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公開番号2025025420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130163
出願日2023-08-09
発明の名称エキシマランプ、光照射装置
出願人ウシオ電機株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類H01J 61/33 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】より簡単に実施可能な構成で、発光管に生じる歪を低減し、より長期間にわたって使用可能なエキシマランプを提供する。
【解決手段】第一方向に延伸し、第一方向と直交する平面で切断した時の第一断面を見たときに、周方向において、管壁が最も厚い第一部分を有する、紫外光に対して透光性を示す発光管と、発光管の径方向において、発光管の管壁を介して対向する一対の電極と、発光管の管壁のうちの、少なくとも第一部分を含む、発光管内で発生した紫外光が取り出される光取り出し部と、光取り出し部とは異なる方向に向かって進行する紫外光を、光取り出し部側へと反射する反射部材とを備え、発光管は、第一断面を見たときに、管軸に対して、光取り出し部側の管壁と、光取り出し部とは反対側の管壁の形状が非対称である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向に延伸し、前記第一方向と直交する平面で切断した時の第一断面を見たときに、周方向において、管壁が最も厚い第一部分を有する、紫外光に対して透光性を示す発光管と、
前記発光管の径方向において、前記発光管の管壁を介して対向する一対の電極と、
前記発光管の管壁のうちの、少なくとも前記第一部分を含む、前記発光管内で発生した紫外光が取り出される光取り出し部と、
前記光取り出し部とは異なる方向に向かって進行する紫外光を、前記光取り出し部側へと反射する反射部材とを備え、
前記発光管は、前記第一断面を見たときに、管軸に対して、前記光取り出し部側の管壁と、前記光取り出し部とは反対側の管壁の形状が非対称であることを特徴とするエキシマランプ。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記発光管の前記第一断面の形状が矩形状を呈し、それぞれ異なる平面に沿う前記発光管の壁面のうちの一つの壁面に、前記光取り出し部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。
【請求項3】
前記光取り出し部は、壁面の厚さが略同一であることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。
【請求項4】
前記反射部材は、前記発光管の内壁面上に形成された反射膜であることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。
【請求項5】
前記光取り出し部は、前記第一断面を見たときの周方向に関し、中央部よりも前記反射膜の端部近傍が厚く形成されていることを特徴とする請求項4に記載のエキシマランプ。
【請求項6】
前記光取り出し部は、前記第一断面を見たときの周方向に関し、前記反射膜の端部近傍よりも中央部が厚く形成されていることを特徴とする請求項4に記載のエキシマランプ。
【請求項7】
前記発光管の前記第一断面の形状が円形状を呈することを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のエキシマランプと、
前記発光管の前記光取り出し部とは反対側に位置する管壁に向かって突出し、先端部が当該管壁と近接するように配置された規制体とを備えることを特徴とする光照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エキシマランプ、及び光照射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、半導体や液晶パネルの製造や、空気清浄用のオゾンの生成に、紫外光が用いられている。紫外光を出射する光源として、例えば、下記特許文献1に記載されているようなエキシマランプが利用されている。下記特許文献1には、発光管から放射される紫外光を、効率よく照射対象物に照射するために、発光管の内壁面に反射膜を形成したエキシマランプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5633354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、半導体や液晶パネルの製造等に用いる産業用の光照射装置として、エキシマランプの高出力化が求められている。そこで、本発明者らは、上記特許文献1に記載の光照射装置に基づいて、エキシマランプの高出力化を検討したところ、以下のような課題が存在することを見出した。以下、図を参照しながら説明する。
【0005】
図9Aは、従来のエキシマランプ100の構成をY方向に見たときの模式的な図面である。図9Bは、図9Aのエキシマランプ100をZ方向に見たときの模式的な図面である。図9A及び図9Bに示すように、発光管101と、発光管101の外壁面101aに対向するように設けられた一対の電極102と、発光管101の内壁面101bに設けられた反射膜103とを備える。
【0006】
以下の説明においては、図9Aに示すように、エキシマランプ100の発光管101が延伸する方向(管軸方向)をX方向、電極102が対向する方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。そして、方向を表現する際に、正負の向きを区別する場合には、「+Z方向」、「-Z方向」のように、正負の符号を付して記載され、正負の向きを区別せずに方向を表現する場合には、単に「Z方向」と記載される。
【0007】
発光管101は、紫外光に対して透過性を有する材料(例えば、シリカガラス)で構成されており、内側には発光ガスG1が封入された発光空間101cが形成されている。電極102は、図9Bに示すように、発光管101から放射された紫外光が発光管101の外側に取り出されるように網目状に形成されている。なお、図9Bには、+Z側の電極102のみが図示されているが、-Z側の電極102は、+Z側の電極102と同じ形状である。
【0008】
エキシマランプ100は、一対の電極102間に電圧を印加することで、発光空間101c内で紫外光が発生し、電極102の網目から外側に向かって紫外光を出射する。出射する紫外光の波長に応じて発光空間101c内に封入される発光ガスG1の種類や組み合わせが選択される。
【0009】
半導体や液晶パネルの製造等に用いられるような200nm以下の紫外光は、発光管101の材料であるシリカガラスが有するSiとOの結合を切断することができる。したがって、エキシマランプ100を点灯させていると、発光空間101cから放射される紫外光によって、発光管101を構成するシリカガラスの結合が次々と切断されてSiとOの結合角が変わり、歪が生じる。
【0010】
発光管101の光出射面104側(-Z側)の管壁は、エキシマランプ100を点灯させていると、常に発光空間101cから放射される紫外光に晒される。一方で、発光管101の光出射面104とは反対側(+Z側)の管壁は、発光管101から放射される紫外光が、内壁面101bに形成された反射膜103によって光出射面104側に向かうように反射されるため、ほとんど紫外光には曝されない。このような、-Z側の管壁において、紫外光の照射による圧縮歪が生じ、構造が変化して管壁の体積が収縮する。一方、+Z側の管壁において、紫外光の照射による歪が生じないことによって、発光管全体で+Z側に向かって凸となるような変形が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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