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公開番号2025010929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113243
出願日2023-07-10
発明の名称4-エチルグアヤコール臭の抑制方法
出願人味の素株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61L 9/01 20060101AFI20250116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】4-エチルグアヤコール臭を抑制するための技術を提供する。
【解決手段】(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、または2,6-ジメチルチオフェノールを利用して食品等の対象における4-エチルグアヤコール臭を抑制する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
対象における4-エチルグアヤコール臭の抑制用の組成物であって、
下記成分(A)を含有する、組成物:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記対象が、物品または空間である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記物品が、食品または廃棄物である、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
物品の製造用の組成物であって、
下記成分(A)を含有する、組成物:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
【請求項5】
前記物品が、食品である、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記物品が、4-エチルグアヤコール臭が抑制された物品である、請求項4または5に記載の組成物。
【請求項7】
前記物品が、4-エチルグアヤコールおよび/または4-エチルグアヤコールを生じ得る成分を含有する、請求項2~4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
対象における4-エチルグアヤコール臭を抑制する方法であって、
下記成分(A)を前記対象に適用する工程を含む、方法:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオ
ール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
【請求項9】
前記対象が、物品または空間である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記物品が、食品または廃棄物である、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、4-エチルグアヤコール臭を抑制するための技術に関する。本発明は、具体的には、4-エチルグアヤコール臭の抑制方法に関し得る。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
食品等の対象における不快臭等の特定の匂いを抑制する技術の開発が望まれている。例えば、種々の成分を配合して特定の匂いを抑制する方法が報告されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、4-エチルグアヤコール臭を抑制するための技術を提供することを課題とする。本発明は、具体的には、4-エチルグアヤコール臭の抑制方法を提供することを課題とし得る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、4-エチルグアヤコール臭を抑制する種々の成分を見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は以下の通り例示できる。
[1]
対象における4-エチルグアヤコール臭の抑制用の組成物であって、
下記成分(A)を含有する、組成物:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
[2]
前記対象が、物品または空間である、前記(具体的には、[1]に記載の)組成物。
[3]
前記物品が、食品または廃棄物である、前記(具体的には、[2]に記載の)組成物。[4]
物品の製造用の組成物であって、
下記成分(A)を含有する、組成物:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオ
ール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
[5]
前記物品が、食品である、前記(具体的には、[4]に記載の)組成物。
[6]
前記物品が、4-エチルグアヤコール臭が抑制された物品である、前記(具体的には、[4]または[5]に記載の)組成物。
[7]
前記物品が、4-エチルグアヤコールおよび/または4-エチルグアヤコールを生じ得る成分を含有する、前記(具体的には、[2]~[6]のいずれかに記載の)組成物。
[8]
対象における4-エチルグアヤコール臭を抑制する方法であって、
下記成分(A)を前記対象に適用する工程を含む、方法:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
[9]
前記対象が、物品または空間である、前記(具体的には、[8]に記載の)方法。
[10]
前記物品が、食品または廃棄物である、前記(具体的には、[9]に記載の)方法。
[11]
前記対象が、物品であり、
前記物品が、食品であり、
前記工程が、前記成分(A)を前記物品の原料に添加する工程である、前記(具体的には、[8]に記載の)方法。
[12]
物品を製造する方法であって、
下記成分(A)を前記物品の原料に添加する工程を含む、方法:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
[13]
前記物品が、食品である、前記(具体的には、[12]に記載の)方法。
[14]
前記物品が、4-エチルグアヤコール臭が抑制された物品である、前記(具体的には、[12]または[13]に記載の)方法。
[15]
前記物品または前記原料が、4-エチルグアヤコールおよび/または4-エチルグアヤコールを生じ得る成分を含有する、前記(具体的には、[9]~[14]のいずれかに記載の)方法。
[16]
前記成分(A)が、前記物品における含有量が0.01 ppt(w/w)~1000 ppm(w/w)となるように添加される、前記(具体的には、[9]~[15]のいずれかに記載の)方法。
[17]
前記物品が、食品であり、
前記含有量が、喫食濃度である、前記(具体的には、[16]に記載の)方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、4-エチルグアヤコール臭を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
<1>有効成分
4-エチルグアヤコール臭の抑制においては、下記成分(A)を有効成分として利用する:
(A)(E)-β-ダマセノン、2,6-ジクロロベンズアルデヒド、3,5-ジクロロフェノール、ヒノキチオール、没食子酸プロピル、アントラニル酸βナフチル、メチルイソチオシアネート、フロレチン、アピゲニン、メルカプト酢酸エチル、アリルイソチオシアネート、4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル、trans-レスベラトロール、4-プロピルフェノール、1,5-ペンタンジアール、カプサイシン、1-フェニル-1,3-ブタンジオン、2-メチル-3-フランチオール、(3R/3S)-3-スルファニルペンタン-2-オン、1-ペンタン-3-オン、N-(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)ノナンアミド、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2-メチルベンゼンチオール、β-カリオフィレン、および2,6-ジメチルチオフェノールからなる群より選択される少なくとも1種の成分。
【0009】
成分(A)としては、1種の成分を用いてもよく、2種またはそれ以上の成分を組み合わせて用いてもよい。成分(A)として選択される成分の組み合わせは、特に制限されない。
【0010】
成分(A)を「有効成分」ともいう。
(【0011】以降は省略されています)

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