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公開番号2025025649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130628
出願日2023-08-10
発明の名称アンテナ、アレイアンテナ、半導体チップ、及び、無線装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H01Q 13/08 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化の実現が可能なアンテナ、アレイアンテナ、半導体チップ、及び、無線装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかるアンテナは、半導体基板と、半導体基板の主面上に形成された第1配線層と、第1配線層に積層された絶縁膜からなる絶縁層と、絶縁層に積層された第2配線層と、を備え、半導体基板の主面のうち第1領域の一部を覆うように、第1配線層に形成された第1グランドパタンと、上面視して、第1グランドパタンの外周辺の一部と外周辺の一部が重なるように、且つ、第1グランドパタンと重なる部分が集積回路から延在する第1信号配線に電気的に接続されるように、第2配線層に形成された第2グランドパタンと、を有し、第1グランドパタンと第2グランドパタンとは、上面視したときの第1グランドパタンと第2グランドパタンとの重複領域から、半導体基板の端部領域に進むほど、乖離するように形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板の主面上に形成された第1配線層と、
前記第1配線層に積層された絶縁膜からなる絶縁層と、
前記絶縁層に積層された第2配線層と、
を少なくとも備えたアンテナであって、
前記半導体基板の主面のうち第1領域の一部を覆うように、前記第1配線層に形成された第1グランドパタンと、
上面視して、前記第1グランドパタンの外周辺の一部と外周辺の一部が重なるように、且つ、前記第1グランドパタンと重なる部分が集積回路から延在する第1信号配線に電気的に接続されるように、前記第2配線層に形成された第2グランドパタンと、
を有し、
前記第1グランドパタンと前記第2グランドパタンとは、上面視したときの前記第1グランドパタンと前記第2グランドパタンとの重複領域から、前記半導体基板の端部領域に進むほど、乖離するように形成されている、
アンテナ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記半導体基板の主面には、前記集積回路の形成領域と前記第1領域との間に第2領域がさらに設けられ、
前記第2領域を覆うように、前記第1配線層に形成された第3グランドパタンと、
前記第1信号配線と、上面視して前記第1グランドパタンと重なる前記第2グランドパタンの部分と、を接続するように、前記第2配線層に形成された第2信号配線と、
をさらに備えた、
請求項1に記載のアンテナ。
【請求項3】
前記第1領域と前記第2領域との境界部分において、前記第2グランドパタンと前記第3グランドパタンとを電気的に接続するビアをさらに備えた、
請求項2に記載のアンテナ。
【請求項4】
上面視して、前記第2グランドパタンと前記第3グランドパタンとの間には空隙が形成されている、
請求項3に記載のアンテナ。
【請求項5】
前記空隙の、前記第2信号配線と前記第2グランドパタンとの接続点から、前記第2グランドパタンと前記第3グランドパタンとの接続点まで、の長さが、無線信号の1/4波長である、
請求項4に記載のアンテナ。
【請求項6】
アレイ状に配置された複数のアンテナ素子を備え、
前記複数のアンテナ素子のそれぞれは、請求項1に記載のアンテナである、
アレイアンテナ。
【請求項7】
請求項1に記載のアンテナと、
前記半導体基板上に形成された集積回路と、
を備えた、半導体チップ。
【請求項8】
プリント基板と、
プリント基板上に形成されたグランド層と、
前記グランド層において、前記プリント基板の端部からはみ出すようにして設けられた、請求項7に記載の半導体チップと、
を備えた無線装置。
【請求項9】
請求項6に記載のアレイアンテナと、
前記半導体基板上に形成された集積回路と、
を備えた、半導体チップ。
【請求項10】
プリント基板と、
プリント基板上に形成されたグランド層と、
前記グランド層において、前記プリント基板の端部からはみ出すようにして設けられた、請求項9に記載の半導体チップと、
を備えた無線装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンテナ、アレイアンテナ、半導体チップ、及び、無線装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ミリ波やサブテラヘルツ波を用いて大容量通信を行うのに用いられるアンテナは、高周波通信の実現のため、構造上の大きさが小さくなるように設計される必要があるが、アンテナの小型化には限界があり、実装が困難になりつつある。また、チップから信号線路を通じてアンテナに給電される際の電力損失も無線信号の周波数が高くなるにつれて大きくなる。このような問題に対する解決策は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1では、半導体チップ上にアンテナが形成されている。それにより、アンテナのさらなる小型化が可能になり、電力損失の低減も可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2011/078061号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたアンテナの構造に限られず、引き続き、ミリ波やサブテラヘルツ波を用いて大容量通信を行うのに用いられるアンテナの小型化が求められている。
【0006】
本開示の目的の一つは、上述した課題を解決するアンテナ、アレイアンテナ、半導体チップ、及び、無線装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様にかかるアンテナは、半導体基板と、前記半導体基板の主面上に形成された第1配線層と、前記第1配線層に積層された絶縁膜からなる絶縁層と、前記絶縁層に積層された第2配線層と、を少なくとも備えたアンテナであって、前記半導体基板の主面のうち第1領域の一部を覆うように、前記第1配線層に形成された第1グランドパタンと、上面視して、前記第1グランドパタンの外周辺の一部と外周辺の一部が重なるように、且つ、前記第1グランドパタンと重なる部分が集積回路から延在する第1信号配線に電気的に接続されるように、前記第2配線層に形成された第2グランドパタンと、を有し、前記第1グランドパタンと前記第2グランドパタンとは、上面視したときの前記第1グランドパタンと前記第2グランドパタンとの重複領域から、前記半導体基板の端部領域に進むほど、乖離するように形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、小型化の実現が可能なアンテナ、アレイアンテナ、半導体チップ、及び、無線装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示にかかるアンテナが搭載された半導体チップの構成例を示す上面図である。
本開示にかかるアンテナのうちマイクロストリップ線路が形成される領域のより詳細な構成例を示す上面図及び断面図である。
本開示にかかるアンテナのうちスロット線路が形成される領域のより詳細な構成例を示す上面図及び断面図である。
本開示にかかるアンテナの変形例が搭載された半導体チップの構成例を示す上面図である。
本開示にかかる半導体チップが適用された無線装置の構成例を示す上面図である。
本開示にかかる半導体チップが適用された無線装置の構成例を示す側面図である。
本開示にかかるアンテナの電界強度の3D解析結果を示す図である。
本開示にかかるアンテナの、プリント基板に取り付けられた状態での電界強度の解析結果を示す図である。
本開示にかかるアンテナの、プリント基板に取り付けられていない状態での電界強度の解析結果を示す図である。
本開示にかかるアンテナが搭載された半導体チップの構成例を示す上面図である。
本開示にかかる半導体チップが適用された無線装置の構成例を示す上面図である。
本開示にかかるアンテナの電界強度の解析結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態1>
図1は、本開示にかかるアンテナ10が搭載された半導体チップ1の構成例を示す上面図である。図2は、アンテナ10のうちマイクロストリップ線路が形成される領域1aのより詳細な構成例を示す上面図及び断面図である。図2の上図は、領域1aの上面図を示し、図2の下図は、領域1aの上面図のII-II部分の断面図を示している。なお、図2の上面図では、絶縁層M2に形成された絶縁膜103aは省略されている。図3は、アンテナ10のうちスロット線路が形成される領域1bのより詳細な構成例を示す上面図及び断面図である。図3の上図は、領域1bの上面図を示し、図3の下図は、領域1bの上面図のIII-III部分の断面図を示している。なお、図3の上面図では、絶縁層M2に形成された絶縁膜103bは省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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