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公開番号2025025688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130723
出願日2023-08-10
発明の名称ケーブル組立体および接続体
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01R 12/77 20110101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】伝送損失の増加を抑制可能なケーブル組立体および接続体を提供する。
【解決手段】本開示のケーブル組立は、複数の導体の端部が被覆から露出するフラットケーブルと、複数の導体の端部がそれぞれ複数の挿入孔に挿入された状態でフラットケーブルを保持するフェルールと、フェルール端面に取り付けられ、フェルール端面から露出する複数の導体の端面のそれぞれに電気的に接続される少なくとも一つの導通部材と、を備え、導通部材は、フェルール端面に対する押圧力を受けて弾性変形可能な弾性体と、弾性体の外面に形成された導電パターンと、を含み、導電パターンは、外面に配置され、複数の導体に含まれる導体の端面に接触する第一部分と、外面において第一部分から離れた位置に配置される第二部分と、外面において第一部分と第二部分とを繋ぐように延びる第三部分と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに並列に配置された複数の導体、および前記複数の導体を覆う被覆を含み、前記複数の導体の端部が前記被覆から露出するフラットケーブルと、
フェルール端面、および前記フェルール端面から延びると共に互いに並列に配置された複数の挿入孔を含み、前記複数の導体の前記端部がそれぞれ前記複数の挿入孔に挿入された状態で前記フラットケーブルを保持するフェルールと、
前記フェルール端面に取り付けられ、前記フェルール端面から露出する複数の導体の端面のそれぞれに電気的に接続される少なくとも一つの導通部材と、
を備え、
前記導通部材は、
前記フェルール端面に対する押圧力を受けて弾性変形可能な弾性体と、
前記弾性体の外面に形成された導電パターンと、
を含み、
前記導電パターンは、
前記外面に配置され、前記複数の導体に含まれる導体の前記端面に接触する第一部分と、
前記外面において前記第一部分から離れた位置に配置される第二部分と、
前記外面において前記第一部分と前記第二部分とを繋ぐように延びる第三部分と、
を含む、ケーブル組立体。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
一つの前記導通部材を備え、
前記導通部材は、前記複数の導体の配列方向に沿って延びるチューブを前記弾性体として含むと共に、前記チューブの前記外面に形成される複数の前記導電パターンを含み、
前記複数の前記導電パターンは、前記外面のうち前記複数の導体にそれぞれ対応する位置に、前記配列方向に沿って間隔を空けて配列されており、前記複数の導体の前記端面にそれぞれ接触している、
請求項1に記載のケーブル組立体。
【請求項3】
前記チューブは、その両端が閉塞された筒状を呈しており、
前記チューブの内部に不活性液体が収容されている、
請求項2に記載のケーブル組立体。
【請求項4】
前記チューブは、前記両端を閉塞するように前記両端にそれぞれ配置される一対の蓋部を含み、
前記一対の蓋部は、前記チューブよりも硬い材料によって構成されている、
請求項3に記載のケーブル組立体。
【請求項5】
前記複数の前記導電パターンのそれぞれは、前記外面に沿って前記チューブの中心軸の周りを一周するように延びる円環状を呈している、
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル組立体。
【請求項6】
前記導通部材は、前記チューブが嵌め込まれる板状の枠体を更に含み、
前記枠体は、
前記複数の前記導電パターンの前記第一部分が露出する第一開口が形成された表面と、
前記複数の前記導電パターンの前記第二部分が露出する第二開口が形成された裏面と、
を含み、
前記表面は、前記フェルール端面に取り付けられている、
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル組立体。
【請求項7】
前記フェルールは、前記フェルール端面から、前記複数の導体が延びる延在方向に沿って延びるフェルール側面を更に含み、
前記フェルール側面には、接続対象物に対して係合可能な係合部が設けられている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル組立体。
【請求項8】
前記フェルール端面には、前記フェルール端面から前記導通部材とは反対側に窪む凹部が形成されており、
前記凹部は、前記弾性体の少なくとも一部を収容可能に構成されている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル組立体。
【請求項9】
前記複数の導体の前記端面のそれぞれは、前記複数の導体が延びる延在方向に見て、円形状を呈している、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル組立体。
【請求項10】
互いに並列に配置された複数の導体、および前記複数の導体を覆う被覆を含み、前記複数の導体の端部が前記被覆から露出するフラットケーブルと、
フェルール端面、および前記フェルール端面から延びると共に互いに並列に配置された複数の挿入孔を含み、前記複数の導体の前記端部がそれぞれ前記複数の挿入孔に挿入された状態で前記フラットケーブルを保持するフェルールと、
前記複数の導体の端面にそれぞれ対面する複数の接続部を含み、前記フェルール端面に対面する接続対象物と、
前記フェルール端面と前記接続対象物との間に配置され、前記フェルール端面から露出する複数の導体の端面のそれぞれと前記複数の接続部のそれぞれとを電気的に接続する少なくとも一つの導通部材と、
を備え、
前記導通部材は、
前記フェルール端面に対する押圧力を受けて弾性変形可能な弾性体と、
前記弾性体の外面に形成された導電パターンと、
を含み、
前記導電パターンは、
前記外面に配置され、前記複数の導体に含まれる導体の前記端面に接触する第一部分と、
前記外面において前記第一部分から離れた位置に配置され、前記複数の接続部に含まれる接続部に接触する第二部分と、
前記外面において前記第一部分と前記第二部分とを繋ぐように延びる第三部分と、
を含む、接続体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ケーブル組立体および接続体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、フラットケーブルと、フラットケーブルを保持する筐体と、を備えるコネクタを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/208091号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなコネクタでは、フラットケーブルの先端部分において複数の導体の上面部分が露出しており、これら導体の上面部分に対して、筐体に設けられた配線部が上方から接触することにより、配線と導体とが電気的に接続されている。しかしながら、このような構成では、導体を伝搬する信号の一部が、導体の上面部分と配線部との接続点にて分岐されて、導体の端面まで伝搬されてしまうことがある。この場合、導体の端面での信号の反射などの影響によって、伝送損失が大きくなるおそれがある。
【0005】
本開示は、伝送損失の増加を抑制可能なケーブル組立体および接続体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るケーブル組立は、互いに並列に配置された複数の導体、および複数の導体を覆う被覆を含み、複数の導体の端部が被覆から露出するフラットケーブルと、フェルール端面、およびフェルール端面から延びると共に互いに並列に配置された複数の挿入孔を含み、複数の導体の端部がそれぞれ複数の挿入孔に挿入された状態でフラットケーブルを保持するフェルールと、フェルール端面に取り付けられ、フェルール端面から露出する複数の導体の端面のそれぞれに電気的に接続される少なくとも一つの導通部材と、を備え、導通部材は、フェルール端面に対する押圧力を受けて弾性変形可能な弾性体と、弾性体の外面に形成された導電パターンと、を含み、導電パターンは、外面に配置され、複数の導体に含まれる導体の端面に接触する第一部分と、外面において第一部分から離れた位置に配置される第二部分と、外面において第一部分と第二部分とを繋ぐように延びる第三部分と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示のケーブル組立体および接続体によれば、伝送損失の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る接続体を示す側面図である。
図2は、図1の接続体を示す分解側面図である。
図3は、図2とは別の角度から見た接続体を示す分解側面図である。
図4は、図3のコネクタを示す平面図である。
図5の(a)は、図4のA1-A1線に沿ったコネクタの断面図である。図5の(b)は、図4のA2-A2線に沿ったコネクタの断面図である。図5の(c)は、図4のA3-A3線に沿ったコネクタの断面図である。
図6の(a)は、図3の導通部材を示す平面図である。図6の(b)は、図6の(a)とは反対側から見た導通部材を示す平面図である。
図7は、図6のチューブを示す斜視図である。
図8は、接続体の組み立て工程を示す断面図である。
図9は、図8の後続の工程を示す断面図である。
図10は、変形例に係る接続体を示す側面図である。
図11は、比較例に係る接続体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
【0010】
(1)本開示の一実施形態に係るケーブル組立は、互いに並列に配置された複数の導体、および複数の導体を覆う被覆を含み、複数の導体の端部が被覆から露出するフラットケーブルと、フェルール端面、およびフェルール端面から延びると共に互いに並列に配置された複数の挿入孔を含み、複数の導体の端部がそれぞれ複数の挿入孔に挿入された状態でフラットケーブルを保持するフェルールと、フェルール端面に取り付けられ、フェルール端面から露出する複数の導体の端面のそれぞれに電気的に接続される少なくとも一つの導通部材と、を備え、導通部材は、フェルール端面に対する押圧力を受けて弾性変形可能な弾性体と、弾性体の外面に形成された導電パターンと、を含み、導電パターンは、外面に配置され、複数の導体に含まれる導体の端面に接触する第一部分と、外面において第一部分から離れた位置に配置される第二部分と、外面において第一部分と第二部分とを繋ぐように延びる第三部分と、を含む。第一部分、第二部分および第三部分は、一体品でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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