発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 本発明は、マルチコアファイバに関する。 続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】 【0002】 複数のコア部を有するマルチコアファイバとして、コア部の間に空孔を設けることで特性を改善する技術が検討されている(非特許文献1~3)。これらのコア部は、ガラスのような固体の媒質からなるので、ソリッドコア部とも呼ばれる。 【0003】 一方、空孔コアファイバも盛んに検討されている。空孔コアファイバとは、固体の媒質で満たされていない空孔状のコア部(空孔コア部)を有する光ファイバである。空孔コアファイバの種類には、アンチレゾナント型と呼ばれるものや、フォトニックバンドギャップ型と呼ばれるものがある(特許文献1,2、非特許文献4)。空孔コアファイバは、その革新的な高機能性にため、盛んに検討されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 特表2017-520804号公報 国際公開第2009/040902号 【非特許文献】 【0005】 K. Saitoh et al, “Multi-core hole-assisted fibers for high core density space division multiplexing”, OECC 2010, 7C2-1 (2010). B. Yao et al., “Reduction of Crosstalk by Hole-Walled Multi-Core Fiber”, OFC 2012, paper OM2D.5. (2012). K. Mukasa et al, “Uncoupled 6-core Fibers with a Standard 125mm Cladding, ITU-T G.652 Optical Properties, and Low XT”, OFC 2023, paper M3B.2 (2023). Gregory T. Jasion et al., “0.174 dB/km Hollow Core Double Nested Antiresonant Nodeless Fiber (DNANF)”, OFC 2022, paper Th4C.7 (2022). 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 光伝送技術の高機能化に伴い、マルチコアファイバにも従来にない高機能または多機能が要求されている。しかしながら、公知のマルチコアファイバは、その要求を十分に満たしているとはいえなかった。 【0007】 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、高機能または多機能なマルチコアファイバを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、複数のコア部を備え、前記複数のコア部は、空孔コア部であるマルチコアファイバである。 【0009】 前記空孔コア部は、アンチレゾナント型の光閉じ込め作用により光が閉じ込められてもよい。 【0010】 前記空孔コア部の周囲を取り囲み、アンチレゾナント現象によって前記空孔コア部に光を閉じ込める作用を有する複数の管状体を備えてもよい。 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPatで参照する