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公開番号2025019727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123498
出願日2023-07-28
発明の名称棚卸システムおよび二次元コード配置方法
出願人株式会社野村総合研究所
代理人個人
主分類G06K 7/14 20060101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約【課題】メッシュ状の扉や仕切り等の内側に設置されている物品に配置された二次元コードを読み取って所在場所を自動で把握する。
【解決手段】メッシュ31を構成する線の線径がW、線の第1方向の周期がL1、直交する第2方向の周期がL2である場合に、二次元コード34は、第1方向の長さが(L1/2-W)未満、かつ第2方向の長さが(L2/2-W)未満であり、二次元コード34からなるセットは、1つ以上の二次元コード34が第1の方向にそれぞれ周期L1で配置され、物品に配置された第1のセットに対し、第2のセットは、第1の方向に位相をL1/2、第2の方向に位相をL2/2だけそれぞれずらして配置され、第3のセットは、第1の方向に位相をL1/2だけずらして配置され、第4のセットは、第2の方向に位相をL2/2だけずらして配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュからなる仕切りの内側に設置されている物品に配置された1つ以上の二次元コードからなるセットを、前記メッシュの外側からカメラにより撮影して読み取った内容に基づいて、前記物品の所在場所に係る情報を把握して記録する棚卸システムであって、
前記メッシュを構成する線の線径がW、線の第1方向の周期がL

、前記第1方向に直交する第2方向の周期がL

である場合に、
前記二次元コードは、前記第1方向の長さが(L

/2-W)未満、かつ前記第2方向の長さが(L

/2-W)未満であり、
前記セットは、1つ以上の前記二次元コードが前記第1の方向にそれぞれ周期L

で配置され、
前記物品に配置された第1のセットに対し、
第2のセットは、前記第1の方向に位相をL

/2、前記第2の方向に位相をL

/2だけそれぞれずらして配置され、
第3のセットは、前記第1の方向に位相をL

/2だけずらして配置され、
第4のセットは、前記第2の方向に位相をL

/2だけずらして配置されている、棚卸システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の棚卸システムにおいて、
前記カメラは、自走式ロボットに設置され、
前記自走式ロボットは、前記メッシュの外側の所定の位置まで自走し、前記カメラを制御して前記物品に配置された前記二次元コードからなるセットを撮影して読み取る、棚卸システム。
【請求項3】
メッシュからなる仕切りの内側に設置されている物品に配置された1つ以上の二次元コードからなるセットを、前記メッシュの外側からカメラにより撮影して読み取るための二次元コード配置方法であって、
前記メッシュを構成する線の線径がW、線の第1方向の周期がL

、前記第1方向に直交する第2方向の周期がL

である場合に、
前記二次元コードを、前記第1方向の長さが(L

/2-W)未満、かつ前記第2方向の長さが(L

/2-W)未満とし、
1つ以上の前記二次元コードを前記第1の方向にそれぞれ周期L

で配置して前記セットとし、
前記物品に配置した第1のセットに対し、
第2のセットを、前記第1の方向に位相をL

/2、前記第2の方向に位相をL

/2だけそれぞれずらして配置し、
第3のセットを、前記第1の方向に位相をL

/2だけずらして配置し、
第4のセットを、前記第2の方向に位相をL

/2だけずらして配置する、二次元コード配置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多数の物品の棚卸の技術に関し、特に、対象物品に配置された二次元コードを読み取って自動的に棚卸を行う棚卸システムに適用して有効な技術に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
データセンターでは多数のサーバー機器やネットワーク機器などが収納されている。これらの電子機器が正常に稼働しているか否かの監視・点検については、自律的・自動的に行う仕組みが相当程度普及している。
【0003】
一方で、これらの機器がどのサーバーラックの何段目に収納されているのかといったマシンルーム内での所在場所の把握や確認、点検といった作業(棚卸)は、自動で行うことは難しく、人手での目視による確認が主であった。その際、例えば、各機器にそれぞれ配置・貼付された識別情報を表すバーコード等を読み取ることで確認作業を効率化することも行われている。
【0004】
これに関連する技術として、例えば、特開平5-208716号公報(特許文献1)には、自動保管棚における棚卸機能で、移載ロボットのハンドフォーク部にアクチュエーターを設け、その上にバーコードリーダーを取り付けることで、移載ロボットによってボックスを取り出してからバーコードを読む必要をなくし、ボックス取り出しなしで棚卸データを復旧させることが記載されている。
【0005】
また、特開昭52-60026号公報(特許文献2)には、許容走査角度がバーコード中心線に対し±α0なる複数の同一バーコードを互いに2α0以下の角度をもって近接配置することで、任意の大きさの連続走査可能範囲を持つバーコード標示票が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平5-208716号公報
特開昭52-60026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術を組み合わせて用いることで、例えば、サーバーラックに収納された各機器に配置されたバーコードを、移動可能なロボット等が備えるアクチュエーター等の機構に取り付けられたバーコードリーダーによって読み取ることで、各機器の所在場所の把握(棚卸)を自動的に行うことも可能であるといえる。
【0008】
しかし、データセンターのサーバーラックは通常複数台の機器を収納した上で、施錠可能な扉により保護されていることも多く、扉の外から各機器に配置されたバーコードにバーコードリーダーを近付けることができない場合も多い。また、扉の外からデジタルカメラでバーコードを読み取ろうとしても、当該扉は、機器を冷却するための冷気を通路から取り入れるためにメッシュ状になっているのが一般的であり、メッシュがバーコードと重なって邪魔となってしまいバーコードを正しく読み取ることは困難である。
【0009】
また、特許文献1に記載された技術のように、移動可能なロボットがレール等の決められたルート上を確実に走行して位置決めすることができればよいが、データセンターにおけるマシンルーム内の通路にそのような構造を設けることは現実的ではない。障害物等を検知しながら通路を自走する方式のロボットを用いるとしても、このようなロボットでは停止位置の位置決め精度が十分ではないことから、バーコードを正しく読み取ることができる状態にカメラの位置や姿勢等を毎回正確に制御することは困難である。
【0010】
そこで本発明の目的は、サーバーラックに収納された機器など、メッシュ状の扉や仕切り等の内側に設置されている物品に配置された二次元コードを読み取って所在場所を自動で把握(棚卸)することができる棚卸システムおよび二次元コード配置方法を提供することにある。
(【0011】以降は省略されています)

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