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公開番号2025026082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131445
出願日2023-08-10
発明の名称コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 38/14 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイルユニットの薄型化及び効率的な電力伝送を実現するコイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体を提供する。
【解決手段】ワイヤレス電力伝送システムにおいて、コイルユニット5は、中心軸線Cの周りで渦巻形状に形成されたコイル10と、コイルに対向する表側面20aと、表側面とは反対側の面である裏側面20bと、を有する第1シールド部材20と、コイル1の径方向の外方及び/又は内方に、第1シールド部材の表側面に対向して配置された第2シールド部材30とを、第3方向D3にこの順で積層している。第1シールド部材及び第2シールド部材は、磁性を有する。第1シールド部材は、複数の第1小片20Pに分割されている。軸方向に見て、第1シールド部材の隣り合う第1小片の間に間隙Gが形成されている。第2シールド部材は、軸方向に見て第1シールド部材の間隙の少なくとも一部と重なっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
任意の中心軸線の周りで渦巻形状に形成されたコイルと、
前記コイルに対向する表側面と、前記表側面とは反対側の面である裏側面と、を有する第1シールド部材と、
前記コイルの径方向の外方及び/又は内方に、前記第1シールド部材の前記表側面に対向して配置された第2シールド部材と、
を備え、
前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材は、磁性を有し、
前記第1シールド部材は、複数の第1小片に分割され、
軸方向に見て、前記第1シールド部材の隣り合う第1小片の間に間隙が形成され、
軸方向に見て、前記第2シールド部材は、前記第1シールド部材の前記間隙の少なくとも一部と重なっている、コイルユニット。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第2シールド部材は、前記コイルの径方向の外方に配置され、軸方向に見て、前記コイルの外方に存在する前記間隙の少なくとも80%以上を覆っている、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項3】
前記第2シールド部材は、前記コイルの径方向の内方に配置され、軸方向に見て、前記コイルの内方に存在する前記間隙の少なくとも80%以上を覆っている、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項4】
前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材はフェライトを含む、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項5】
前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材の比透磁率が、500以上である、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項6】
前記第1シールド部材の前記裏側面に対向して配置された第3シールド部材を更に備え、
前記コイルと前記第3シールド部材との距離が30mm以下である、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項7】
前記第1シールド部材の前記裏側面に対向して配置された第3シールド部材を更に備え、
前記第1シールド部材と前記第3シールド部材との距離が25mm以下である、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項8】
前記コイルは、径方向に配列され且つ一方向に延びる複数の直線部から成る直線部群を含み、
軸方向に見て、前記間隙の少なくとも一部が、直線状に延びて前記直線部群の少なくとも一部を横断している、請求項1に記載のコイルユニット。
【請求項9】
軸方向に見て、前記直線部と前記間隙の少なくとも一部とが成す角度が、80°以上100°以下である、請求項8に記載のコイルユニット。
【請求項10】
前記コイルは、径方向に配列され且つ周方向に沿って延びる複数の曲線部から成る曲線部群を含み、
軸方向に見て、前記間隙の少なくとも一部が、直線状に延びて前記曲線部群の少なくとも一部を横断している、請求項1に記載のコイルユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、送電装置から受電装置へ非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムが普及しつつある。特許文献1には、ワイヤレス電力伝送システムの送電装置及び受電装置で用いられるコイルユニットが開示されている。コイルユニットは、渦巻状に形成されたコイルを備えている。送電装置のコイルに電力を供給すると、当該コイルの周りに磁界が生じる。この磁界の影響により、受電装置のコイルに電流が流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-27112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなワイヤレス電力伝送システムにおいて、コイルユニットの性能を向上させて効率的な電力伝送を行うことが望まれている。同時に、コイルユニットの薄型化及び軽量化が望まれている。
【0005】
本開示の課題は、コイルユニットの薄型化及び効率的な電力伝送を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[15]に関連する。
【0007】
[1]
任意の中心軸線の周りで渦巻形状に形成されたコイルと、
前記コイルに対向する表側面と、前記表側面とは反対側の面である裏側面と、を有する第1シールド部材と、
前記コイルの径方向の外方及び/又は内方に、前記第1シールド部材の前記表側面に対向して配置された第2シールド部材と、
を備え、
前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材は、磁性を有し、
前記第1シールド部材は、複数の第1小片に分割され、
軸方向に見て、前記第1シールド部材の隣り合う第1小片の間に間隙が形成され、
軸方向に見て、前記第2シールド部材は、前記第1シールド部材の前記間隙の少なくとも一部と重なっている、コイルユニット。
【0008】
[2]
前記第2シールド部材は、前記コイルの径方向の外方に配置され、軸方向に見て、前記コイルの外方に存在する前記間隙の少なくとも80%以上を覆っている、[1]に記載のコイルユニット。
【0009】
[3]
前記第2シールド部材は、前記コイルの径方向の内方に配置され、軸方向に見て、前記コイルの内方に存在する前記間隙の少なくとも80%以上を覆っている[1]又は[2]に記載のコイルユニット。
【0010】
[4]
前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材はフェライトを含む、[1]~[3]のいずれかに記載のコイルユニット。
(【0011】以降は省略されています)

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