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公開番号2025022133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126421
出願日2023-08-02
発明の名称情報処理装置、方法、プログラム及記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06V 40/16 20220101AFI20250206BHJP(計算;計数)
要約【課題】
顔認証システムの負荷を抑制しつつ、顔認証システムによる顔認証が成功する確率を向上させること。
【解決手段】
情報処理装置は、顔画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出する解析手段と、顔認証に使用される登録画像が記録されている記録手段と、前記記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出する計算手段と、前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
顔画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出する解析手段と、
顔認証に使用される登録画像が記録されている記録手段と、
前記記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出する計算手段と、
前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記記録手段に記録され得る登録画像の枚数に顔認証システムの性能に基づく制限枚数が設定されており、
前記計算手段は、顔画像が登録画像として前記記録手段に記録されると登録画像の枚数が前記制限枚数を超える場合、前記画像取得手段により取得された顔画像及び既に前記記録手段に記録されている登録画像各々について前記類似度の総和を算出し、
前記選択手段は、前記画像取得手段により取得された顔画像を登録候補画像とし、最も高い前記類似度の総和が算出された登録画像と差し替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記録手段は、前記人物と異なる人物の顔画像が記録されており、
前記選択手段は、前記人物と異なる全ての人物の各顔画像との間の類似度がいずれも所定の類似度未満であり、前記計算手段により算出された類似度が最も低い顔画像を登録候補画像として選択する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記録手段は、前記人物と異なる人物の顔画像と、顔画像同士を過去に照合した結果とが記録されており、
前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と、前記人物と異なる全ての人物の各顔画像とが照合され、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と同一の人物が撮影されていると前記計算手段により判定された顔画像が存在する場合、当該顔画像と、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像とに基づく補助情報を表示する表示手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記補助情報は、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と同一の人物が撮影されていると判定された顔画像に関する照合が実行された最新の日時、当該顔画像と照合された顔画像の前記記録部に記録されている全ての顔画像に対する割合、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と同一の人物が撮影されていると判定された顔画像、各登録画像に関して照合された日時及び各登録画像に関して照合された割合の少なくとも一つを示している、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記録手段は、前記人物と異なる人物の顔画像と、顔画像同士を過去に照合した結果とが記録されており、
前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と、前記人物と異なる全ての人物の各顔画像とが照合され、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と異なる人物が撮影されており、前記人物との前記類似度が所定の類似度以上であると前記計算手段により判定された顔画像が存在する場合、当該顔画像と、当該顔画像を過去に照合した結果とを表示する表示手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記録手段は、前記人物と異なる人物の顔画像と、顔画像同士を過去に照合した結果とが記録されており、
前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と、前記人物と異なる全ての人物の各顔画像とが照合され、前記計算手段により算出された前記類似度が最も低い顔画像と異なる人物が撮影されており、前記人物との前記類似度が所定の類似度以上であると前記計算手段により判定された顔画像が存在する場合、前記人物の顔画像と、前記人物と異なる人物の顔画像との前記類似度が所定の類似度未満となるように閾値を調整するためのユーザーインターフェースを表示する表示手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
顔画像を取得し、
前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出し、
顔認証に使用され、記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出し、
前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する、
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
顔画像を取得し、
前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出し、
顔認証に使用され、記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出し、
前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
顔画像を取得し、
前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出し、
顔認証に使用され、記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出し、
前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する、
ことを特徴とするプログラムを記憶する記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、方法、プログラム及記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
撮影された顔がぼけている、顔が正面から撮影されていない、化粧や髪型が時間の経過により変化している等の場合、顔認証が失敗してしまうことがある。このような事態を回避する施策として、顔認証システムに顔画像を追加したり、顔認証システムに登録されている顔画像を変更したりする施策が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1では、登録画像とカメラ等から入力された顔の画像を比較し、なりすましと判定され、本人の認証が失敗した場合に、なりすましと判定された顔の画像を顔認証システムに追加する画像候補とする手段を設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-12452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、複数の顔画像の中から顔認証が成功する確率を向上させる顔画像を選択することが難しい。また、顔画像システムに追加される顔画像の数が多すぎると、照合すべき顔画像の数が増加し、顔画像システムの負荷が増加してしまう恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、顔認証システムの負荷を抑制しつつ、顔認証システムによる顔認証が成功する確率を向上させることができる情報処理装置、方法、プログラム及記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、顔画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出する解析手段と、顔認証に使用される登録画像が記録されている記録手段と、前記記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、前記解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、前記解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出する計算手段と、前記計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、顔認証システムの負荷を抑制しつつ、顔認証システムによる顔認証が成功する確率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理装置のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
情報処理装置を備える画像解析システムの概略構成の例を示す図である。
第一の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の例を示すブロック図である。
第一の実施形態に係るブロックの詳細な機能構成の例を示すブロック図である。
第一の実施形態に係る候補画像を選定する処理の手順を示すフローチャートである。
第一の実施形態に係る候補画像を表示するユーザーインターフェースの図である。
第一の実施形態の効果を説明する図である。
第一の実施形態の変形例に係る登録画像が複数枚ある場合に候補画像を選定する処理の手順を示すフローチャートである。
第二の実施形態に係る顔認証システムに登録できる顔画像の枚数に制限枚数が設定されている場合に登録画像を除外する処理の手順を示すフローチャートである。
第三の実施形態に係る本人以外と誤認識する率が上がってしまう場合を説明するための図である。
第三の実施形態に係る他人と誤認識しないことも含めて、正しく本人と認証する画像を候補画像として選定する処理の手順を示すフローチャートである。
第三の実施形態に係る他人と誤認識しないことも含めて、正しく本人と認証する画像を候補画像として選定する処理を説明するための図である。
第三の実施形態の変形例に係る他人と誤認識しないことも含めて、正しく本人と認証する画像を候補画像とするために、登録画像に補助情報を表示する処理の手順を示すフローチャートである。
第三の実施形態の変形例に係る登録画像に補助情報を表示するユーザーインターフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態に係る情報処理装置は、画像取得手段と、解析手段と、記録手段と、計算手段と、選択手段とを備える。画像取得手段は、顔認証の精度を改善すべき人物の顔を撮影することにより生成された顔画像を取得する。解析手段は、画像取得手段により取得された顔画像の顔尤度及び顔特徴量を算出する。記録手段は、顔認証に使用される登録画像が記録されている。計算手段は、記録手段に記録されている少なくとも一つの登録画像と、解析手段により算出された顔尤度が所定の顔尤度以上であり、解析手段により算出された顔特徴量が所定の顔特徴量以上である少なくとも一つの顔画像との特徴量を照合して類似度を算出する。選択手段は、計算手段により算出された類似度が低い顔画像から順番に少なくとも一枚の顔画像を登録候補画像として選択する。
(【0011】以降は省略されています)

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