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公開番号2025019549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123211
出願日2023-07-28
発明の名称マルチコアファイバ
出願人古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02B 6/02 20060101AFI20250131BHJP(光学)
要約【課題】高機能または多機能なマルチコアファイバを提供すること。
【解決手段】マルチコアファイバは、複数のコア部を備え、前記複数のコア部は、空孔コア部である。前記空孔コア部は、アンチレゾナント型の光閉じ込め作用により光が閉じ込められてもよい。前記空孔コア部の周囲を取り囲み、アンチレゾナント現象によって前記空孔コア部に光を閉じ込める作用を有する複数の管状体を備えてもよい。前記複数の管状体の少なくとも一つが、前記複数の空孔コア部の少なくとも二つの間で共有されてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のコア部を備え、
前記複数のコア部は、空孔コア部である
マルチコアファイバ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記空孔コア部は、アンチレゾナント型の光閉じ込め作用により光が閉じ込められる
請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項3】
前記空孔コア部の周囲を取り囲み、アンチレゾナント現象によって前記空孔コア部に光を閉じ込める作用を有する複数の管状体を備える
請求項2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項4】
前記複数の管状体の少なくとも一つが、前記複数の空孔コア部の少なくとも二つの間で共有されている
請求項3に記載のマルチコアファイバ。
【請求項5】
前記複数の管状体を取り囲むとともに、前記複数の管状体の少なくとも一つを支持する外側管状体を備える
請求項3に記載のマルチコアファイバ。
【請求項6】
前記外側管状体に支持されるとともに、前記複数の管状体の少なくとも一つを支持する支持体を備える
請求項5に記載のマルチコアファイバ。
【請求項7】
前記支持体は、前記複数の管状体の少なくとも一つを収容する管状の構造を有する
請求項6に記載のマルチコアファイバ。
【請求項8】
前記空孔コア部は、フォトニックバンドギャップ型の光閉じ込め作用により光が閉じ込められる
請求項1に記載のマルチコアファイバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数のコア部を有するマルチコアファイバとして、コア部の間に空孔を設けることで特性を改善する技術が検討されている(非特許文献1~3)。これらのコア部は、ガラスのような固体の媒質からなるので、ソリッドコア部とも呼ばれる。
【0003】
一方、空孔コアファイバも盛んに検討されている。空孔コアファイバとは、固体の媒質で満たされていない空孔状のコア部(空孔コア部)を有する光ファイバである。空孔コアファイバの種類には、アンチレゾナント型と呼ばれるものや、フォトニックバンドギャップ型と呼ばれるものがある(特許文献1,2、非特許文献4)。空孔コアファイバは、その革新的な高機能性にため、盛んに検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2017-520804号公報
国際公開第2009/040902号
【非特許文献】
【0005】
K. Saitoh et al, “Multi-core hole-assisted fibers for high core density space division multiplexing”, OECC 2010, 7C2-1 (2010).
B. Yao et al., “Reduction of Crosstalk by Hole-Walled Multi-Core Fiber”, OFC 2012, paper OM2D.5. (2012).
K. Mukasa et al, “Uncoupled 6-core Fibers with a Standard 125mm Cladding, ITU-T G.652 Optical Properties, and Low XT”, OFC 2023, paper M3B.2 (2023).
Gregory T. Jasion et al., “0.174 dB/km Hollow Core Double Nested Antiresonant Nodeless Fiber (DNANF)”, OFC 2022, paper Th4C.7 (2022).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光伝送技術の高機能化に伴い、マルチコアファイバにも従来にない高機能または多機能が要求されている。しかしながら、公知のマルチコアファイバは、その要求を十分に満たしているとはいえなかった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、高機能または多機能なマルチコアファイバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、複数のコア部を備え、前記複数のコア部は、空孔コア部であるマルチコアファイバである。
【0009】
前記空孔コア部は、アンチレゾナント型の光閉じ込め作用により光が閉じ込められてもよい。
【0010】
前記空孔コア部の周囲を取り囲み、アンチレゾナント現象によって前記空孔コア部に光を閉じ込める作用を有する複数の管状体を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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