明の名称交渉を実施するためのシステム、交渉を実施するための方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250214BHJP(計算;計数)
要約【課題】交渉を実施するためのシステム、交渉を実施するための方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】交渉を実施するためのシステム指示を記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータ可読媒体に接続されたプロセッサとを備える。プロセッサは、所定の条件が満たされない限り、当事者が交渉中に提案を繰り返すことを防止し、所定の条件が満たされたことに応答して、交渉が終了するまで提案を繰り返し続けることを当事者に要求するための指示を実行するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
指示を記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体と、
前記コンピュータ可読媒体に接続されたプロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
所定の条件が満たされない限り、当事者が交渉中に提案を繰り返すことを防止し、
前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求する
ための前記指示を実行するように構成される、
交渉を実施するためのシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記所定の条件は、前記当事者に対するすべての受諾可能な提案が発行されていることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記提案を受信し、
前記提案が有効であるかどうかを決定し、
前記提案が有効であるという決定に応答して、前記提案に対する応答を生成する
ための前記指示を実行するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記提案が前記交渉中の前記当事者からの以前の提案と一致するかどうかに基づいて、前記提案が有効であるかどうかを決定するための前記指示を実行するようにさらに構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記提案が妥当な提案であることに応答して、受諾を含む前記提案に対する前記応答を生成し、
前記提案が不適切な提案であることに応答して、対案を含む前記提案に対する前記応答を生成する
ための前記指示を実行するように構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
交渉におけるすべての当事者が前記提案を受諾するかどうかを決定し、
前記交渉におけるすべての当事者よりも少ない当事者が前記提案を受諾するという決定に応答して、前記提案とは異なる第2の提案を生成する
ための前記指示を実行するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記交渉におけるすべての当事者が繰り返しの提案を発行したかどうかを決定し、
前記交渉におけるすべての当事者が繰り返しの提案を発行したという決定に応答して、受諾なしに前記交渉を終了する
ための前記指示を実行するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
所定の条件が満たされない限り、当事者が交渉中に提案を繰り返すことを防止することと、
前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求することと
を含む、交渉を実施するための方法。
【請求項9】
前記所定の条件は、前記当事者に対するすべての受諾可能な提案が発行されていることを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
所定の条件が満たされない限り、当事者が前記交渉中に提案を繰り返すことを防止し、
前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求する
ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、交渉プロトコル、交渉方法、および実施するためのシステムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
インターネットを使用した商取引の増加に伴い、自律交渉も増加している。自律交渉は、当事者間の合意に達することを試みるために、人間の交渉者の代わりに人工知能(AI)を利用する。AIは、相手からの提案を評価し、次いで提案に対する応答を決定するために使用される。場合によっては、応答は、対案(反対提案)である。場合によっては、応答は、提案の受諾である。場合によっては、応答は、交渉を終了することである。
【0003】
いくつかのアプローチでは、AI交渉器(交渉者、ナゴシエータ)は、交渉の開始前にユーザの嗜好および優先順位で完全に訓練される。いくつかのアプローチでは、AI交渉器は、交渉の開始時にユーザの嗜好および優先順位に関するいくつかの小さな不確実性を含む。いくつかのアプローチでは、AI交渉器は、ユーザの嗜好および優先順位の不確実性を低減するために、クエリをユーザに提出することができる。しかし、クエリは、選択肢の間のユーザの嗜好を尋ねることなく、特定のパラメータがユーザにとってどれだけ価値があるかを問い合わせるだけである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
交渉の有用性の改善が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様は、指示を記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体と、前記コンピュータ可読媒体に接続されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、所定の条件が満たされない限り、当事者が交渉中に提案を繰り返すことを防止し、前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求するための前記指示を実行するように構成される、交渉を実施するためのシステムである。
【0006】
本開示の第2の態様は、所定の条件が満たされない限り、当事者が交渉中に提案を繰り返すことを防止することと、前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求することとを含む、交渉を実施するための方法である。
【0007】
本開示の第3の態様は、所定の条件が満たされない限り、当事者が前記交渉中に提案を繰り返すことを防止し、前記所定の条件が満たされたことに応答して、前記交渉が終了するまで前記提案を繰り返し続けることを前記当事者に要求することをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の態様は、添付の図と併せて読むと、以下の詳細な説明から最もよく理解される。業界の標準的な慣行に従って、様々な特徴は縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。実際、様々な特徴の寸法は、説明を明確にするために任意に拡大または縮小されることがある。
いくつかの実施形態による、交渉の概略図である。
いくつかの実施形態による、交渉プロトコルのフローチャートである。
いくつかの実施形態による、提案有効性を決定する方法のフローチャートである。
いくつかの実施形態による、提案選択の方法のフローチャートである。
いくつかの実施形態による、自動化交渉に付随するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の図である。
いくつかの実施形態による、他の交渉プロトコルと比較した交渉プロトコルの性能のグラフである。
いくつかの実施形態による、交渉を実施するためのシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の開示は、提供される主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態または例を提供する。以下、本開示を簡略化するために、構成要素、値、動作、材料、配置などの具体的な例を説明する。もちろん、これらは単なる例であり、限定することを意図するものではない。他の構成要素、値、動作、材料、配置なども考えられる。例えば、以下の説明における第2の特徴の上側または上の第1の特徴の形成は、第1および第2の特徴が直接接触して形成される実施形態を含むことができ、第1および第2の特徴が直接接触しないように、追加の特徴が第1および第2の特徴の間に形成され得る実施形態も含むことができる。加えて、本開示は、様々な例において参照番号および/または文字を繰り返すことができる。この繰り返しは、単純化および明確化のためのものであり、それ自体は、説明した様々な実施形態および/または構成の間の関係を規定するものではない。
【0010】
自動化システムを利用する交渉は、複数の利害関係者間の解決策に達する速度を高めるために使用される。利害関係者の各々は、交渉の結果の値または効用関数を最大化しようとする。しかし、いくつかの交渉プロトコルのインセンティブ参加者は、交渉アプローチのために、交渉の期間または交換される提案(オファー(offer))の最大数などの期限まで提案を継続的に繰り返す。一部の交渉は、既に拒否された最適な提案を繰り返す交渉期間の70%~80%を浪費する。交渉における他方当事者はこの共通方針を知っているので、交渉における当事者の各々は、交渉の終わり近くまでより低い有用性の提案を行うインセンティブを欠いている。交渉が失敗するリスクが近づくまで、すなわち、交渉が期限に近づくまで、提案の繰り返しを許容する交渉プロトコルは、交渉の各当事者がその当事者にとって最も有利な提案を繰り返すインセンティブを生成する。このインセンティブ付きの提案の繰り返しは、場合によっては双方当事者に対する交渉の全体的な有用性を低下させる。すなわち、必ず拒否される提案を継続的に行うことは、交渉を進めるにはほとんど役に立たず、その後、交渉の終わり近くで合意に達するために急ぐことは、交渉における当事者の各々についてより高い有用性の結果を見つけようとより完全に試みるために、交渉の結果空間(outcome space)を探索する能力を妨げる。
(【0011】以降は省略されています)

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