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公開番号
2025025890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131104
出願日
2023-08-10
発明の名称
ゴム組成物及びコンベヤベルト
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
7/00 20060101AFI20250214BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】硬化物となった際に、難燃性、耐オゾン性、省電力性、及び耐摩耗性が優れるゴム組成物、並びに、コンベヤベルトを提供すること。
【解決手段】ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ハロゲン系難燃剤を含む難燃剤と、充填剤と、2価金属のカルボン酸塩を含む2価金属化合物と、老化防止剤と、加硫促進剤と、硫黄とを含有し、ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量がゴム組成物全量中の9質量%以上であり、2価金属化合物が有する2価金属の全含有量/ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量の質量比率が0.05以上であり、カルボン酸塩を構成するカルボン酸1分子当たりの総炭素数が6~12である、ゴム組成物、及び、ゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ハロゲン系難燃剤を含む難燃剤と、充填剤と、2価金属のカルボン酸塩を含む2価金属化合物と、老化防止剤と、加硫促進剤と、硫黄とを含有し、
前記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量が、当該ゴム組成物全量中の9質量%以上であり、
前記2価金属化合物が有する2価金属の全含有量/前記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量の質量比率が0.05以上であり、
前記カルボン酸塩を構成するカルボン酸1分子当たりの総炭素数が6~12である、ゴム組成物。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記ジエン系ゴムが、天然ゴム及び/又はブタジエンゴムを含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記カルボン酸塩を構成する前記2価金属が、Zn
2+
を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記2価金属化合物を構成する2価金属が、Zn
2+
を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記2価金属化合物が、更に、2価金属酸化物を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記ジエン系ゴムが、天然ゴム及びブタジエンゴムを含み、前記天然ゴム/前記ブタジエンゴムの質量比が30/70~80/20であり、
前記2価金属化合物が有する2価金属の全含有量/前記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量の前記質量比率が0.2~0.3である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
前記ハロゲン系難燃剤の一部又は全部が臭素系難燃剤であり、前記難燃剤が更に三酸化アンチモンを含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項8】
コンベヤベルト用である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びコンベヤベルトに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ゴムの難燃化が検討されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5768408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、長期間使用された老化後のゴムにおける難燃性を維持するためには、相当の難燃剤量をゴム組成物に予め配合することが必要となる。
上記を踏まえ、本発明者が特許文献1に開示されているゴム組成物について検討したところ、ゴム組成物に対する難燃剤の添加量の増加にともない、上記ゴム組成物から得られる硬化物(加硫ゴム)の耐オゾン性、省電力性、及び耐摩耗性が悪化する場合があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、硬化物となった際に、難燃性、耐オゾン性、省電力性、及び耐摩耗性が優れるゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、コンベヤベルトを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ハロゲン系難燃剤を含む難燃剤と、充填剤と、2価金属のカルボン酸塩を含む2価金属化合物と、老化防止剤と、加硫促進剤と、硫黄とを含有し、
上記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量が、当該ゴム組成物全量中の9質量%以上であり、
上記2価金属化合物が有する2価金属の全含有量/上記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量の質量比率が0.05以上であり、
上記カルボン酸塩を構成するカルボン酸1分子当たりの総炭素数が6~12である、ゴム組成物。
[2] 上記ジエン系ゴムが、天然ゴム及び/又はブタジエンゴムを含む、[1]に記載のゴム組成物。
[3] 上記カルボン酸塩を構成する上記2価金属が、Zn
2+
を含有する、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] 上記2価金属化合物を構成する2価金属が、Zn
2+
を含有する、[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[5] 上記2価金属化合物が、更に、2価金属酸化物を含有する、[1]~[4]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[6] 上記ジエン系ゴムが、天然ゴム及びブタジエンゴムを含み、上記天然ゴム/上記ブタジエンゴムの質量比が30/70~80/20であり、
上記2価金属化合物が有する2価金属の全含有量/上記ハロゲン系難燃剤が有するハロゲン元素の含有量の上記質量比率が0.2~0.3である、[1]~[5]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[7] 上記ハロゲン系難燃剤の一部又は全部が臭素系難燃剤であり、上記難燃剤が更に三酸化アンチモンを含む、[1]~[6]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[8] コンベヤベルト用である、[1]~[7]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[9] [1]~[8]のいずれか1つに記載のゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、硬化物となった際に、難燃性、耐オゾン性、省電力性、及び耐摩耗性が優れるゴム組成物を提供できる。
また、本発明は、コンベヤベルトも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は本発明のコンベヤベルトの一実施形態の断面図である。
図2は本発明のコンベヤベルトの他の一実施形態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
本明細書において、本発明のゴム組成物に含まれる各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、本発明のゴム組成物がある成分を2種以上で併用する場合、その成分の「含有量」は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計含有量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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