TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024200823,2023532347
出願日
2024-11-18,2020-12-08
発明の名称
オーバーハング部を有する部品の形成又は補修方法、及び関連するターボ機械部品
出願人
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
,
General Electric Technology GmbH
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01D
25/00 20060101AFI20250206BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】オーバーハング部を有する部品の形成又は補修する。関連するターボ機械ブレードを提供する。
【解決手段】オーバーハング部を有する部品を形成又は修理する際に、部分を除去し、部分にセクションを追加する。セクションは、オーバーハング部を含む。追加することは、部品に少なくとも複数の材料層を順次積層することを含み、少なくとも複数の材料層は、オーバーハング部を含むセクションの寸法を近似する。順次積層は、例えば、レーザ溶接を含んでもよく、オーバーハング部内に変化した層を形成する多くの方法で実施されてもよい。方法は、少なくとも1つの複数の材料層を機械加工して、オーバーハング部を含むセクションを形成することを含み得る。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の側面、第2の側面及び長手方向軸を有する本体と、
本体の第1の側面及び第2の側面の少なくとも一方からオーバーハング状に延びるオーバーハング部と、
を備え
オーバーハング部の少なくとも一部は、複数の材料層を含み、各材料層は、本体の長手方向軸に対して垂直な角度で延びる、ターボ機械部品。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
本体は、第1の金属を含み、複数の材料層は、第1の金属とは異なる第2の金属を含む、請求項1に記載のターボ機械部品。
【請求項3】
複数の材料層は、第1の金属を含む少なくとも1つの第1の材料層と、第1の金属とは異なる第2の金属を含む少なくとも1つの第2の材料層とを含む、請求項1又は2に記載のターボ機械部品。
【請求項4】
複数の材料層の各層は、一連の溶接ビードを含む、請求項1乃至3のいずれかに記載のターボ機械部品。
【請求項5】
複数の材料層の少なくとも1つの第1の材料層のための一連の溶接ビードは、複数の材料層の少なくとも1つの第2の材料層のための一連の溶接ビードに対して非平行角度である、請求項4に記載のターボ機械部品。
【請求項6】
オーバーハング部は、本体の床面(から延びており、複数の材料層は、床面からオーバーハング部の外面に延びるオーバーハング部の最大半分に配置される、請求項1乃至3のいずれかに記載のターボ機械部品。
【請求項7】
本体がターボ機械ブレードのエアフォイルを含み、オーバーハング部が、エアフォイルの第1の側及び第2の側の一方から延びるフレア状の先端レールを含み、エアフォイルから延びる半径方向に延びる先端レールをさらに含み、オーバーハング部の半径方向に向く外面がターボ機械の軸に平行である、請求項1に記載のターボ機械部品。
【請求項8】
請求項1に記載のターボ機械部品を含むガスタービン。
【請求項9】
第1の側面と第2の側面を有する本体と、
本体の第1の側面及び第2の側面の少なくとも一方からオーバーハング状に延びるオーバーハング部とを備え、
オーバーハング部の少なくとも一部は、第1の方向に延びる第1の複数の材料層と、第1の複数の材料層の第1の方向に対して非平面方向で第2の方向に延びる第2の複数の材料層とを含む、ターボ機械部品。
【請求項10】
本体が第1の金属を含み、第1及び第2の複数の材料層の少なくとも1つが、第1の金属とは異なる第2の金属を含む、請求項9に記載のターボ機械部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、部品の製造及び修理に関し、より詳細には、オーバーハング部を有するターボ機械ブレードなどのターボ機械部品を形成又は修理する方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
工業用部品には、部品の他の部分からオーバーハングした(overhang:はみ出した)部分がある場合がある。オーバーハングした部分(はみ出した部分:overhung sections)は、形成中に追加したり、使用期間後に修理したりする必要がある場合がある。1つの例示的な用途は、ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ(スケネクタディ、ニューヨーク州)から入手可能なものなどのターボ機械ブレード(ターボマシンブレード:turbomachine blades)のフレア先端を含む。フレア先端ターボ機械ブレードは、前縁及び後縁に沿って結合された圧力側(正圧側:pressure side)及び吸引側(負圧側:suction side)を有するエアフォイル(翼形体:airfoil)を含む。フレア先端(フレアチップ:flared tip)は、エアフォイルの半径方向外側の端部に結合され、エアフォイルの圧力側及び/又は吸引側を越えて、すなわち、ターボ機械の軸を基準として、周方向に延びることができる。従来の非フレア型ターボ機械ブレードは、例えば、鋳造又は添加剤製造(casting or additive manufacture)を使用して、垂直方向又は半径方向に材料を二次元的に積み上げる必要がある。フレア先端ターボブレードの製造では、円周方向と半径方向の両方に材料を追加する。フレア先端ターボ機械ブレードの修理は現在不可能であるため、交換される。他のターボ機械高温ガス経路部品や他の工業部品にも、オーバーハング部を持つものがあり、同様の状況である。
【発明の概要】
【0003】
本開示の一態様は、ターボ機械部品を提供する。ターボ機械部品は、第1の側面、第2の側面、及び長手方向軸を有する本体と、本体の第1の側面及び第2の側面の少なくとも一方からオーバーハング状に延びるオーバーハング部と、を備える。オーバーハング部の少なくとも一部が複数の材料層を含み、各材料層が本体の長手方向軸に対して鋭角に延びる。
【0004】
本開示の別の側面は、方法に関し、部品にセクションを追加することであって、セクションはオーバーハング部を含み、追加することは、部品の表面上に複数の材料層を順次積層することを含み、複数の材料層はオーバーハング部を含むセクションの寸法を近似する。方法は、複数の材料層を機械加工してオーバーハング部を含むセクションを形成することを含む。
【0005】
本開示の一側面は、部品上にオーバーハング部を形成する方法に関し、この方法は、部品上に表面を形成することを含む。表面は、オーバーハング部の目標外側平坦面(target outer planar surface)に対して垂直でも平行でもない角度にある。方法は、部品上に複数の材料層を順次積層することを含み、複数の材料層はオーバーハング部の寸法に近似する。方法は、複数の材料層を機械加工してオーバーハング部及び目標外側平坦面を形成することを含み、目標外側平坦面は複数の材料層に対して角度がある。
【0006】
本開示の一態様は、ターボ機械部品を提供する。ターボ機械部品は、第1の側面、第2の側面、及び長手方向軸を有する本体と、本体の第1の側面及び第2の側面の少なくとも一方からオーバーハング状に延びるオーバーハング部と、を備える。オーバーハング部の少なくとも一部が複数の材料層を含み、各材料層が本体の長手方向軸に対して直角に延びている。
【0007】
本開示の別の態様は、ターボ機械部品を提供する。ターボ機械部品は、第1の側面及び第2の側面を有する本体と、本体の第1の側面及び第2の側面の少なくとも一方からオーバーハング状に延びるオーバーハング部と、を備える。オーバーハング部の少なくとも一部は、第1の方向に延びる第1の複数の材料層と、第1の複数の材料層の第1の方向に対する非平面方向で第2の方向に延びる第2の複数の材料層と、を含む。
【0008】
本開示の一側面は、方法に関し、部品にセクションを追加することを含む。該セクションはオーバーハング部を含み、追加することは、第1の方向に延びる部品上に第1の複数の材料層を順次積層することと、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる部品上に第2の複数の材料層を順次積層することとを含む。第2の複数の材料層は第1の複数の材料層と会合し、第1の複数の材料層及び第2の複数の材料層は、まとめてオーバーハング部を含むセクションの寸法を近似し、互いに対して非平面である。方法は、第1の複数の材料層及び第2の複数の材料層を機械加工してアップハング部を含むセクションを形成することを含む。
【0009】
本開示の例示的な態様は、本明細書に記載された問題及び/又は議論されていない他の問題を解決するために設計されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示のこれら及び他の特徴は、本開示の様々な実施形態を描く添付図面と併せて取られる本開示の様々な態様の以下の詳細な説明から、より容易に理解されるであろう。
本開示の実施形態による、フレア先端レールなどのオーバーハング部を有するターボ機械部品を含むガスタービンの形態における例示的な産業用途の概略図である。
図1のガスタービンのコンプレッサ部の断面図である。
は、図1のガスタービンのタービン部の断面図である。
フレア状の先端レールを有するタービンロータブレードの形態の例示的なターボ機械部品の透視図である。
取り外すべき部分と意図された取り外し線とを含むフレア先端レールの形態の例示的なオーバーハング部の断面図である。
図5の部分を除去して、新しいオーバーハング部を構築するための表面を作成した後の部品の断面図である。
部品の表面に複数の材料層を順次積層していく様子を示す断面図である。
複数の材料層がそれぞれ一連の溶接ビードで構成されている様子を示す拡大断面図である。
異なる方向に延びる2層の材料の一連の溶接ビードを示す模式的な平面図である。
図7の部分を機械加工して新たなオーバーハング部を形成する様子を示す断面図である。
フレア先端レール形状のオーバーハング部の、取り外し対象部分と取り外し予定ラインとを含む断面図である。
図11の部分を除去し、部品を回転させて、新しいオーバーハング部を構築するための表面を作成した後の部品の断面図である。
実質的に水平な位置で、図12の部品の表面に複数の材料層を順次積層する断面図である。
図13Aとは異なる回転角度で、表面に複数の材料層を順次積層していく様子を示す断面図である。
図13A-Bの部分を機械加工して新たなオーバーハング部を形成する様子を示す断面図として示している。
図6の部品の第1面に第1方向の複数の材料層を順次積層している様子を示す断面図である。
図6の部分を除去し、任意に、新しいオーバーハング部を構築するための2つの表面を作成した後の部品の断面図である。
部品を回転させ、第1の複数の材料層を積層した後の部品の断面図である。
部品の第2の表面に第2の方向に第2の複数の材料層を順次積層する様子を示す断面図である。
部品の第2の表面に第2の方向に第2の複数の材料層を順次積層する様子を示す断面図である。
部品の回転の間に部品上に第1及び第2の複数の材料層を順次積層することを繰り返した後の部品の断面図である。
複数の材料層を部品に非直角に順次積層していく様子を示す断面図である。
複数の材料層を部品に非直角に順次積層していく様子を示す断面図である。
部品の第1の表面に第1の方向に第1の複数の材料層を順次積層し、段差のある拡張部を形成する断面図である。
図19の部品を回転させた後の断面図である。
図20の部品の第2面に第2方向の複数の材料層を順次積層していく様子を示す断面図である。
図21の部分を機械加工して新たなオーバーハング部を形成する様子を示す断面図として示す。
除去されるべき部分及び意図された除去ラインを含む二重フレア先端レールの形態の例示的な部分における一対のオーバーハング部の断面図である。
内側に延びる二重フレア先端レールの形態の例示的なオーバーハング部を示す断面図である。
一部が除去され、その部分が所定の角度だけ回転して傾斜した構築面を形成するフレア先端レールの形態の例示的なオーバーハング部の断面図である。
部品の傾斜面に複数の材料層を順次積層していく様子を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
内燃機関の排気装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
21日前
株式会社SUBARU
レベルゲージガイド
21日前
株式会社クボタ
排気ガス浄化システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
6日前
株式会社アイシン
冷却モジュール
27日前
トヨタ自動車株式会社
アンモニア濃度算出装置
今日
株式会社アイシン
冷却モジュール
27日前
株式会社アイシン
冷却モジュール
27日前
トヨタ自動車株式会社
油温調節システム
6日前
スズキ株式会社
エンジンの上部構造
21日前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン
6日前
マツダ株式会社
ロータリーピストンエンジン
6日前
マレリ株式会社
排気熱回収装置
21日前
マレリ株式会社
排気熱回収装置
21日前
株式会社豊田自動織機
動弁機構
14日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンオイルの希釈度合推定装置
今日
トヨタ自動車株式会社
内燃機関のオイル劣化判定装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
過給エンジン用電気加熱式触媒装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒
今日
トヨタ自動車株式会社
通電加熱式触媒装置
今日
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒装置
6日前
ダイムラー トラック エージー
排気パイプ
14日前
ダイムラー トラック エージー
排気パイプ
14日前
フタバ産業株式会社
車載部品の製造方法及び溶接部材
3日前
三菱重工コンプレッサ株式会社
ロータの補修方法
14日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒の制御装置
3日前
日立Astemo株式会社
内燃機関のバルブタイミング制御装置
22日前
三菱重工業株式会社
クリアランス推定装置及びクリアランス推定方法
14日前
株式会社豊田中央研究所
排気浄化装置およびエンジンシステム
21日前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン動翼、および、蒸気タービン動翼の改造方法
3日前
住友理工株式会社
マフラーサポート
15日前
いすゞ自動車株式会社
オイルレベルゲージ管固定構造
15日前
株式会社東芝
大気放出装置および地熱発電システム
15日前
三菱重工業株式会社
コンバインドサイクルプラント起動方法、コンバインドサイクルプラント起動制御装置、及び、コンバインドサイクルプラント
13日前
エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・エスイー・ティスクランド
大型2ストロークユニフロー掃気過給式クローズドサイクル・オキシ燃料内燃機関
13日前
続きを見る
他の特許を見る