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公開番号
2025018755
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122740
出願日
2023-07-27
発明の名称
画像処理装置、画像処理システム、方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G01N
21/88 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約
【課題】本発明は、変状検知結果を効率的に取得する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】
被写体の第1部品フォルダの第1画像において検知された第1変状情報を含む第1検知結果と、前記第1部品フォルダとは異なる第2部品フォルダの第2画像において検知された第2変状情報を含む第2検知結果とを記憶する記憶手段と、前記第1画像と前記第2画像のそれぞれに紐づく変状の種別ごとに前記第1検知結果と前記第2検知結果を出力する第1出力条件と、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくとも一方を出力する第2出力条件との少なくともいずれかを受け付ける受付手段と、前記受付手段の受け付け結果に基づいて、前記第1検知結果の少なくとも一部を含む前記第1部品フォルダと、前記第2検知結果の少なくとも一部を含む前記第2部品フォルダとの少なくとも一方を含むファイルを出力する出力手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被写体の第1部品フォルダの第1画像において検知された第1変状情報を含む第1検知結果と、前記第1部品フォルダとは異なる第2部品フォルダの第2画像において検知された第2変状情報を含む第2検知結果とを記憶する記憶手段と、
前記第1画像と前記第2画像のそれぞれに紐づく変状の種別ごとに前記第1検知結果と前記第2検知結果を出力する第1出力条件と、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくとも一方を出力する第2出力条件との少なくともいずれかを受け付ける受付手段と、
前記受付手段の受け付け結果に基づいて、前記第1検知結果の少なくとも一部を含む前記第1部品フォルダと、前記第2検知結果の少なくとも一部を含む前記第2部品フォルダとの少なくとも一方を含むファイルを出力する出力手段と、を備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記受付手段は、前記第1画像と前記第2画像のそれぞれに、又は、前記第1部品フォルダと前記第2部品フォルダのそれぞれに紐づく変状の面積及び幅の設定に基づいて、前記第1検知結果と前記第2検知結果のそれぞれの少なくとも一部を出力する第3出力条件を更に受け付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記受付手段は、前記第1画像と前記第2画像のそれぞれに紐づく前記変状の種別の中から特定の変状の種別の選択を更に受け付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記受付手段は、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくともいずれかが所定の変状の種別を含まない場合、又は、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくともいずれかが変状を含まない場合、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくともいずれかを出力しない第4出力条件を更に受け付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記受付手段は、前記第1部品フォルダと前記第2部品フォルダのそれぞれに紐づく前記変状の種別の中から特定の変状の種別の選択を更に受け付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記出力手段は、前記変状の種別ごとに分類した1つ以上の前記第1部品フォルダと前記第2部品フォルダとを含む前記ファイルを出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記出力手段は、所定の形式で圧縮された前記ファイルを出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1部品フォルダと前記第2部品フォルダ、及び、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくともいずれかは、前記変状の種別の情報に基づく名称を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第1検知結果は、前記第1変状情報を表示した前記第1画像と、前記第1変状情報との少なくともいずれかを含み、
前記第2検知結果は、前記第2変状情報を表示した前記第2画像と、前記第2変状情報との少なくともいずれかを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記第1変状情報と前記第2変状情報は、ひび割れ及び漏水を少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
橋梁や建物のコンクリート面には、様々な要因によって変状(ひび割れ、漏水など)が発生することがある。変状による構造物の不具合を早期に発見して修理を行う必要があるため、点検作業者は、定期的にコンクリート面を目視で確認し、変状部分に直接チョークで印をつけて点検を行っていた。点検後は、チョークの印をもとに図面に点検結果を書き込むことで点検報告書を作成し、国や役所に点検報告書を提出していた。そして、最近では省力化のために、カメラでコンクリート面を撮影した検査画像をシステムに入力して、変状を自動で検知するシステムが登場している。しかし、この方法では、点検報告書作成時に自動的に検出した複数の変状の検知精度が目視で点検した場合と比べて同程度となっているかを最終確認する必要がある。また、必要に応じて検出した複数の変状領域を修正してから、変状領域を明記した写真や図面を提出する必要がある。そのため、点検報告書作成時の手順は点検作業者にとって複雑であり、以前と変わらず点検報告書作成に係る作業量が多い状況である。そこで、特許文献1、2では、点検報告書作成作業の負担軽減のために、検出した複数の変状領域をシステム上で確認し、検査画像に重畳して出力する機能を点検システムに実装している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7095418号公報
特開2021-148606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2の点検システムでは、検知された変状データを全て1枚の検査画像に重畳して出力している。しかし、1つの検知結果データの中には、実際に発生している変状と合致している正確な検知結果データと、実際に発生している変状と合致していない不正確な検知結果データとが混在している場合がある。一方で、点検報告書には正確な検知結果データだけを記載する必要がある。そのため、正確な点検報告書を作成するために、ユーザは、点検システムからダウンロードした検知結果データの中から正確なデータのみを抽出したり、不正確な検知結果データを修正・編集したりする必要がある。このように、点検作業者の作業負担が未だ重いことも課題の1つである。
【0005】
さらに、構造物の変状検知結果を点検システムからダウンロードする際に、構造物フォルダに紐づく検査結果を一括して取得できないため、点検作業者は、点検報告書に記載する検知結果データを点検システム上で1つずつ選んで取得する必要がある。構造物フォルダは、橋梁全体、1つの橋脚、壁面の一部のように親子関係を持つ部品フォルダで構成されており、点検システム上でもこの構成を保って検査画像が保存されている。しかし、ダウンロード時は実行結果ごとに検知結果データを取得するため、ダウンロードした検知結果データは、構造物の親子関係を維持したデータではなくなっている。そのため、点検報告書作成時に、ユーザが、点検システムから取得した様々な部品や大量の検知結果データを格納しているフォルダから、点検報告書に使用するための部品や検知結果データ(画像)を選択するのが困難であるという課題がある。
【0006】
そこで、本発明は、変状検知結果を効率的に取得する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、被写体の第1部品フォルダの第1画像において検知された第1変状情報を含む第1検知結果と、前記第1部品フォルダとは異なる第2部品フォルダの第2画像において検知された第2変状情報を含む第2検知結果とを記憶する記憶手段と、前記第1変状情報と前記第2変状情報のそれぞれが有する変状の種別ごとに前記第1検知結果と前記第2検知結果を出力する第1出力条件と、前記第1検知結果と前記第2検知結果の少なくとも一方を出力する第2出力条件との少なくともいずれかを受け付ける受付手段と、前記受付手段の受け付け結果に基づいて、前記第1検知結果の少なくとも一部を含む前記第1部品フォルダと、前記第2検知結果の少なくとも一部を含む前記第2部品フォルダとの少なくとも一方を含むファイルを出力する出力手段と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、変状検知結果を効率的に取得する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示す図。
第1実施形態に係る検査画像を画像解析装置へアップロードする方法を説明する図。
第1実施形態に係る検知結果画像をユーザ端末へダウンロードする方法を説明する図。
第1実施形態に係る変状検知結果の一覧表示画面。
第1実施形態に係る変状検知結果の詳細表示画面。
第1実施形態に係る検査画像の保存フォルダの階層構造を説明する図。
第1実施形態に係る検査画像と実行IDの関係を説明する図。
第1実施形態に係る点検報告書の概要図。
第1実施形態に係る変状種別ごとの変状検知結果を表示した検知結果画像を示す図。
第1実施形態に係る全ての変状検知結果を表示した検知結果画像を示す図。
第1実施形態に係るzipファイル内のフォルダの階層構造を説明する図。
第1実施形態に係る変状検知結果の取得設定画面を説明する図。
第1実施形態に係る変状検知結果の一括取得設定画面を説明する図。
第1実施形態に係る画像処理装置が1つの実行IDに紐づく検知結果画像を送信する処理を説明するフローチャート。
第1実施形態に係る画像処理装置が構造物フォルダの全ての検知結果画像を一括送信する処理を説明するフローチャート。
第2実施形態に係る検知結果画像の取得設定を行うための画面を説明する図。
第2実施形態に係る画像処理装置が図15の処理と図16の処理の組み合わせに係る処理を実行することを説明するフローチャート。
第3実施形態に係る構造物の部品フォルダごとに検知結果画像の取得条件設定を行う画面を説明する図。
第4実施形態に係る一定以上の変状幅及び変状面積を有する検知結果画像を取得するための設定画面を説明する図。
第5実施形態に係る検知結果画像のフィルタリング設定画面を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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