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公開番号2025025607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130505
出願日2023-08-09
発明の名称電池セル、及び電池セル積層体
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】体積効率が高められた電池セルの提供。
【解決手段】正極と、負極と、正極及び負極の間に介在されるセパレータと、を有する積層構造がさらに複数積層された電極体と、電極体の外周に一周に渡って巻き付けて貼られたテープと、を有し、テープは、外周方向における一旦側と他端側とが重なり合った重なり部を有し、電極体において積層構造が複数積層されている方向を積層方向とし、電極体における積層方向の端面を積層面とした場合に、電極体における積層面以外の面上に重なり部が配置される、電池セル。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
正極と、負極と、前記正極及び前記負極の間に介在されるセパレータと、を有する積層構造がさらに複数積層された電極体と、
前記電極体の外周に一周に渡って巻き付けて貼られたテープと、を有し、
前記テープは、前記外周方向における一旦側と他端側とが重なり合った重なり部を有し、
前記電極体において前記積層構造が複数積層されている方向を積層方向とし、前記電極体における前記積層方向の端面を積層面とした場合に、
前記電極体における前記積層面以外の面上に前記重なり部が配置される、電池セル。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記電極体の外周に複数本の前記テープが巻き付けて貼られ、
全ての前記テープにおける前記重なり部が前記電極体における前記積層面以外の面上に配置される、請求項1に記載の電池セル。
【請求項3】
全ての前記テープにおける前記重なり部が、前記電極体における前記積層面以外の面のうち1つの同じ面上に配置される、請求項2に記載の電池セル。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電池セルが、前記積層方向に複数積層されている、電池セル積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池セル、及び電池セル積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
正極、負極、及びセパレータが複数積層された電極体を、テープによって束ねた電池セルが、従来から検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、正極と負極とがセパレータを介して交互に積層された積層体と、積層体を固定するテープと、を含み、テープは、両端部に設けられて積層体の両最外層にそれぞれ貼り付けられる1対の平面貼り付け部と、1対の平面貼り付け部の間に位置し、積層体の各層の側端縁に貼り付けられる中間部と、を有し、平面貼り付け部は、先端が鋭角である先細形状を有している二次電池、が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、第1面積を有する少なくとも一つの電極ユニットが積層された第1電極積層体、及び第1面積とは相違する第2面積を有する少なくとも一つの電極ユニットが積層された第2電極積層体を含み、第1電極積層体及び第2電極積層体が平面に対して垂直方向に積層され、第1電極積層体と第2電極積層体との面積の差によって形成された段差部を含む電極組立体であって、電極組立体の4辺のうち少なくとも1辺に段差部が存在し、少なくとも一つの段差部には積層側面を横切ってテーピングされたテープを少なくとも一つ有し、テープは段差部の段差形状を有するものである電極組立体、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-015212号公報
特表2015-534251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、電池セルにおいて電極体の外周に一周に渡ってテープを巻き付けて貼った場合、テープの外周方向における一旦側と他端側とが重なり合った重なり部が形成される。電池セルは、例えば他の電池セルと共に積層方向に複数積層されて用いられるため、テープの重なり部が全て電極体における積層方向の端面(積層面)上に配置されていると、テープの重なり部によって積層方向での体積が増し、その結果体積効率が低下する。つまり、電極体の外周に一周に渡ってテープを巻き付けて貼り、テープの一旦側と他端側とが重なり合った重なり部が形成された態様においては、さらに体積効率を高める余地が残されている。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、体積効率が高められた電池セル、及び該電池セルを有する電池セル積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1> 正極と、負極と、前記正極及び前記負極の間に介在されるセパレータと、を有する積層構造がさらに複数積層された電極体と、前記電極体の外周に一周に渡って巻き付けて貼られたテープと、を有し、前記テープは、前記外周方向における一旦側と他端側とが重なり合った重なり部を有し、前記電極体において前記積層構造が複数積層されている方向を積層方向とし、前記電極体における前記積層方向の端面を積層面とした場合に、前記電極体における前記積層面以外の面上に前記重なり部が配置される、電池セル。
<2> 前記電極体の外周に複数本の前記テープが巻き付けて貼られ、全ての前記テープにおける前記重なり部が前記電極体における前記積層面以外の面上に配置される、<1>に記載の電池セル。
<3> 全ての前記テープにおける前記重なり部が、前記電極体における前記積層面以外の面のうち1つの同じ面上に配置される、<2>に記載の電池セル。
<4> <1>~<3>のいずれか1項に記載の電池セルが、前記積層方向に複数積層されている、電池セル積層体。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、体積効率が高められた電池セル、及び該電池セルを有する電池セル積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る電池セルを例示する概略斜視図である
本開示の実施形態に係る別の態様の電池セルを例示する概略断面図である
電池モジュールに収容された電池セルを厚み方向から見た概略図である。
車両の要部を示す概略平面図である。
電池モジュールの概略斜視図である。
電池モジュールの上蓋を取り除いた状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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