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公開番号
2025020464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-12
出願番号
2024203220,2023553076
出願日
2024-11-21,2023-05-30
発明の名称
マルチコアファイバ、及び光デバイス
出願人
株式会社フジクラ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G02B
6/02 20060101AFI20250204BHJP(光学)
要約
【課題】端面の傾斜方向が接続を考慮して適切に設定されたマルチコアファイバを実現する。
【解決手段】マルチコアファイバ(MF)において、第1端面(σ1)及び第2端面(σ2)の傾斜方向(v1,v2)は、第1端面(σ1)におけるコア(a1~an)の延在方向と第2端面(σ2)におけるコア(a1~an)の延在方向との成す角を最小化するように第1端面(σ1)と第2端面(σ2)とを面接触させた場合に、第1端面(σ1)におけるコア(a1~an)の各々が第2端面(σ2)におけるコア(a1~an)の何れかと少なくとも部分的に重なり合うように設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クラッドと、前記クラッド内に形成された複数のコアと、前記クラッド内に形成されたマーカと、前記複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面と、を有するマルチコアファイバであって、
前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うように、前記第1端面及び前記第2端面の傾斜方向が設定され、
前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアが前記傾斜方向と直交する仮想軸に対して線対称状に配置され、
前記第1端面及び前記第2端面において前記仮想軸が前記複数のコアの何れとも交わらず、
前記第1端面及び前記第2端面の各々において、前記マーカの中心が、前記仮想軸と、
前記複数のコアのうち前記仮想軸から最も遠いコアの中心を通り前記仮想軸と平行な直線との間に含まれる、
マルチコアファイバ。
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【請求項2】
クラッドと、前記クラッド内に形成された複数のコアと、前記クラッド内に形成されたマーカと、前記複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面と、を有するマルチコアファイバであって、
前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うように、前記第1端面及び前記第2端面の傾斜方向が設定され、
前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアが前記傾斜方向と直交する仮想軸に対して線対称状に配置され、
前記第1端面及び前記第2端面において前記仮想軸が前記複数のコアの何れとも交わらず、
前記第1端面及び前記第2端面の各々において、前記複数のコアのうち前記マーカに最も近いコアと、前記複数のコアのうち前記マーカに2番目に近いコアとが、前記仮想軸を挟むように配置されている、
マルチコアファイバ。
【請求項3】
前記マーカの外径が、前記複数のコアの外径よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項4】
前記第1端面及び前記第2端面の傾斜方向は、前記複数のコアから選択された2つのコアを通る直線の何れかと平行である、
請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項5】
マルチコアファイバと、前記マルチコアファイバの一端に設けられた単芯コネクタと、
を備えており、
前記マルチコアファイバは、請求項1又は2の何れか一項に記載のマルチコアファイバである、
ことを特徴とする光デバイス。
【請求項6】
複数のマルチコアファイバを束ねたマルチコアファイバ束と、前記マルチコアファイバ束の一端に設けられた多芯コネクタ又は一体化された単芯コネクタ群と、を備えており、
前記複数のマルチコアファイバの各々は、請求項1又は2の何れか一項に記載のマルチコアファイバであり、前記第1端面及び前記第2端面のうち前記多芯コネクタ又は前記単芯コネクタ群が設けられる側の端面であるコネクタ側端面の傾斜方向が特定の方向に揃うように、前記多芯コネクタ又は前記単芯コネクタ群に固定されている、
ことを特徴とする光デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバ、又は、マルチコアファイバを含む光デバイスに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信の分野においては、複数のコアを備えたマルチコアファイバが広く利用されている。マルチコアファイバを開示した文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2019-152866号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光ファイバにおいては、端面における反射を低減するために、コアの延在方向と直交しないように端面を傾斜させることが広く行われている。しかしながら、マルチコアファイバの端面を傾斜させる場合、例えば、以下のような問題を生じ得る。
【0005】
すなわち、端面が傾斜している2本のマルチコアファイバを、それぞれのマルチコアファイバの端面におけるコアの延在方向が一致するように接続しようとすると、一方のマルチコアファイバのコアを他方のマルチコアファイバのコアと重ね合わせることができない場合がある。これは、それぞれのマルチコアファイバの端面の傾斜方向が接続を考慮して適切に設定されていないためである。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続を考慮して端面の傾斜方向が適切に設定されたマルチコアファイバ、又は、そのようなマルチコアファイバを含む光デバイスを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るマルチコアファイバにおいては、クラッドと、前記クラッド内に形成された複数のコアと、前記クラッド内に形成されたマーカと、前記複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面と、を有するマルチコアファイバであって、前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うように、前記第1端面及び前記第2端面の傾斜方向が設定され、前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアが前記傾斜方向と直交する仮想軸に対して線対称状に配置され、前記第1端面及び前記第2端面において前記仮想軸が前記複数のコアの何れとも交わらず、前記第1端面及び前記第2端面の各々において、前記マーカの中心が、前記仮想軸と、前記複数のコアのうち前記仮想軸から最も遠いコアの中心を通り前記仮想軸と平行な直線との間に含まれる。
【0008】
本発明の一態様に係るマルチコアファイバにおいては、クラッドと、前記クラッド内に形成された複数のコアと、前記クラッド内に形成されたマーカと、前記複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面と、を有するマルチコアファイバであって、前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うように、前記第1端面及び前記第2端面の傾斜方向が設定され、前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアが前記傾斜方向と直交する仮想軸に対して線対称状に配置され、前記第1端面及び前記第2端面において前記仮想軸が前記複数のコアの何れとも交わらず、前記第1端面及び前記第2端面の各々において、前記複数のコアのうち前記マーカに最も近いコアと、前記複数のコアのうち前記マーカに2番目に近いコアとが、前記仮想軸を挟むように配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、接続を考慮して端面の傾斜方向が適切に設定されたマルチコアファイバ、又は、そのようなマルチコアファイバを含む光デバイスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係るマルチコアファイバの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面の正面図であり、(c)は、そのマルチコアファイバの他方の端面の正面図であり、(d)は、そのマルチコアファイバの斜視図である。
図1に示すマルチコアファイバの変形例を示す図である。(a)は、第1の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(b)は、第2の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(c)は、第3の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図である。
本発明の第2の実施形態に係るマルチコアファイバの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面の正面図であり、(c)は、そのマルチコアファイバの他方の端面の正面図であり、(d)は、そのマルチコアファイバの斜視図である。
図3に示すマルチコアファイバの変形例を示す図である。(a)は、第1の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(b)は、第2の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(c)は、第3の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図である。
本発明の第3の実施形態に係るマルチコアファイバの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面の正面図であり、(c)は、そのマルチコアファイバの他方の端面の正面図であり、(d)は、そのマルチコアファイバの斜視図である。
図5に示すマルチコアファイバの変形例を示す図である。(a)は、第1の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(b)は、第2の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(c)は、第3の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図である。
本発明の第4の実施形態に係るマルチコアファイバの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面の正面図であり、(c)は、そのマルチコアファイバの他方の端面の正面図であり、(d)は、そのマルチコアファイバの斜視図である。
図7に示すマルチコアファイバの変形例を示す図である。(a)は、第1の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(b)は、第2の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図であり、(c)は、第3の変形例に係るマルチコアファイバの2つの端面の正面図である。
本発明の第5の実施形態に係る光デバイスの構成を示す図である。(a)は、その光デバイスの側面図であり、(b)は、その光デバイスの一歩の端面の正面図であり、(c)は、その光デバイスの他方の端面の正面図である。
本発明の第6の実施形態に係る光デバイスの構成を示す図である。(a)は、その光デバイスの側面図であり、(b)は、その光デバイスの一歩の端面の正面図であり、(c)は、その光デバイスの他方の端面の正面図である。
図10に示す光デバイスの変形例を示す図である。(a)は、第1の変形例に係る光デバイスの一方の端面の正面図であり、(b)は、第2の変形例に係る光デバイスの一方の端面の正面図であり、(c)は、第3の変形例に係る光デバイスの一方の端面の正面図である。
本発明の第7の実施形態に係るマルチコアファイバ集合体MFSの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバ集合体の側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバファイバ集合体の斜視図である。
本発明の第8の実施形態に係るマルチコアファイバ集合体MFSの構成を示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバ集合体の側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバファイバ集合体の斜視図である。
(a)は、本発明の実施形態に係るマルチコアファイバを含むFI/FOデバイスの構成を示すブロック図であり、(b)は、本発明の実施形態に係るマルチコアファイバが接続されたFI/FOデバイスの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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