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公開番号
2025015736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024200663,2023555548
出願日
2024-11-18,2023-05-23
発明の名称
ファイバ接続体、および、ファイバ接続体の製造方法
出願人
株式会社フジクラ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G02B
6/255 20060101AFI20250123BHJP(光学)
要約
【課題】マルチコアファイバを適切に調心する技術を実現する。
【解決手段】制御装置(10)は、プロセッサ(10a)を備えている。プロセッサ(10a)は、マルチコアファイバのコア位置及びマーカ位置を特定する特定処理と、調心機構を制御することによって、前記マルチコアファイバの端面におけるコア位置及びマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記マルチコアファイバを調心する調心処理と、を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
m本(mは5以上の自然数)のマルチコアファイバが接続されたファイバ接続体であって、
前記m本のマルチコアファイバは、クラッドと、前記クラッドの内部に配置された複数のコアであって、複数の軸の各々に対して線対称に配置された複数のコアと、中心が前記複数のコアの対称軸以外の位置に配置されたマーカと、を含む共通の断面構造を有しており、
前記複数の軸から選択された特定の軸について、互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面において前記特定の軸に対して前記第2端面の前記マーカと線対称な位置と重なるという条件を満たす接続箇所の個数が4個以上の偶数個であり、
前記複数のコアの個数をnとして、当該ファイバ接続体の一端に位置する前記第1マルチコアファイバ及び当該ファイバ接続体の他端に位置する前記第mマルチコアファイバにおける前記複数のコアの序数を前記マーカからの距離に応じて定めた場合、前記第1マルチコアファイバのi番目(iは1以上n以下の自然数)のコアは、前記第mマルチコアファイバのi番目のコアと光学結合している、
ことを特徴とするファイバ接続体。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
m本(mは5以上の自然数)のマルチコアファイバが接続されたファイバ接続体であって、
前記m本のマルチコアファイバは、クラッドと、前記クラッドの内部に配置された複数のコアであって、複数の軸の各々に対して線対称に配置された複数のコアと、中心が前記複数のコアの対称軸以外の位置に配置されたマーカと、を含む共通の断面構造を有しており、
前記複数の軸から選択された特定の軸について、互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面において前記特定の軸に対して前記第2端面の前記マーカと線対称な位置と重なるという条件を満たす接続箇所の個数が4個以上の偶数個であり、
前記複数の軸のうち前記特定の軸以外の他の軸のそれぞれについて、互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面において前記他の軸に対して前記第2端面の前記マーカと線対称な位置と重なるという条件を満たす接続箇所の個数が偶数個(0個を含む)であり、
互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、前記4個以上の偶数個の接続箇所及び前記偶数個(0個を含む)の接続箇所以外の接続箇所において、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面の前記マーカと重なるという条件を満たす、
ことを特徴とするファイバ接続体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のファイバ接続体の製造方法であって、
互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面において前記特定の軸に対して前記第2端面の前記マーカと線対称な位置と重なるという条件を満たす接続箇所の個数が4個以上の偶数個になるように、前記m本のマルチコアファイバを接続する、
ことを特徴とするファイバ接続体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイバ接続体、および、ファイバ接続体の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信の分野においては、複数のコアを備えたマルチコアファイバが広く利用されている。マルチコアファイバを開示した文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。複数のマルチコアファイバを接続したマルチコアファイバ接続体も広く利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2019-152866号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチコアファイバには、ある軸に対して線対称に配置された複数のコアに加えて、中心がその軸と重ならないように配置されたマーカが形成されているものがある。このようなマーカがあると、マーカからの距離などによって、複数のコアを一意的に識別することが可能である。
【0005】
マルチコアファイバの調心においては、従来、シングルコアファイバの調心では考慮されていなかったことを、新たに考慮する必要が生じる。例えば、コア配置が一致する2本のマルチコアファイバを接続する場合、一方のマルチコアファイバのマーカが他方のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるよう調心する必要がある。ここで、2本のマルチコアファイバのコア配置が一致するとは、一方のマルチコアファイバの端面を他方のマルチコアファイバの端面と重ね合わせたときに、一方のマルチコアファイバの各コアを他方のマルチコアファイバの何れかのコアと重ね合わせ得ることを指す。或いは、マルチコアファイバのマーカの位置がコネクタ部品のキー等に対して適切な位置に配置されるよう調心する必要がある。しかしながら、このような点を勘案したうえで、マルチコアファイバを適切に調心する技術は実現されていない。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、マルチコアファイバを適切に調心する技術を実現することにある。例えば、マルチコアファイバのマーカが他のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるように、或いは、マルチコアファイバのマーカがコネクタ部品のキー等に対して適切な位置に配置されるように、マルチコアファイバを調心する技術を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るファイバ接続体の製造方法は、前記複数の軸から選択された特定の軸について、互いに隣接する2つのマルチコアファイバが接続されるm-1箇所の接続箇所のうち、一方のマルチコアファイバの端面を第1端面、前記第1端面と接続される他方のマルチコアファイバの端面を第2端面として、(1)前記第1端面の前記複数のコアの各々が、前記第2端面の前記複数のコアの何れかと重なるという条件、及び、(2)前記第1端面の前記マーカが、前記第2端面において前記特定の軸に対して前記第2端面の前記マーカと線対称な位置と重なるという条件を満たす接続箇所の個数が4個以上の偶数個になるように、前記m本のマルチコアファイバを接続する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、マルチコアファイバを適切に調心する技術を実現できる。例えば、マルチコアファイバのマーカが他のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるように調心する技術を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る融着接続方法の流れを示すフロー図である。
図2示す融着接続方法の各工程におけるマルチコアファイバの状態を示す斜視図である。
図1に示す融着接続方法の適用対象となる光ファイバの一例として、マルチコアファイバを示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面を視線E1方向から見た正面図であり、(c)は、マルチコアファイバの他方の端面を視線E2方向から見た正面図である。
通常接続された2本の光ファイバの接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L1に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L3に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L2に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L4に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
本発明の第2の実施形態に係るコネクタ接続方法の流れを示すフロー図である。
(a)は、フェルールを介してコネクタハウジングが取り付けられたマルチコアファイバの側面図である。(b)及び(c)は、そのマルチコアファイバの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1の実施形態〕
(制御装置の構成)
本発明の第1の実施形態に係る制御装置10について、図1を参照して説明する。図1は、制御装置10の構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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