TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022329
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126778
出願日
2023-08-03
発明の名称
最適化装置、最適化方法および最適化プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06N
10/60 20220101AFI20250206BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 アニーリングを用いた最適化において段階的な最適解を得ることができる最適化装置を提供する。
【解決手段】最適化装置80は、アニーリング手段81を備えている。アニーリング手段81は、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化装置であって、
アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング手段を備え、
前記アニーリング手段は、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行する
ことを特徴とする最適化装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
複数回の求解により得られた最適解を、当該最適解が得られた順に出力する出力手段を備えた
請求項1記載の最適化装置。
【請求項3】
アニーリング手段は、過去のn-1回目までの求解において既に得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内の解が選ばれた場合にペナルティが与えられる制約式を追加したハミルトニアンを用いて、n回目の求解を実行する
請求項1または請求項2記載の最適化装置。
【請求項4】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化装置であって、
アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング手段と、
スピンの組を説明変数とし、当該スピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習する学習手段とを備え、
前記アニーリング手段は、前記目的関数モデルを含むハミルトニアンを用いて前記アニーリングによる求解を実行し、前記目的関数モデルの学習と前記アニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行い、
前記アニーリング手段は、n回目の前記最適化計算において、n-1回目までの前記最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように前記アニーリングによる求解を実行する
ことを特徴とする最適化装置。
【請求項5】
学習手段は、アニーリングによる求解で得られた解を前記ブラックボックス関数に適用して新たな学習データを作成し、生成された学習データを用いた機械学習により目的関数モデルを学習する
請求項4記載の最適化装置。
【請求項6】
アニーリング手段は、n回目の最適化計算において、n-1回目までの最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内の解が選ばれた場合にペナルティが与えられる制約式を追加したハミルトニアンを用いて、求解を実行する
請求項4または請求項5記載の最適化装置。
【請求項7】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化方法であって、
アニーリングによる求解を複数回実行し、
前記アニーリングの際、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行する
ことを特徴とする最適化方法。
【請求項8】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化方法であって、
スピンの組を説明変数とし、当該スピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習し、
前記目的関数モデルを含む目的関数を用いてアニーリングによる求解を実行し、
前記目的機関数モデルの学習と前記アニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行い、
n回目の前記最適化計算において、n-1回目までの前記最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように前記アニーリングによる求解を実行する
ことを特徴とする最適化方法。
【請求項9】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解くコンピュータに適用される最適化プログラムであって、
前記コンピュータに、
アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング処理を実行させ、
前記アニーリング処理で、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行させる
ための最適化プログラム。
【請求項10】
組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解くコンピュータに適用される最適化プログラムであって、
前記コンピュータに、
アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング処理、および、
スピンの組を説明変数とし、当該スピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習する学習処理を実行させ、
前記アニーリング処理で、前記目的関数モデルを含む目的関数を用いて前記アニーリングによる求解を実行させ、前記目的関数モデルの学習と前記アニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行わせ、
前記アニーリング処理で、n回目の前記最適化計算において、n-1回目までの前記最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように前記アニーリングによる求解を実行させる
ための最適化プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化装置、最適化方法および最適化プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
組み合わせ最適化問題における目的関数の最適値を、量子アニーリングを用いて求めることが一般に行われている。例えば、特許文献1には、回帰モデルを構築する情報処理装置が記載されている。特許文献1に記載された情報処理装置では、最適解演算部が、量子アニーリングを用いて回帰モデルから最適解を求める。
【0003】
なお、非特許文献1には、放射冷却材料の所望の放射強度を与える素材の配置を決定する方法として、ブラックボックス最適化問題に量子アニーリングを用いる方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-003484号公報
【非特許文献】
【0005】
Koki Kitai, et. al., "Designing metamaterials with quantum annealing and factorization machines", PHYSICAL REVIEW RESEARCH 2, 013319 (2020)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、用途によっては、目的関数の最適値が得られる最適解だけでなく、次善の最適解、さらに次善の最適解のように、段階的に最適解が要求される場合がある。しかし、そのような段階的な最適解を得ることは一般には困難である。
【0007】
そこで、本開示では、アニーリングを用いた最適化において段階的な最適解を得ることができる最適化装置、最適化方法および最適化プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示による最適化装置は、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化装置であって、アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング手段を備え、アニーリング手段が、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行することを特徴とする。また、本開示による他の最適化装置は、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化装置であって、アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング手段と、スピンの組を説明変数とし、そのスピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習する学習手段とを備え、アニーリング手段が、目的関数モデルを含むハミルトニアンを用いてアニーリングによる求解を実行し、目的関数モデルの学習とアニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行い、アニーリング手段が、n回目の最適化計算において、n-1回目までの最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するようにアニーリングによる求解を実行することを特徴とする。
【0009】
本開示による最適化方法は、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化方法であって、アニーリングによる求解を複数回実行し、アニーリングの際、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行することを特徴とする。また、本開示による他の最適化方法は、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解く最適化方法であって、スピンの組を説明変数とし、そのスピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習し、目的関数モデルを含む目的関数を用いてアニーリングによる求解を実行し、目的機関数モデルの学習とアニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行い、n回目の最適化計算において、n-1回目までの最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するようにアニーリングによる求解を実行することを特徴とする。
【0010】
本開示による最適化プログラムは、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解くコンピュータに適用される最適化プログラムであって、コンピュータに、アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング処理を実行させ、アニーリング処理で、n回目の求解において、n-1回目までの求解で得られた最適解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するように求解を実行させることを特徴とする。また、本開示による他の最適化プログラムは、組み合わせ最適化問題をアニーリングにより解くコンピュータに適用される最適化プログラムであって、コンピュータに、アニーリングによる求解を複数回実行するアニーリング処理、および、スピンの組を説明変数とし、そのスピンの組をブラックボックス最適化問題を表わすブラックボックス関数に適用して得られる値を目的変数とする学習データを用いた機械学習により、スピンの多項式で表わされた目的関数モデルを学習する学習処理を実行させ、アニーリング処理で、目的関数モデルを含む目的関数を用いてアニーリングによる求解を実行させ、目的関数モデルの学習とアニーリングによる求解とを繰り返し行う最適化計算を複数回行わせ、アニーリング処理で、n回目の最適化計算において、n-1回目までの最適化計算で得られた最良解を示すスピンの組との距離が所定の範囲内のスピンの組を、探索範囲から除外するようにアニーリングによる求解を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
情報提示方法
23日前
個人
プログラム
22日前
個人
自動精算システム
1か月前
個人
アカウントマップ
16日前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
プログラム
15日前
個人
売買システム
1か月前
個人
管理サーバ
1か月前
個人
市場受発注システム
29日前
個人
発想支援方法及びシステム
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
学習装置及び推論装置
15日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
案件管理装置および端末装置
2日前
個人
分類処理プログラム及び方法
26日前
個人
VRによる人体各部位の立体化
1か月前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
1か月前
富士通株式会社
金融システム
23日前
株式会社発明屋
電池指向の構造設計
9日前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
10日前
富士通株式会社
プロセッサ
8日前
株式会社プレニーズ
仲介システム
16日前
トヨタ自動車株式会社
情報通知方法
29日前
ブラザー工業株式会社
無線通信装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
作業管理装置
29日前
個人
情報処理装置およびプログラム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
1か月前
村田機械株式会社
人員配置システム
26日前
富士通株式会社
予測
1日前
個人
販売支援システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
習熟度判定装置
1か月前
合同会社IPマネジメント
料金収受システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
生成装置
23日前
大王製紙株式会社
RFIDタグ
1か月前
NISSHA株式会社
入力装置
26日前
AICRO株式会社
情報処理システム
29日前
続きを見る
他の特許を見る