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公開番号
2025022712
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024040228
出願日
2024-03-14
発明の名称
背面接触電池および太陽電池モジュール
出願人
天合光能股フン有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10F
10/166 20250101AFI20250206BHJP()
要約
【課題】電池の開放電圧を高め、電池の効率と信頼性を高めることができる背面接触電池及び太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】背面接触電池は、対向する正面と背面を有し、背面が、隣接して順に配列する複数のセグメントユニットを備え、セグメントユニットとバックライト面との間にセグメント空間が形成され、セグメント空間が、第1空間、第2空間、第3空間および第4空間をさらに備える半導体基板と、各第1空間にのみ位置する第1パッシベーション層と、第1空間にのみ位置し、第1パッシベーション層の半導体基板から離れる側に隣接する第1ドーピング半導体層と、第2空間~第4空間にのみ位置する第2パッシベーション層と、第2空間~第4空間にのみ位置し、第2パッシベーション層の半導体基板から離れる側に隣接する第2ドーピング半導体層と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対向する正面と背面を有し、前記正面が背面接触電池の受光面に近く、前記背面が前記背面接触電池のバックライト面に近く、前記背面が、隣接して順に配列する複数のセグメントユニットを備え、各セグメントユニット内には、隣接して順に交互に配列する第1セグメント、第2セグメント、第3セグメントおよび第4セグメントを備え、前記第1セグメント~前記第4セグメントと前記背面との間には、それぞれ第1空間、第2空間、第3空間および第4空間が形成され、前記第1空間~第4空間が、前記セグメントユニットそれぞれと前記バックライト面との間のセグメント空間を共通に構成する、半導体基板と、
各前記セグメント空間における前記第1空間にのみ位置する第1パッシベーション層と、
各前記セグメント空間における前記第1空間にのみ位置し、前記第1パッシベーション層の前記半導体基板から離れる側に隣接する第1ドーピング半導体層と、
各前記セグメント空間における前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間にのみ位置する第2パッシベーション層と、
各前記セグメント空間における前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間にのみ位置し、前記第2パッシベーション層の前記半導体基板から離れる側に隣接する第2ドーピング半導体層と、
を備えることを特徴とする背面接触電池。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記半導体基板は、前記第1セグメントのそれぞれに隣接する位置に、前記半導体基板と同じ導電型を有する基板ドーピング層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の背面接触電池。
【請求項3】
各前記セグメント空間における前記第1空間、前記第2空間、および前記第4空間に位置し、前記第1空間において前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に位置し、前記第2空間および前記第4空間において前記半導体基板の前記背面に隣接する絶縁層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の背面接触電池。
【請求項4】
各前記セグメント空間における前記第1空間に位置し、前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側と前記絶縁層との間に隣接して位置するドーピング酸化物層をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の背面接触電池。
【請求項5】
各前記セグメント空間における前記第1空間、前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間に位置する導電層をさらに備え、
前記第1空間において、少なくとも一部の前記導電層は、前記絶縁層の前記半導体基板から離れる側に隣接し、少なくとも他の一部の前記導電層は、前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に隣接し、
前記第2空間~第4空間において、少なくとも一部の前記導電層は、前記第2ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に隣接していることを特徴とする請求項3に記載の背面接触電池。
【請求項6】
各前記セグメント空間における前記第1空間及び前記第3空間にそれぞれ位置する第1電極及び第2電極をさらに備え、前記第1電極は、前記第1空間において前記導電層の前記半導体基板から離れる側に位置し、前記第2電極は、前記第3空間において前記導電層の前記半導体基板から離れる側に位置することを特徴とする請求項5に記載の背面接触電池。
【請求項7】
前記導電層は、各前記セグメント空間における前記第1空間内に前記半導体基板に凹む接触溝を形成し、前記第1電極は、前記接触溝内で前記導電層に接触し、前記接触溝は、前記半導体基板に近い側の表面で前記導電層に接触し、または前記第1ドーピング半導体層の内部に延びることを特徴とする請求項6に記載の背面接触電池。
【請求項8】
前記第1セグメント、前記第2セグメント、前記第3セグメント、及び前記第4セグメントから前記半導体基板の前記正面までは、それぞれ第1距離L1、第2距離L2、第3距離L3及び第4距離L4を有し、L3はL2以下であり、L3はL4以下であり、L2はL1以下であり、L4はL1以下であることを特徴とする請求項1に記載の背面接触電池。
【請求項9】
前記第2セグメントと前記第4セグメントとが対応する前記第2空間と前記第4空間における電池構造は同じであり、L2はL4に等しいことを特徴とする請求項8に記載の背面接触電池。
【請求項10】
前記半導体基板の前記正面と前記受光面との間に位置し、前記正面に隣接する正面パッシベーション層をさらに備え、前記正面パッシベーション層は、真性アモルファスシリコン、アルミナ、窒化ケイ素、窒素酸化ケイ素及び/又は酸化ケイ素を備えることを特徴とする請求項1に記載の背面接触電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、主として光起電力の技術分野に関するものであり、特に背面接触電池および太陽電池モジュールに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
PERC(Passivated emitter and rear contact、エミッタと背面不動態化電池)電池技術の成熟と継続的な掘削に伴い、その変換効率の理論的限界に徐々に迫り、業界は次世代技術を求め始め、現在推進中の主流技術はTOPCon、HJT、IBCなどである。
【0003】
従来の両面電極接触の電池と異なり、背面接触電池の最大の特徴は金属電極が電池の背面に位置し、前面に金属電極の遮蔽がなく、光の利用率が向上したため、短絡電流と変換効率がより高いことである。しかし、背面接触電池の不動態化性能や開放電圧などの特性は一般的に悪く、光電変換効率は高くない。したがって、どのようにして背面接触電池を、より一層電池性能を向上させるかは本分野で早急に解決すべき技術問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願で解決しようとする技術課題は、電池の開放電圧を高め、電池の効率と信頼性を高めることができる背面接触電池及び太陽電池モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術課題を解決するために、本願は、対向する正面と背面を有し、前記正面が背面接触電池の受光面に近く、前記背面が前記背面接触電池のバックライト面に近く、前記背面が、隣接して順に配列する複数のセグメントユニットを備え、各セグメントユニット内には、隣接して順に交互に配列する第1セグメント、第2セグメント、第3セグメントおよび第4セグメントを備え、前記第1セグメント~前記第4セグメントと前記背面との間には、それぞれ第1空間、第2空間、第3空間、および第4空間が形成され、前記第1空間~第4空間が、前記それぞれのセグメントユニットと前記バックライト面との間のセグメント空間を共通に構成する、半導体基板と、各前記セグメント空間における前記第1空間にのみ位置する第1パッシベーション層と、各前記セグメント空間における前記第1空間にのみ位置し、前記第1パッシベーション層の前記半導体基板から離れる側に隣接する第1ドーピング半導体層と、各前記セグメント空間における前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間にのみ位置する第2パッシベーション層と、各前記セグメント空間における前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間にのみ位置し、前記第2パッシベーション層の前記半導体基板から離れる側に隣接する第2ドーピング半導体層と、を備える背面接触電池を提供する。
【0006】
本願の一実施例において、前記半導体基板は、前記第1セグメントのそれぞれに隣接する位置に、前記半導体基板と同じ導電型を有する基板ドーピング層をさらに備える。
【0007】
本願の一実施例において、各前記セグメント空間における前記第1空間、前記第2空間、および前記第4空間に位置し、前記第1空間において、前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に位置し、前記第2空間および前記第4空間において前記半導体基板の前記背面に隣接する絶縁層をさらに備える。
【0008】
本願の一実施例において、各前記セグメント空間における前記第1空間に位置し、前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側と前記絶縁層との間に隣接して位置するドーピング酸化物層をさらに備える。
【0009】
本願の一実施例において、各前記セグメント空間における前記第1空間、前記第2空間、前記第3空間及び前記第4空間に位置する導電層をさらに備え、前記第1空間において、少なくとも一部の前記導電層は、前記絶縁層の前記半導体基板から離れる側に隣接し、少なくとも他の一部の前記導電層は、前記第1ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に隣接し、前記第2空間~第4空間において、少なくとも一部の前記導電層は、前記第2ドーピング半導体層の前記半導体基板から離れる側に隣接している。
【0010】
本願の一実施例において、各前記セグメント空間における前記第1空間及び前記第3空間にそれぞれ位置する第1電極及び第2電極をさらに備え、前記第1電極は、前記第1空間において前記導電層の前記半導体基板から離れる側に位置し、前記第2電極は、前記第3空間において前記導電層の前記半導体基板から離れる側に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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