TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025014622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117327
出願日2023-07-19
発明の名称半導体装置
出願人ミネベアパワーデバイス株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類H10D 30/66 20250101AFI20250123BHJP()
要約【課題】
縦チャネルフィン構造のトレンチMOSFETにおいて、短絡耐量を確保しつつ、オン抵抗を低減する。
【解決手段】
半導体装置1が、平面視したとき第1の方向に長手方向を有し第2の方向に短手方向を有し第2の方向に複数配列された複数のトレンチ2と、少なくとも一部が複数のトレンチ2で区切られた第1導電型の第1ソース領域3と、第1ソース領域3の下面に接し、複数のトレンチ2で区切られた第2導電型のチャネル領域5と、を有し、チャネル領域5はボディ領域9に接続されているとともに、チャネル領域5には縦方向にチャネル電流が流れ、トレンチ2の内部に配置されたゲート電極7の第1の方向の長さが、JFET領域8の第1の方向の長さよりも長く、JFET領域8の不純物濃度が、ドリフト領域10の不純物濃度よりも高く、ボディ領域9およびJFET領域8の、トレンチ2の下部からの深さ方向の寸法が、ともに0.5μmよりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
平面視したとき第1の方向に長手方向を有し第2の方向に短手方向を有し前記第2の方向に複数配列された複数のトレンチと、
少なくとも一部が前記複数のトレンチで区切られた第1導電型の第1ソース領域と、
前記第1ソース領域の下面に接し、前記複数のトレンチで区切られた第2導電型のチャネル領域と、
前記トレンチの内部に配置されたゲート絶縁膜と、
少なくとも一部が前記トレンチの内部に配置された領域を含むゲート電極と、
前記チャネル領域の下方に配置された第1導電型のJFET領域と、
前記JFET領域の側方に配置された第2導電型のボディ領域と、
前記JFET領域の下方に配置された第1導電型のドリフト領域と、
前記ドリフト領域の下方に配置され、前記ドリフト領域よりも不純物濃度が高い第1導電型のドレイン領域と、を有し、
前記チャネル領域は前記ボディ領域に接続されているとともに、前記チャネル領域には縦方向にチャネル電流が流れ、
前記トレンチの内部に配置された前記ゲート電極の前記第1の方向の長さが、前記JFET領域の前記第1の方向の長さよりも長く、
前記JFET領域の不純物濃度が、前記ドリフト領域の不純物濃度よりも高く、
前記ボディ領域および前記JFET領域の、前記トレンチの下部からの深さ方向の寸法が、ともに0.5μmよりも大きいことを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ボディ領域および前記JFET領域の、前記トレンチの下部からの深さ方向の寸法が、ともに0.8μm以上、1.3μm以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記トレンチの前記第1の方向の長さが、1.3μm以上、1.6μm以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記JFET領域の前記第1の方向の長さが、0.3μm以上、1.4μm以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記JFET領域の不純物濃度が、8×10
16
cm
-3
以上、2×10
17
cm
-3
以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項1において、
平面視したとき互いに異なる場所に、前記JFET領域の前記第1の方向の長さが第1の長さである領域と、前記JFET領域の前記第1の方向の長さが前記第1の長さよりも短い第2の長さである領域と、を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記複数のトレンチのうち、前記第2の方向の終端部のトレンチに対応する前記JFET領域は、不純物濃度が前記ドリフト領域と同じか、他の前記JFET領域よりも不純物濃度が低いことを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項1において、
前記第1ソース領域は、少なくとも前記複数のトレンチで区切られた部分において、前記第1ソース領域の他の部分よりも、深さ方向の寸法が小さく、不純物濃度が低い第3ソース領域を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項1において、
前記ボディ領域の少なくとも一部の領域の上面に接し、前記ボディ領域よりも不純物濃度が高い第2導電型の第2ソース領域と、
前記ゲート電極と前記第1ソース領域と前記第2ソース領域とを覆う層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通し、前記第1ソース領域と前記第2ソース領域とに接続されたコンタクトプラグと、を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項9において、
前記コンタクトプラグは、前記第2の方向に長手方向を有し、
少なくとも前記コンタクトプラグと重なる領域において、前記第1ソース領域と前記第2ソース領域とが交互に配置されていることを特徴とする半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
トレンチ型のMOSFETの一種として、縦チャネルフィン構造のトレンチMOSFETが提案されている。
【0003】
図17は、従来の縦チャネルフィン構造のトレンチMOSFETを模式的に示した斜視図である。なお、図17では、ゲート電極、ゲート絶縁膜、層間絶縁膜、ソース電極、ドレイン電極は図示を省略している。
【0004】
図17に示す従来の半導体装置1は、平面視したとき第1の方向に長手方向を有し第2の方向に短手方向を有し第2の方向に複数配列された複数のトレンチ2を有している。なお、図17の手前の断面における点線で示したトレンチ2は、他の構成要素とトレンチ2との位置関係を説明するために仮想的にトレンチ2に対応する位置を示したものである。
【0005】
第1導電型のソース領域3Bは、少なくとも一部が複数のトレンチ2で区切られたフィン構造となっている領域を含んでいる。ソース領域3Bの下面には、ソース領域3Bに接して、複数のトレンチ2で区切られたフィン構造の第2導電型のチャネル領域5が形成されている。チャネル領域5の下方には、第1導電型のJFET領域8が形成されており、JFET領域8の側方には第2導電型のボディ領域9が形成されている。チャネル領域5は、ボディ領域9に接続されている。JFET領域8の下方には、第1導電型のドリフト領域10が形成されており、ドリフト領域10の下方には第1導電型のドレイン領域11が形成されている。
【0006】
そして、図17に示す従来の半導体装置1は、トレンチ2の内部に配置されたゲート絶縁膜と、少なくとも一部がトレンチ2の内部に配置された領域を含むゲート電極とを有し、チャネル領域5には縦方向(深さ方向)にチャネル電流が流れる。なお、トレンチ2の内部に埋め込まれたゲート電極は、トレンチ2の外部で互いに接続されている。
【0007】
なお、このような技術に関連する特許文献としては、例えば特許文献1があり、各構成要素の名称や細部の構造は異なるが、特許文献1の段落0048~0052、図3、図14~図18には、先ほど説明した図17に類似する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-207289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図17に示す従来の半導体装置1の構造によれば、トレンチピッチを縮小してチャネル密度を上げることでチャネルの数を増やすことができるので、半導体チップ全体で見たときのオン抵抗を低減することができる。しかしながら、図17に示した従来の半導体装置1は、チャネル密度が高い分、オン抵抗は低いが、その分、短絡耐量が低いという課題がある。
【0010】
また、図17に示す従来の半導体装置1では、JFET領域8の厚さ(深さ方向の寸法)が薄いので、短絡耐量が低いという課題がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
集積回路
11日前
個人
低ノイズ超高速イメージセンサ
10日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
個人
スーパージャンクションMOSFET
7日前
ソニーグループ株式会社
光検出装置
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置
22日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
11日前
ローム株式会社
半導体集積回路
14日前
京セラ株式会社
受光モジュール
16日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
11日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
株式会社カネカ
太陽電池製造方法
1日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
11日前
ローム株式会社
発光装置
1日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
14日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
7日前
日亜化学工業株式会社
発光素子の製造方法
11日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1日前
住友電気工業株式会社
半導体装置の製造方法
22日前
住友電気工業株式会社
光センサ
11日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
14日前
日本特殊陶業株式会社
圧電素子
15日前
ローム株式会社
半導体装置及び半導体回路
22日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
厦門普為光電科技有限公司
高光効率発光ダイオード光源
11日前
株式会社デンソー
半導体装置
11日前
日本電気株式会社
量子デバイスおよびその製造方法
14日前
キオクシア株式会社
半導体装置
22日前
株式会社デンソー
半導体装置
14日前
ミネベアパワーデバイス株式会社
半導体装置
1日前
ミネベアパワーデバイス株式会社
半導体装置
14日前
日本放送協会
磁性細線デバイス
11日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
8日前
株式会社デンソー
信号伝送デバイス
7日前
株式会社デンソー
信号伝送デバイス
7日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
続きを見る