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公開番号
2025024469
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128604
出願日
2023-08-07
発明の名称
会議活性度向上支援システム及びその運用方法
出願人
飛島建設株式会社
,
国立大学法人茨城大学
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
G06Q
10/00 20230101AFI20250213BHJP(計算;計数)
要約
【課題】会議の参加者の視線移動数とアイコンタクト数に基づき会議活性度を評価し、必要なタイミングで刺激音を提供して会議活性度の向上を支援するシステムを提供する。
【解決手段】本発明による会議支援装置は、参加者情報取得手段から、会議の参加者の位置と視線を求められる参加者情報を継続的に受信し、参加者が他の参加者の顔を見た回数である視線移動数と、参加者同士が互いに顔を向き合わせた回数であるアイコンタクト数を検出する視線解析部と、特定時間当たりの視線移動数から会議の盛り上がりを推定する会議活性度評価部と、視線移動数とアイコンタクト数から発言しにくさを感じている参加者を推定する会議参加者活性度評価部と、特定時間当たりの視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促す刺激を発するように刺激発生手段を制御する会議促進支援部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
会議活性度を評価し、会議活性度の評価結果に基づき、会議活性度の向上を支援する会議支援装置を有する会議活性度向上支援システムであって、
前記会議支援装置は、
会議の参加者の位置と視線を求めることができる参加者情報を取得する参加者情報取得手段から、前記参加者情報を継続的に受信し、参加者の位置及び視線データに基づき参加者が他の参加者の顔を見た回数である視線移動数と、このうちの参加者同士が互いに顔を向き合わせた回数であるアイコンタクト数を検出する視線解析部と、
特定時間当たりの前記視線移動数から会議の盛り上がりを推定する会議活性度評価部と、
前記視線移動数と前記アイコンタクト数から発言しにくさを感じている参加者を推定する会議参加者活性度評価部と、
特定時間当たりの前記視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促すよう特定の刺激を発するように刺激発生手段を制御する会議促進支援部とを備えることを特徴とする会議活性度向上支援システム。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記会議促進支援部は、刺激発生手段としてのスピーカを有し、特定時間当たりの前記視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促すよう特定の音を発するように前記スピーカを制御することを特徴とする請求項1に記載の会議活性度支援システム。
【請求項3】
会議活性度を評価し、会議活性度の評価結果に基づき、会議活性度の向上を支援する会議支援装置を有する会議活性度向上支援システムによる会議活性度評価方法であって、
会議の参加者の位置と視線を求めることができる参加者情報を取得する参加者情報取得手段から、前記参加者情報を継続的に受信し、参加者の視線データに基づき他の参加者の顔を見た回数である視線移動数と、このうちの参加者同士が互いに顔を向き合わせた回数であるアイコンタクト数を検出する段階と、
特定時間当たりの前記視線移動数から会議の盛り上がりを推定する段階と、
前記視線移動数と前記アイコンタクト数から発言しにくさを感じている参加者を推定する段階とを有することを特徴とする会議活性度評価方法。
【請求項4】
会議活性度を評価し、会議活性度の評価結果に基づき、会議活性度の向上を支援する会議支援装置を有する会議活性度向上支援システムによる会議活性度向上方法であって、
請求項3に記載の会議活性度評価方法の評価結果に基づき、
特定時間当たりの前記視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は前記発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促すよう特定の刺激を発する段階を有することを特徴とする会議活性度向上方法。
【請求項5】
前記特定時間当たりの前記視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促すようスピーカから特定の音を発する段階を有することを特徴とする請求項4に記載の会議活性度向上方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議活性度向上支援システム及びその運用方法に関し、特に会議の参加者の視線移動数とアイコンタクト数に基づき会議活性度を評価し、会議活性度が低下し支援が必要なタイミングで刺激を提供することで会議活性度の向上を支援する会議活性度向上支援システム及びその運用方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の人間が関与する活動において、何かを決定したり、新しいアイデアを創出したりする場合にしばしば会議が開催される。近年では新たなウィルスによる感染症の脅威などから、在宅勤務なども定着するようになり、オンライン会議システムの発達などに伴い、オンラインでの会議の機会も増えてきている。
【0003】
しかし、新しい商品開発に向けたアイデア出しや、特定テーマに対するフリーディスカッションなどでは、対面で会議を開いた方が、会議の効率もよく、新しい発想なども生まれやすいことから対面の会議のニーズは高い。会議にはいろいろな目的があるが、特にこうした議論が求められる会議では、会議の参加者が互いに様々な意見を述べ合い、活性度の高い会議の進行が望まれる。ところが、会議の参加者の構成によっては一部の参加者に発言が限定されたり、全体に盛り上がらず、求めた結果が得られない会議となってしまったりする事も起こりうる。そこで会議を円滑に進行するために、さまざまな方法が提案されている。
【0004】
特許文献1には、会議の参加者の音声や画像などの生体情報を取得し、取得された生体情報から、会議の活性度を算出し、表情の変化などから発言が期待される参加者をデバイス上で指し示すことで発話を促す会議支援方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、会議参加者の音声や表情などから参加者それぞれの活性度を算出し、現時点までの短期間の活性度と、それより長い長期間の活性度とを求め、これらの活性度の状況に応じて発話相手を選定したり、発話相手に発言を促す音声を提供したりする方法が開示されている。
【0006】
特許文献1の方法では、発言が期待される参加者を直接指名する形式となっているが、指名された参加者に話題を投げかけることがなければ発話につながらず、ファシリテータのような人物がいないと期待するように機能しないことが起こりうる。また会議参加者の発言を自発的に促すものではないため、本質的な知的生産性の向上にはつながりにくく、参加者にとっては直接指名されることによる精神的な負荷も大きいという課題がある。
【0007】
特許文献2の方法でも、発話者が選定されて発言が促されることから、その発言は自発的なものではなく発話者の精神的な負荷も大きい。また、特許文献1、特許文献2とも音声データをメインに会議の評価を行っているが、支援対象とすべき発言しにくさを感じる参加者から得られる音声情報は少ないことから、従来にない会議の評価方法として音声以外での評価手法が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-068904号公報
特開2020-187605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記従来の会議活性度向上支援システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、会議の参加者の視線移動数とアイコンタクト数に基づき会議活性度を評価し、会議活性度が低下し支援が必要なタイミングで刺激を提供することで会議活性度の向上を支援する会議活性度向上支援システム及びその運用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明による会議活性度向上支援システムは、会議活性度を評価し、会議活性度の評価結果に基づき、会議活性度の向上を支援する会議支援装置を有する会議活性度向上支援システムであって、前記会議支援装置は、会議の参加者の位置と視線を求めることができる参加者情報を取得する参加者情報取得手段から、前記参加者情報を継続的に受信し、参加者の位置及び視線データに基づき参加者が他の参加者の顔を見た回数である視線移動数と、このうちの参加者同士が互いに顔を向き合わせた回数であるアイコンタクト数を検出する視線解析部と、特定時間当たりの前記視線移動数から会議の盛り上がりを推定する会議活性度評価部と、前記視線移動数と前記アイコンタクト数から発言しにくさを感じている参加者を推定する会議参加者活性度評価部と、特定時間当たりの前記視線移動数が閾値より少ないと判断した場合、又は発言しにくさを感じている参加者が認められた場合、会議の参加者に発言を促すよう特定の刺激を発するように刺激発生手段を制御する会議促進支援部とを備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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