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公開番号2025025114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129592
出願日2023-08-08
発明の名称創傷被覆材及び創傷被覆材の製造方法
出願人学校法人日本大学
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 27/60 20060101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】細胞又は微細組織片を保持することができ、簡便に創傷治療に用いることができる創傷被覆材、及び、その製造方法を提供する。
【解決手段】多孔質性の人工真皮、ならびに、細胞及び/又は微細組織片を含む凍結乾燥物を含有する創傷被覆材を提供する。細胞及び/又は微細組織片は、多孔質性の人工真皮の孔内に配置されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質性の人工真皮、ならびに、細胞及び/又は微細組織片を含む凍結乾燥物を含有し、
前記細胞及び/又は前記微細組織片は、前記多孔質性の人工真皮の孔内に配置されている、創傷被覆材。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
細胞及び/又は微細組織片と多孔質性の人工真皮とを凍結乾燥して、凍結乾燥物を得る工程を含み、
前記細胞及び/又は前記微細組織片は、前記多孔質性の人工真皮の孔内に配置されている、
創傷被覆材の製造方法。
【請求項3】
前記凍結乾燥物を得る工程の前段に、
減圧下で、前記細胞及び/又は前記微細組織片を、前記多孔質性の人工真皮の前記孔内に配置する工程を含む、請求項2に記載の創傷被覆材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、創傷被覆材及び創傷被覆材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
創傷治療では、培養細胞や幹細胞を用いた再生医療技術が適用され始めている。例えば、熱傷、外傷、褥瘡等より生じた深い皮膚欠損創の治療では、人工真皮及び自家培養表皮を用いる治療法が適用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
自家培養表皮は広範囲熱傷創の表皮再建に臨床使用されているが、真皮成分が存在しないと生着しない。そのため、移植床において、人工真皮等を用いて、真皮を再建する必要がある。
【0004】
人工真皮とは、ウシ、ブタ等の皮膚から抽出したコラーゲンをスポンジ状に加工したものである。しかしながら、人工真皮で真皮再建を行った皮膚欠損創に対して自家培養表皮が安定して生着しないという問題があった。
【0005】
これに対し、発明者らは、皮膚欠損創に、人工真皮を移植すると共に、脱分化脂肪細胞(DFAT: dedifferentiated fat cells)を添加することにより、自家培養表皮が安定して生着することを明らかにしてきた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-87187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されている脱分化脂肪細胞をはじめ、培養細胞、微細組織片、幹細胞等を、様々な創傷治療に適用する試みがなされている。細胞シート、細胞あるいは微細組織片懸濁液を創傷治療に用いるためには、細胞を培養した後、細胞シート、細胞懸濁液を調製する必要があり、これらの手技は、煩雑であり、熟練を要する。
【0008】
細胞シート、細胞懸濁液を保存する場合、これらを凍結する必要がある。凍結保存にはフリーザーの整備が必要であり、凍結保存物を遠隔地に搬送する際には凍結状態の維持が必要であり、凍結保存物を臨床現場で用いる際には解凍、洗浄の処理が必要となる。
【0009】
また、創傷部の治療に細胞あるいは微細組織片の懸濁液を用いる場合、創傷部において細胞を均一に散布することは難しい。また、散布した細胞は創傷部から流出するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、細胞又は微細組織片を保持することができ、簡便に創傷治療に用いることができる創傷被覆材、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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