TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025026350
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024115714
出願日
2024-07-19
発明の名称
太陽電池及びその製造方法
出願人
横店集団東磁股ふん有限公司
代理人
TRY国際弁理士法人
主分類
H10F
10/166 20250101AFI20250214BHJP()
要約
【課題】太陽電池及びその製造方法である。
【解決手段】該太陽電池(100)の製造方法では、第1側のトンネル酸化物層(120)に非晶質シリコン層を形成し、拡散ドーピング処理によって第1過程でドープトポリシリコン層(130)を形成し、第2過程でドープトポリシリコン層にドープ酸化物層を形成する。ドープ酸化物層を形成した後、レーザードーピングプロセスにより第1側に選択的再ドーピングを行い、高濃度ドープ領域に選択的エミッタ電極を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
太陽電池の製造方法であって、
シリコン基板の第1側にトンネル酸化物層を形成する工程と、
前記トンネル酸化物層に非晶質シリコン層を形成する工程と、
非晶質シリコン層に対して拡散ドーピング処理を行う工程であって、前記非晶質シリコン層にドープトポリシリコン層と、前記ドープトポリシリコン層上にあるドープ酸化物層とが形成されるように、拡散チャンバーにドーピング源及び酸素源を注入し、前記非晶質シリコン層を加熱する第1過程と、前記ドーピング源の注入を停止し、そのまま酸素源を注入して、前記ドープ酸化物層の厚さを増加する第2過程と、を含む工程と、
レーザードーピングプロセスによって前記ドープトポリシリコン層に高濃度ドープ領域を形成する工程と、を含む
ことを特徴とする太陽電池の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記製造方法は、以下の特徴(1)~(2)の少なくとも一つに合致し、
(1)前記第1過程で、プロセス温度は820~880℃であり、
(2)前記第2過程で、プロセス温度は850~920℃である
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項3】
前記第2過程で、前記ドープ酸化物層の厚さを80~120nmとして制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項4】
前記製造方法は、以下の特徴(1)~(2)の少なくとも一つに合致し、
(1)前記トンネル酸化物層の厚さは0.5~2nmであり、
(2)前記非晶質シリコン層の厚さは15~40nmである
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項5】
前記製造方法は、以下の特徴(1)~(3)の少なくとも一つに合致し、
(1)前記レーザードーピングプロセスで用いられる光源波長は350~700nmであり、
(2)前記レーザードーピングプロセスで形成されたライトスポットの幅は60~120nmであり、
(3)前記高濃度ドープ領域のドープ濃度は2×10
20
atoms/cm
3
~2×10
21
atoms/cm
3
であり、
(4)前記高濃度ドープ領域のシート抵抗は10~25ohmである
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項6】
前記レーザードーピングプロセスの後、前記製造方法は、
熱酸化プロセスによって背面に熱酸化層を形成する工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項7】
前記製造方法は、以下の特徴(1)~(3)の少なくとも一つに合致し、
(1)前記熱酸化プロセスの温度は1000~1200℃であり、
(2)前記熱酸化プロセスの時間は4000~10000秒であり、
(3)前記熱酸化層の厚さは60~200nmである
ことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項8】
前記製造方法は、
前記シリコン基板の第2側にエミッタ電極を形成する工程であって、前記第2側が前第1側と対向して設けられる工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項9】
前記製造方法は、
前記高濃度ドープ領域に接触する第1電極を製造する工程、及び/または、
前記エミッタ電極に接触する第2電極を製造する工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項8に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項10】
太陽電池であって、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の製造方法で製造された
ことを特徴とする太陽電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、太陽光発電の技術分野に関し、特に太陽電池及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽光発電の技術分野で、TOPCon電池(トンネル酸化物層不動態化接触セル,Tunnel Oxide Passivated Contactcell)の前面は、一般的なPERC電池(エミッタ電極背面不動態化セル,Passivated Emitterand Rear Cell)と類似し、TOPCon電池の特徴としては、背面に一層のトンネル酸化物層が設けられ、トンネル酸化物層に一層のドープトポリシリコン層が設けられ、両者がともに不動態化接触構造を形成し、シリコンウェーハの背面に優れた界面不動態化を提供する。
【0003】
SE(SelectiveEmitter)プロセスは選択的エミッタ電極技術で、グリッドとシリコンウェーハとの接触位置で高濃度ドーピング(即ち高濃度ドーピング)を行い、電極以外の領域で低濃度ドーピング(即ち低濃度ドーピング)を行う技術である。選択的エミッタ電極技術は、一方で、シリコンウェーハとグリッドとの間の接触抵抗を低減させ、電池の直列抵抗を低下させることができ、他方で、低濃度ドーピング領域は、表面複合を低下させ、少数キャリアの寿命を延ばし、よって電池の短絡電流及び開回路電圧を向上させることができる。
【0004】
関連技術において、まず低濃度ドーピングの第1シリコン層を蒸着し、さらにこの上で、高濃度ドーピングの第2シリコン層を蒸着し、その後、メタライゼーションパターンに応じて非メタライゼーションパターン領域の第2シリコン層を除去する。第2シリコン層及び第1シリコン層は、本質的にいずれもシリコンであるが、相違としてはドープ濃度の違いのみであるため、第2シリコン層の除去に使用される方法に関係なく、プロセスウィンドウはいずれも制御しにくく、第1シリコン層も除去しやすく、シリコン基板を露出し、背面不動態化構造がなくなる。
【発明の概要】
【0005】
これにより、関連プロセスでシリコン層を除去し、シリコン基板を露出し、背面の不動態化構造を失うことが容易になる問題を解決する太陽電池及びその製造方法を提供する必要がある。
【0006】
太陽電池の製造方法であって、
シリコン基板の第1側にトンネル酸化物層を形成する工程と、
前記トンネル酸化物層に非晶質シリコン層を形成する工程と、
拡散ドーピング処理を行う工程であって、前記非晶質シリコン層にドープトポリシリコン層と、前記ドープトポリシリコン層上にあるドープ酸化物層とが形成されるように、前記拡散チャンバーにドーピング源及び酸素源を注入し、前記非晶質シリコン層を加熱する第1過程と、前記ドーピング源の注入を停止し、そのまま酸素源を注入して、前記ドープ酸化物層の厚さを増加する第2過程と、を含む工程と、
レーザードーピングプロセスによって前記ドープトポリシリコン層に高濃度ドープ領域を形成する工程と、を含む。
【0007】
一実施例において、前記製造方法は、下記の特徴(1)~(2)のうちの少なくとも一つに合致し、
(1)前記第1過程で、プロセス温度は820~880℃であり、
(2)前記第2過程で、プロセス温度は850~920℃である。
【0008】
一実施例において、前記製造方法は、下記の特徴(1)~(2)のうちの少なくとも一つに合致し、
(1)ドープトポリシリコン層のドープ濃度は1×10
20
atoms/cm
3
~3×10
21
atoms/cm
3
であり、ドープトポリシリコン層のドープ濃度は1×10
20
atoms/cm
3
~3×10
21
atoms/cm
3
であり、
(2)ドープトポリシリコン層のシート抵抗は25~45ohmである。
【0009】
一実施例において、前記第2過程で、前記ドープ酸化物層の厚さを80~120nmとして制御する。
【0010】
一実施例において、前記製造方法は、下記の特徴(1)~(2)のうちの少なくとも一つに合致し、
(1)前記トンネル酸化物層の厚さは0.5~2nmであり、
(2)前記非晶質シリコン層の厚さは15~40nmである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
集積回路
5日前
個人
集積回路
26日前
シチズン電子株式会社
発光装置
20日前
富士電機株式会社
半導体装置
26日前
HOYA株式会社
光照射装置
26日前
日機装株式会社
半導体発光装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
株式会社東芝
計算装置
12日前
株式会社半導体エネルギー研究所
記憶装置
19日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
19日前
三菱電機株式会社
半導体装置
26日前
個人
スーパージャンクションMOSFET
1か月前
日亜化学工業株式会社
発光素子
9日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
5日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
27日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
20日前
株式会社カネカ
太陽電池製造方法
27日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
半導体装置
12日前
TDK株式会社
スピン変換器
9日前
個人
半導体装置
12日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
13日前
東ソー株式会社
積層体及びそれを備えた熱電変換材料
20日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
26日前
ローム株式会社
発光装置
27日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
19日前
東レ株式会社
積層体、ディスプレイ、積層体の製造方法
12日前
日本電気株式会社
デバイスとその製造方法
5日前
サンケン電気株式会社
白色発光装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
26日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
27日前
個人
ソーラーパネル光電変換効率向上方法及び構造
1日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
26日前
続きを見る
他の特許を見る