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公開番号
2025025610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130508
出願日
2023-08-09
発明の名称
電極の製造方法、電極及び電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
4/04 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電子伝導性に優れる電極の製造方法、電子伝導性に優れる電極、及び電子伝導性に優れる電極を備える電池を提供する。
【解決手段】集電体の上に配置される第1電極層を作製する工程と、第1電極層の上に配置される第2電極層を作製する工程と、を含み、第1電極層は静電成膜、湿式成膜、又は圧延成膜により作製され、第2電極層は圧延成膜により作製され、第1電極層が圧延成膜により作製される場合、圧延成膜に使用する活物質粒子の表面の少なくとも一部がポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂で被覆されている、電極の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
集電体の上に配置される第1電極層を作製する工程と、
第1電極層の上に配置される第2電極層を作製する工程と、を含み、
第1電極層は静電成膜、湿式成膜、又は圧延成膜により作製され、
第2電極層は圧延成膜により作製され、
第1電極層が圧延成膜により作製される場合、圧延成膜に使用する活物質粒子の表面の少なくとも一部がポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂で被覆されている、電極の製造方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記圧延成膜は、活物質粒子及びポリテトラフルオロエチレンを含む混合物中のポリテトラフルオロエチレンを繊維化することを含む、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項3】
前記ポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂はポリフッ化ビニリデンである、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項4】
集電体と、集電体の上に配置される第1電極層と、第1電極層の上に配置される第2電極層と、を含み、
第1電極層は活物質粒子と、ポリテトラフルオロエチレンの割合が0質量%以上5質量%未満である樹脂と、を含むか、又は、表面の少なくとも一部がPTFEと異なる樹脂で被覆されている活物質粒子と繊維状のPTFEとを含み、
第2電極層は活物質粒子と繊維状のPTFEとを含む、電極。
【請求項5】
請求項4に記載の電極を備える、電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法、電極及び電池に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池等の電池には、金属箔等の集電体の表面に活物質粒子がバインダで固定された状態の電極が使用されている。
電極の製造方法としては、活物質粒子及びバインダを溶剤と混合して作製した組成物を集電体の表面に塗布する方法(湿式法ともいう)と、溶剤を使用しないで活物質粒子をバインダで集電体に固定する方法(乾式法ともいう)とが知られている。
【0003】
乾式法による電極の製造方法として、せん断力を付与すると繊維化(フィブリル化)する性質を有する樹脂をバインダとして使用する方法が提案されている。たとえば、特許文献1には、活物質粒子とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とを含む混合物中のPTFEを繊維化して電極フィルムを作製し、次いでこの電極フィルムを集電体と一体化して電極を製造する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-3694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された方法で得られる電極は、電極層と集電体との界面における界面抵抗が高く、電子伝導性に改善の余地がある。
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、電子伝導性に優れる電極の製造方法、電子伝導性に優れる電極、及び電子伝導性に優れる電極を備える電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>集電体の上に配置される第1電極層を作製する工程と、
第1電極層の上に配置される第2電極層を作製する工程と、を含み、
第1電極層は静電成膜、湿式成膜、又は圧延成膜により作製され、
第2電極層は圧延成膜により作製され、
第1電極層が圧延成膜により作製される場合、圧延成膜に使用する活物質粒子の表面の少なくとも一部がポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂で被覆されている、電極の製造方法。
<2>前記圧延成膜は、活物質粒子及びポリテトラフルオロエチレンを含む混合物中のポリテトラフルオロエチレンを繊維化することを含む、<1>に記載の電極の製造方法。
<3>前記ポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂はポリフッ化ビニリデンである、<1>に記載の電極の製造方法。
<4>集電体と、集電体の上に配置される第1電極層と、第1電極層の上に配置される第2電極層と、を含み、
第1電極層は活物質粒子と、ポリテトラフルオロエチレンの割合が0質量%以上5質量%未満である樹脂と、を含むか、又は、表面の少なくとも一部がPTFEと異なる樹脂で被覆されている活物質粒子と繊維状のPTFEとを含み、
第2電極層は活物質粒子と繊維状のPTFEとを含む、電極。
<5><4>に記載の電極を備える、電池。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、電子伝導性に優れる電極の製造方法、電子伝導性に優れる電極、及び電子伝導性に優れる電極を備える電池が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、「工程」という語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において、2以上の好ましい態様の組み合わせは、より好ましい態様である。
本開示において、各成分の量は、各成分に該当する物質が複数種存在する場合には、特に断らない限り、複数種の物質の合計量を意味する。
【0009】
<電極の製造方法>
本開示の電極の製造方法は、
集電体の上に配置される第1電極層を作製する工程と、
第1電極層の上に配置される第2電極層を作製する工程と、を含み、
第1電極層は静電成膜、湿式成膜、又は圧延成膜により作製され、
第2電極層は圧延成膜により作製され、
第1電極層が圧延成膜により作製される場合、圧延成膜に使用する活物質粒子の表面の少なくとも一部がポリテトラフルオロエチレンと異なる樹脂で被覆されている、電極の製造方法である。
【0010】
本開示の電極の製造方法は、集電体の上に配置される第1電極層を作製する工程と、第1電極層の上に配置される第2電極層を作製する工程と、を含む。すなわち、本開示の方法で製造される電極は、集電体と、第1電極と、第2電極とがこの順に配置された構造を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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