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公開番号
2025020717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124255
出願日
2023-07-31
発明の名称
化粧料組成物
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】化粧料や皮膚外用剤に用いることのできる、ナイロン粉体、アクリル粉体、またはウレタン粉体などのプラスチック粉体に代わる粉末組成物を含む化粧料組成物を提供すること。
【解決手段】(A)アシルリジンと(B)コメ粉とを含み、(A)アシルリジンの体積基準分布のメジアン径が9μm以下である粉末組成物を含む化粧料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)アシルリジンと(B)コメ粉とを含み、(A)アシルリジンの体積基準分布のメジアン径が9μm以下である粉末組成物を含む化粧料組成物。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
粉末組成物全体を100質量%とした場合、前記(A)の含有量が2~40質量%であり、前記(B)の含有量が3~95質量%であり、前記(A)と前記(B)の合計量が10質量%以上である、請求項1記載の化粧料組成物。
【請求項3】
皮膚外用剤である、請求項1記載の化粧料組成物。
【請求項4】
リンスオフ洗浄料である、請求項1記載の化粧料組成物。
【請求項5】
メイクアップ化粧料である、請求項1記載の化粧料組成物。
【請求項6】
前記粉末組成物と無機粉体を含む請求項1~5のいずれか1項記載の化粧料組成物。
【請求項7】
さらに有機粉体を含む請求項6記載の化粧料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
塗布時の感触や滑り性を改良する目的で、化粧料にナイロン粉体、アクリル粉体、ウレタン粉体などのプラスチック粉体を配合することがある。しかしながら、近年、環境負荷への関心が高まり、これらに代替する製品が求められる動きがみられてきた。例えば、特開2020-97552号公報には、(a)煙霧状疎水化シリカ6~10重量%、(b)オクタメチルトリシロキサン及び/又はデカメチルテトラシロキサン5~20重量%、(c)バチルアルコール、(d)マイクロプラスチックビーズを含まない(a)以外の粉末10~30重量%を含有する、マイクロプラスチックビーズを含有しない凹凸補正化粧料が記載されている。また、特開2020-50840号公報には、特定の結晶性セルロースが集合して形成された多孔質セルロース粒子が配合された化粧料が記載されている。また、特開2020-152851号公報には、特定のセルロース誘導体粒子を含有する化粧品組成物が記載されている。しかしながら、依然として、ナイロン粉体、アクリル粉体、またはウレタン粉体などのプラスチック粉体に代わる、優れた粉末組成物が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-97552号公報
特開2020-50840号公報
特開2020-152851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、化粧料や皮膚外用剤に用いることのできる、ナイロン粉体、アクリル粉体、またはウレタン粉体などのプラスチック粉体に代わる粉末組成物を含む化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究した結果、特定のアシルリジンとコメ粉とを特定の配合量で含む粉末組成物を化粧料組成物に配合することにより、上記の課題を解決できることを初めて見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の通りのものである。
〔1〕
(A)アシルリジンと(B)コメ粉とを含み、(A)アシルリジンの体積基準分布のメジアン径が9μm以下である粉末組成物を含む化粧料組成物。
〔2〕
粉末組成物全体を100質量%とした場合、前記(A)の含有量が2~40質量%であり、前記(B)の含有量が3~95質量%であり、前記(A)と前記(B)の合計量が0.1質量%以上である、前記〔1〕記載の化粧料組成物。
〔3〕
皮膚外用剤である、前記〔1〕記載の化粧料組成物。
〔4〕
リンスオフ洗浄料である、前記〔1〕記載の化粧料組成物。
〔5〕
メイクアップ化粧料である、前記〔1〕記載の化粧料組成物。
〔6〕
前記粉末組成物と無機粉体を含む前記〔1〕~〔5〕のいずれか1項記載の化粧料組成物。
〔7〕
さらに有機粉体を含む前記〔6〕記載の化粧料組成物。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の化粧料組成物は、(A)アシルリジンと(B)コメ粉とを含む粉末組成物を含む。
【0007】
(A)アシルリジンは、体積基準分布のメジアン径が9μm以下であり、密着性向上の観点から、好ましくは6μm以下、更なる密着性向上および感触向上の観点から、より好ましくは5μm以下、密着性向上および製造時間の短縮の観点からさらに好ましくは4μm以下である。
本発明の(A)アシルリジンの個数基準分布のメジアン径は、4μm以下が好ましい。
アシルリジンのメジアン径は、レーザー回折/散乱式の粒子径分布測定装置を使用し、個数基準又は体積基準の粒子径分布を測定することによって求めることができる。メジアン径とは、通過分積算%の分布曲線が50%の横軸と交差するポイントの粒子径を意味する。「個数基準分布」とは、粒子径分布のそれぞれの粒径の頻度を計算するとき、粒子の数を計数してその個数を基準に計算している粒子径分布を表し、「体積基準分布」とは、粒子径分布のそれぞれの粒径の頻度を計算するとき、球状として仮定した粒子の体積を計数してその値を基準に計算している粒子径分布を表す。
アシルリジンのかさ密度は、好ましくは0.38g/mL以下である。また、前記かさ密度は、好ましくは0.01~0.38g/mLであり、0.05~0.38g/mLがより好ましく、0.1~0.36g/mLが更に好ましい。
アシルリジンのかさ密度は、以下の測定方法で測定することができる。
アシルリジンをミキサーで2分以上攪拌させ解砕し、得られた結晶のかさ密度を粉体流動性分析装置(例えば、パウダーレオメータFT-4(フリーマンテクノロジー
TM
社製))を用いて測定する。具体的には、一定量のアシルリジンをホルダーに測り取った後、利用手順に沿ってコンディショニングを行い、コンディショニング後の体積及びアシルリジンの質量から下記式よりかさ密度を測定する。
かさ密度=コンディショニング後の質量/コンディショニング後の体積 (g/mL)
【0008】
(A)体積基準分布のメジアン径が9μm以下であるアシルリジンの製造方法は、アシルリジンの塩基性溶液を塩酸等の溶液に滴下し晶析する製法又は機械等を用いた粉砕方法によって得られることができる。体積基準分布のメジアン径が9μm以下であるアシルリジンは、例えばWO2020/262367に記載の方法によって得ることができる。
【0009】
(A)アシルリジンのアシル基は、炭素数8~22の飽和又は不飽和脂肪酸アシルであり、例えばオクタノイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、オクチルドデシル、オレイル、ベヘニル、ヤシ油脂肪酸アシル、パーム核油脂肪酸アシル、牛脂脂肪酸アシル等が挙げられるが、汎用的に入手できるという点でラウロイル及びオクタノイルからなる群から選択される1種以上であることが好ましい。すなわち、アシルリジンは好ましくは炭素数8~12の飽和脂肪酸アシルであり、ラウロイルリジン又はオクタノイルリジンであることがより好ましく、ラウロイルリジンであることが更に好ましい。
【0010】
本発明で用いられるコメ粉は実施例記載の原料に限定されるものではなく、コメ由来で化粧用に用いられるものであれば良く、たとえば、Greenphyt社のPhytMic Riceや、Lessonia社のMicrozest 25Riceなどが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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