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公開番号2025018751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122734
出願日2023-07-27
発明の名称制御装置、量子アニーリングシステム、制御方法およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H10N 60/12 20230101AFI20250130BHJP()
要約【課題】カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリングにおいて、3つ以上のカー非線形パラメトリック発振器が相互作用している場合でも、解を得られるようにする。
【解決手段】制御装置が、カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置の、ポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数の値を、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数の最大値と、カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、カー非線形を表す定数であるカー係数とに基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定する設定手段と、前記設定手段による設定に基づいて前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記カー非線形パラメトリック発振器を備えている量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段
を備える制御装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記ポンプ定数の値は、前記相互作用個数定数pと、前記カー係数Kと、前記相互作用強度定数Jとに基づく
TIFF
2025018751000034.tif
22
170
の値、またはそれよりも大きい値に設定されている、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記ポンプ定数の値は、前記カー係数Kと、前記相互作用強度定数Jと、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数の最大値pとに基づく
TIFF
2025018751000035.tif
19
170
の値、またはそれよりも大きい値に設定されている、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記実行制御手段は、ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させる、
請求項1から3の何れか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
カー非線形パラメトリック発振器の、ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させるように、前記カー非線形パラメトリック発振器を備えている量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段
を備える制御装置。
【請求項6】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置と、制御装置とを備え、
前記制御装置は、
相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段
を備える
量子アニーリングシステム。
【請求項7】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御する制御装置が、
相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる
ことを含む制御方法。
【請求項8】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御する制御装置が、ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させるように、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる、
ことを含む制御方法。
【請求項9】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御するコンピュータに、
前記量子アニーリング装置の、ポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数の値を、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数の最大値と、カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、カー非線形を表す定数であるカー係数とに基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定することと、
設定に基づいて前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせることと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項10】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御するコンピュータに、
ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させるように、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせること、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、量子アニーリングシステム、制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
量子コンピューティングに用いられるデバイスの1つにカー非線形パラメトリック発振器がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-073106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリングにおいて、3つ以上のカー非線形パラメトリック発振器が相互作用している場合でも、解を得られることが好ましい。
【0005】
本発明の目的の一例は、上述の課題を解決することのできる制御装置、量子アニーリングシステム、制御方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、制御装置は、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記カー非線形パラメトリック発振器を備えている量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段を備える。
【0007】
本発明の第2の態様によれば、制御装置は、カー非線形パラメトリック発振器の、ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させるように、前記カー非線形パラメトリック発振器を備えている量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段を備える。
【0008】
本発明の第3の態様によれば、量子アニーリングシステムは、カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置と、制御装置とを備え、前記制御装置は、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる実行制御手段を備える。
【0009】
本発明の第4の態様によれば、制御方法は、カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御する制御装置が、相互作用するカー非線形パラメトリック発振器の個数を示す定数であり、3個またはそれよりも大きい個数に設定されている相互作用個数定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器の相互作用の強さを示す定数である相互作用強度定数と、前記カー非線形パラメトリック発振器のカー非線形性を示す定数であるカー係数と、前記相互作用個数定数、前記相互作用強度定数、および、前記カー係数に基づいて定まる値、またはそれよりも大きい値に設定されている、前記カー非線形パラメトリック発振器のポンプ強度の初期値に関する定数であるポンプ定数とに基づいて、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせることを含む。
【0010】
本発明の第5の態様によれば、制御方法は、カー非線形パラメトリック発振器を用いた量子アニーリング装置を制御する制御装置が、ポンプ強度を0としたまま、離調の値を減少させ始めた後、前記ポンプ強度を0から増加させるように、前記量子アニーリング装置を制御して量子アニーリングを行わせる、ことを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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