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公開番号2025022137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126425
出願日2023-08-02
発明の名称ビームフォーマ集積回路、無線通信機、及び検査システム
出願人株式会社フジクラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01Q 3/26 20060101AFI20250206BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数のメモリが設けられていても、時間及び費用の増大を招くことなく検査を行うことができるビームフォーマ集積回路、無線通信機、及び検査システムを提供する。
【解決手段】ビームフォーマ集積回路は、複数のアンテナ素子に供給される信号又は複数のアンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方の設定値を記憶する複数のメモリ13と、複数のメモリ13の特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致するか否かを判定する判定回路73と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数のアンテナ素子に供給される信号又は複数の前記アンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方の設定値を記憶する複数のメモリと、
複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致するか否かを判定する判定回路と、
を備えるビームフォーマ集積回路。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記判定回路の判定結果を外部に出力するか、又は複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちの何れか1つを外部に出力するかを切り替える切替回路を備える請求項1記載のビームフォーマ集積回路。
【請求項3】
前記切替回路によって、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちの何れか1つを外部に出力するに切り替えられた場合に、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちのどれを外部に出力する値とするかを選択する選択回路を備える請求項2記載のビームフォーマ集積回路。
【請求項4】
複数の前記メモリに同時に書き込む値を保持する第1レジスタと、
複数の前記メモリに対する同時書き込み又は同時読み出しを行う前記特定のアドレスを保持する第2レジスタと、
を備える請求項1記載のビームフォーマ集積回路。
【請求項5】
複数のアンテナ素子と、
前記メモリに記憶された設定値を用いて、複数の前記アンテナ素子に供給される信号又は複数の前記アンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方を制御する請求項1から請求項4の何れか一項に記載のビームフォーマ集積回路と、
を備える無線通信機。
【請求項6】
複数のアンテナ素子と、
請求項3記載のビームフォーマ集積回路と、
前記判定回路の判定結果が、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致ではない旨を示すものであった場合に、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が順次外部に出力されるように前記切替回路及び前記選択回路を制御する制御装置と、
を備える無線通信機。
【請求項7】
請求項3記載のビームフォーマ集積回路を検査する検査システムであって、
前記判定回路の判定結果が、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致ではない旨を示すものであった場合に、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が検査システムに出力されるように前記切替回路及び前記選択回路を制御する制御装置を備える検査システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビームフォーマ集積回路、無線通信機、及び検査システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ミリ波、準ミリ波、マイクロ波等の高周波信号を用いた無線通信が脚光を浴びている。特に、準ミリ波帯よりも周波数が高い高周波信号を用いた無線通信では、電波の直進性が高まるため、ビームフォーミングが必要になる。ビームフォーミングを行う無線通信機は、複数のアンテナ素子とビームフォーマ集積回路とを有するフェーズドアレイアンテナモジュールを備えている。
【0003】
ビームフォーマ集積回路は、複数のアンテナ素子に対応する複数の位相制御器と、複数の位相制御器に設定する位相の設定値を記憶するメモリと、メモリに記憶された設定値を読み出して位相制御器に設定する設定回路とを備えている。これに加えて、複数のアンテナ素子に対応する強度制御器を有する場合もある。このような場合には、強度制御器に設定する強度の設定値もメモリに記憶される。適切な設定値を位相制御器及び強度制御器に設定し、複数のアンテナ素子から(又は、複数のアンテナ素子へ)供給される複数の信号の位相及び強度を調整することにより、必要なビームパターンを形成するようにしている。以下の特許文献1には、従来のフェーズドアレイアンテナモジュールの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-212947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したビームフォーマ集積回路の検査は、所定の値をビームフォーマ集積回路のメモリに書き込み、メモリから読み出した値がメモリに書き込んだ値と一致するか否かによって行われることが多い。ビームフォーマ集積回路に複数のメモリが設けられている場合には、メモリの数の分だけ上記の検査を繰り返さなければならず、検査に要する時間及び費用が増大するという問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のメモリが設けられていても、時間及び費用の増大を招くことなく検査を行うことができるビームフォーマ集積回路、無線通信機、及び検査システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によるビームフォーマ集積回路(10)は、複数のアンテナ素子(21)に供給される信号又は複数の前記アンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方の設定値を記憶する複数のメモリ(13)と、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致するか否かを判定する判定回路(73)と、を備える。
【0008】
本発明の第1の態様によるビームフォーマ集積回路では、判定回路によって、複数のメモリの特定のアドレスから同時に読み出された値が全て一致するか否かが判定されるため、複数のメモリの検査を順次行う場合よりも、時間及び費用の増大を招くことなく検査を行うことができる。
【0009】
本発明の第2の態様によるビームフォーマ集積回路は、本発明の第1の態様によるビームフォーマ集積回路において、前記判定回路の判定結果を外部に出力するか、又は複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちの何れか1つを外部に出力するかを切り替える切替回路(75)を備える。
【0010】
本発明の第3の態様によるビームフォーマ集積回路は、本発明の第2の態様によるビームフォーマ集積回路において、前記切替回路によって、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちの何れか1つを外部に出力するに切り替えられた場合に、複数の前記メモリの特定のアドレスから同時に読み出された値のうちのどれを外部に出力する値とするかを選択する選択回路(76)を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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