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公開番号
2025019823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123661
出願日
2023-07-28
発明の名称
画像処理装置、画像処理装置における方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類
H04L
12/22 20060101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】画像処理装置でネットワーク機能に関するセキュリティポリシー設定を実行する場合に、動作中のネットワーク機能に不整合が生じる場合があった。
【解決手段】装置の起動時にネットワーク設定をNVRAMからRAMにコピーしておき、それに基づきネットワークに関する制御を行う。セキュリティポリシーの設定に応じて、該セキュリティポリシーによる制限に従いNVRAMに保存されているネットワーク設定の設定値の変更を行い(S1113)、再起動を行う(S1115)。なお、セキュリティポリシー設定アプリケーション254は、セキュリティポリシーの設定が、ネットワーク設定を制限する設定である場合、RAMに保持されているネットワーク設定を変更せず、かつ、NVRAMに保存されている設定値およびRAMに保持されている設定値のさらなる変更を、装置が再起動するまで禁止する(S1113)。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
画像処理装置に関する設定を保存する保存手段と、
前記画像処理装置の起動時に、前記保存手段に保存されている設定のうち、ネットワーク設定の設定値を複製して保持する保持領域と、
前記保持領域に保持されるネットワーク設定に基づきネットワークに関する制御を行う制御手段と、を有する画像処理装置であって、
セキュリティポリシーの設定に応じて、該セキュリティポリシーによる制限に従い前記保存手段に保存されているネットワーク設定の設定値の変更を行う処理手段と、
前記処理手段による前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の後に、前記画像処理装置の再起動を行う再起動手段と、をさらに有し、
前記処理手段による前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の際には、前記保持領域に保持されている設定値を変更せず、かつ、前記保存手段に保存されている設定値および前記保持領域に保持されている設定値のさらなる変更を、前記再起動手段により前記画像処理装置が再起動するまで禁止することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
ネットワークを介して接続された外部装置のウェブブラウザに対してウェブページを提供し、該ウェブページを介した指示を受け付けるウェブサービス手段を有し、
前記セキュリティポリシーの設定は、前記ウェブサービスにより受け付けた指示に応じて実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記再起動手段により前記画像処理装置が再起動した後に、前記保存手段に保存されている設定のうち前記ネットワーク設定の設定値の複製が保持され、さらに、前記保存手段に保存されている設定値および前記保持領域に保持されている設定値の変更の禁止が解除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記再起動手段による前記再起動では、前記保持領域に保持されるネットワーク設定に基づくネットワークに関する複数の機能が停止した後に、前記画像処理装置の電源をオフされることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記保存手段は、不揮発性メモリに前記画像処理装置に関する設定を保存することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像処理装置に関する設定を保存する保存手段と、
前記画像処理装置の起動時に、前記保存手段に保存されている設定のうち、ネットワーク設定の設定値を複製して保持する保持領域と、
前記保持領域に保持されるネットワーク設定に基づきネットワークに関する制御を行う制御手段と、を有する画像処理装置における方法であって、
セキュリティポリシーの設定に応じて、該セキュリティポリシーによる制限に従い前記保存手段に保存されているネットワーク設定の設定値の変更を行う処理工程と、
前記処理工程での前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の後に、前記画像処理装置の再起動を行う再起動工程と、をさらに有し、
前記処理工程での前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の際には、前記保持領域に保持されている設定値が変更されず、かつ、前記保存手段に保存されている設定値および前記保持領域に保持されている設定値のさらなる変更が、前記画像処理装置が再起動するまで禁止されることを特徴とする方法。
【請求項7】
画像処理装置に関する設定を保存する保存手段と、
前記画像処理装置の起動時に、前記保存手段に保存されている設定のうち、ネットワーク設定の設定値を複製して保持する保持領域と、
前記保持領域に保持されるネットワーク設定に基づきネットワークに関する制御を行う制御手段と、を有する画像処理装置に、
セキュリティポリシーの設定に応じて、該セキュリティポリシーによる制限に従い前記保存手段に保存されているネットワーク設定の設定値の変更を行う処理工程と、
前記処理工程での前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の後に、前記画像処理装置の再起動を行う再起動工程と、を実行させるためのプログラムであって、
前記処理工程での前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の際には、前記保持領域に保持されている設定値が変更されず、かつ、前記保存手段に保存されている設定値および前記保持領域に保持されている設定値のさらなる変更が、前記画像処理装置が再起動するまで禁止されることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置における方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
オフィス等のネットワークに接続するパーソナルコンピュータ(PC)やサーバ機器(ファイルサーバや認証サーバ等)は、オフィス毎に決められたセキュリティポリシーに従って運用されることが望ましい。セキュリティポリシーとは、企業全体の情報セキュリティに関する基本方針であり、情報の利用や外部からの侵入、情報漏えいを防止するための方針をまとめたものである。
【0003】
また、オフィスのネットワークに接続する機器としては、PCやサーバ機器以外に、複合機やプリンタといった画像処理装置がある。近年の画像処理装置は単純に画像を印刷したり送信したりするだけではなく、ユーザに対して、PC上のWebブラウザから画像処理装置を操作できるWebUIを提供したり、クラウドサーバと連携した各種クラウドサービスを提供したりする。すなわち、画像処理装置は、ネットワーク上に存在するその他のPCやサーバ機器と同様の役割を果たすようになってきている。従って、安全・安心なオフィス環境を維持するためには、PCやサーバ機器と同様に、画像処理装置においても、セキュリティポリシーに従うことが求められることになる。
【0004】
ここでセキュリティポリシーに従うとは、例えば、画像処理装置を操作する際にユーザ認証を必須にする、通信経路の暗号化を必須とするなど、不正使用や情報漏えいを防ぐために画像処理装置に対するセキュリティ上の運用に制約を設けることである。
【0005】
こうした画像処理装置では、セキュリティポリシーに従った状態を維持するための制御が行われる。特許文献1には、あるセキュリティポリシーが設定されると、そのセキュリティポリシーに関連する特定の設定項目が固定値となり、セキュリティ管理者以外のユーザによる変更ができないようにする技術が提案されている。
【0006】
また、セキュリティポリシーの設定を行うと、設定したセキュリティポリシーと依存関係のある複数の設定項目の設定値が、セキュリティポリシー設定に従って一括で変更される。この時、画像処理装置の状態によって不整合が発生しないように、セキュリティポリシー設定を管理する処理ユニットが、他の処理ユニットに対して設定変更が可能であるか問い合わせ、可能な場合に一括で設定変更する技術が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-163557号公報
特開2007-185814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
画像処理装置に対して、ネットワーク(NW)機能に関するセキュリティポリシー設定を行う場合について考える。NW機能に関するセキュリティポリシー設定とは、例えば「無線LANの使用を禁止する」や「IPPポートを制限する」のような各NW機能を制限するような複数設定項目を一括で変更する機能である。ここで画像処理装置が、各NW機能を動作させたままセキュリティポリシー設定を受け付けてNW設定を変更してしまうと、動作状態に不整合が生じる場合がある。例えば、各NW機能の起動・停止処理の手順では、機能の有効・無効設定に応じて有効設定状態にある機能のみを起動・停止する方法が考えられるが、起動中のNW機能を設定変更すると停止処理が正しく完了できなくなってしまう。具体的には、無線LAN接続設定が有効設定状態でNW機能が起動されたにもかかわらず、無線LAN接続設定が無効設定状態でNW機能が停止された場合、画像処理装置の無線LAN機能が正しく停止できなくなる。
しかし、従来の技術では、このようなNW機能に関するセキュリティポリシー設定を行う場合の課題について考慮されていなかった。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、画像処理装置で動作中のネットワーク機能に不整合を与えることなく、ネットワーク機能に関するセキュリティポリシー設定を完了させることができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、画像処理装置に関する設定を保存する保存手段と、前記画像処理装置の起動時に、前記保存手段に保存されている設定のうち、ネットワーク設定の設定値を複製して保持する保持領域と、前記保持領域に保持されるネットワーク設定に基づきネットワークに関する制御を行う制御手段と、を有する画像処理装置であって、セキュリティポリシーの設定に応じて、該セキュリティポリシーによる制限に従い前記保存手段に保存されているネットワーク設定の設定値の変更を行う処理手段と、前記処理手段による前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の後に、前記画像処理装置の再起動を行う再起動手段と、をさらに有し、前記処理手段による前記保存手段に保存されている前記設定値の変更の際には、前記保持領域に保持されている設定値を変更せず、かつ、前記保存手段に保存されている設定値および前記保持領域に保持されている設定値のさらなる変更を、前記再起動手段により前記画像処理装置が再起動するまで禁止することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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