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公開番号2025022562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127252
出願日2023-08-03
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類G06F 9/50 20060101AFI20250206BHJP(計算;計数)
要約【課題】 待ち時間とクラウドコストとのトレードオフの関係を改善することにある。
【解決手段】 情報処理装置は、サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出する算出部と、クラウド適正値に応じて、スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定する決定部と、を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出する算出手段と、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定する決定手段と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記算出手段は、前記指標が、前記全てのジョブの数である場合、前記全てのジョブの数を前記コストで除算してクラウド適正値を算出し、
前記決定手段は、前記クラウド適正値と、あらかじめ設定された第一の閾値とに基づいて、前記スケジュール対象のジョブを前記クラウドにオフロードするか否かを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記算出手段は、前記指標が、前記全てのジョブが要求するリソース量の総和である場合、前記全てのジョブが要求する前記リソース量の総和を前記コストで除算してクラウド適正値を算出し、
前記決定手段は、前記クラウド適正値と、あらかじめ設定された第二の閾値とに基づいて、前記スケジュール対象のジョブを前記クラウドにオフロードするか否かを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記算出手段は、前記指標が、前記全てのジョブの数である場合、前記全てのジョブの数を、前記スケジュール対象のジョブが要求するリソース量で除算してクラウド適正値を算出する
前記決定手段は、前記クラウド適正値と、あらかじめ設定された第三の閾値とに基づいて、前記スケジュール対象のジョブを前記クラウドにオフロードするか否かを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記算出手段は、前記指標が、前記全てのジョブが要求するリソース量の総和である場合、前記全てのジョブが要求する前記リソース量の総和を、前記スケジュール対象のジョブが要求するリソース量で除算してクラウド適正値を算出する
前記決定手段は、前記クラウド適正値と、あらかじめ設定された第四の閾値とに基づいて、前記スケジュール対象のジョブを前記クラウドにオフロードするか否かを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記リソース量は、前記ジョブそれぞれに含まれる、要求したサーバの数と、要求したジョブの処理に必要な時間とを乗算した値である
請求項3から5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置が、
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出し、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定する、
情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出させ、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定させる、
命令を含むプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クラウドバーストを利用する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
HPC(High Performance Computing)システムに含まれるサーバの負荷が高い場合(高負荷の場合)、ジョブの投入から処理開始までの待ち時間が長時間になることがある。そこで待ち時間を短縮するための技術としてクラウドバーストなどの技術が開示されている。クラウドバーストでは、例えば、HPCシステムと通信可能なクラウドに含まれる空きサーバを用いてジョブが実行できるか否かを判定し、判定できる場合、空きサーバで当該ジョブの処理を実行させる。
【0003】
関連する技術として引用文献1には、インスタンスを移行させる候補となるバースト可能インスタンスを適切に推奨するバースト可能インスタンス推奨装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-197039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
HPCシステムのサーバの待ち時間の平均を短くするためには、クラウドに多くの処理をさせればよい。しかしながら、クラウドに多くの処理をさせた場合、クラウドコストが増加することになる。すなわち、待ち時間の平均とクラウドコストとはトレードオフの関係にある。
【0006】
なお、上述した引用文献1などの技術は、待ち時間の平均とクラウドコストとのトレードオフの関係を改善するものではない。
【0007】
本開示の目的の一例は、待ち時間の平均とクラウドコストとのトレードオフの関係を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における情報処理装置は、
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出する算出部と、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定する決定部と、
を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における情報処理方法は、
情報処理装置が、
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出し、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定する、
ことを特徴とする。
【0010】
さらに、上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
サーバに割当前のスケジュール待ちの全てのジョブの量を表す指標と、スケジュール対象のジョブに対するクラウドを利用した際のコストと、を用いてクラウド適正値を算出させ、
前記クラウド適正値に応じて、前記スケジュール対象のジョブをクラウドにオフロードするか否かを決定させる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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