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公開番号
2025019978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023193749,2023123712
出願日
2023-11-14,2023-07-28
発明の名称
医療廃棄物用容器
出願人
株式会社TBM
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65F
1/00 20060101AFI20250131BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】本発明の課題は、長期にわたって抗菌性の低下が抑制された、医療廃棄物用容器を提供することである。
【解決手段】本発明は、医療廃棄物用容器であって、前記医療廃棄物用容器が、樹脂組成物からなり、前記樹脂組成物が、熱可塑性樹脂と、無機物質粉末とを質量比50:50~10:90の割合で含み、前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、前記無機物質粉末が、炭酸カルシウムを含む、医療廃棄物用容器を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
医療廃棄物用容器であって、
前記医療廃棄物用容器が、樹脂組成物からなり、
前記樹脂組成物が、熱可塑性樹脂と、無機物質粉末とを質量比50:50~10:90の割合で含み、
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウムを含む、
医療廃棄物用容器。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記炭酸カルシウムが、重質炭酸カルシウムである、請求項1に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項3】
前記無機物質粉末における、JIS M-8511に準じた空気透過法による平均粒子径が、0.7μm以上6.0μm以下である、請求項1に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項4】
前記医療廃棄物用容器の最外表面に、前記無機物質粉末の一部が露出された、請求項1に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項5】
前記最外表面の面積に対する、前記無機物質粉末の露出面積の割合が、25%以上75%以下である、請求項4に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項6】
前記医療廃棄物用容器は、容器本体と、前記容器本体に着脱可能に取り付けられた蓋体と、を含む、請求項1から5の何れかに記載の医療廃棄物用容器。
【請求項7】
前記容器本体と、前記蓋体とが、嵌合可能である、請求項6に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項8】
前記容器本体が、伸縮可能な構造を有する、請求項6に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項9】
前記容器本体、及び/又は、前記蓋体に把手が設けられた、請求項6に記載の医療廃棄物用容器。
【請求項10】
前記医療廃棄物用容器の内部に袋体が配置された、請求項6に記載の医療廃棄物用容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療廃棄物用容器に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
医療廃棄物用容器は、医療関係機関等における医療行為に伴い発生する各種医療廃棄物を収納するための容器である。
医療廃棄物を収納した容器は、回収後、焼却処分される。そのため、医療廃棄物用容器として、汎用樹脂(ポリオレフィン系樹脂等)製の容器が幅広く用いられている。
また、資源再利用の観点から、樹脂とともに古紙を材料として用いた医療廃棄物用容器も提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-328253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、廃棄物からの二次感染等を確実に防ぐ観点から、長期にわたる抗菌性をも有する医療廃棄物用容器に対するニーズがある。
【0005】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、長期にわたって抗菌性の低下が抑制された、医療廃棄物用容器の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、ポリオレフィン系樹脂とともに、炭酸カルシウムが配合された医療廃棄物用容器により、上記課題を解決出来る点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0007】
(1) 医療廃棄物用容器であって、
前記医療廃棄物用容器が、樹脂組成物からなり、
前記樹脂組成物が、熱可塑性樹脂と、無機物質粉末とを質量比50:50~10:90の割合で含み、
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウムを含む、
医療廃棄物用容器。
【0008】
(2) 前記炭酸カルシウムが、重質炭酸カルシウムである、(1)に記載の医療廃棄物用容器。
【0009】
(3) 前記無機物質粉末における、JIS M-8511に準じた空気透過法による平均粒子径が、0.7μm以上6.0μm以下である、(1)に記載の医療廃棄物用容器。
【0010】
(4) 前記医療廃棄物用容器の最外表面に、前記無機物質粉末の一部が露出された、(1)に記載の医療廃棄物用容器。
(【0011】以降は省略されています)
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