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公開番号
2025018025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121405
出願日
2023-07-26
発明の名称
航空機の推進システム
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B64D
27/24 20240101AFI20250130BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】補機を搭載しつつも、前影投影面積を抑制することができる航空機の推進システムを提供する。
【解決手段】航空機の推進システムは、複数の電気モータとプロペラとギヤボックスとを備え、ギヤボックスは、複数のピニオンギヤと、複数のピニオンギヤに係合する第1サンギヤと、第1サンギヤの前方に配置される第2サンギヤと、第1サンギヤと第2サンギヤと接続する伝達軸と、第2サンギヤに係合する複数のプラネタリギヤと、複数のプラネタリギヤに係合するリングギヤと、複数のピニオンギヤ、第1サンギヤ、第2サンギヤ、複数のプラネタリギヤおよびリングギヤを収容するハウジングと、複数のプラネタリギヤと接続し、複数のプラネタリギヤとともに回転する、出力軸と接続されるプラネタリキャリアと、を含み、複数の電気モータのうち少なくとも1つの電気モータの少なくとも一部は、ハウジングの径方向の最外端より径方向の内側に配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電気モータと、
前記複数の電気モータの前方に配置され、ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有するプロペラと、
前記複数の電気モータの回転を減速して前記プロペラに伝達するギヤボックスと、を備え、
前記ギヤボックスは、
前記複数の電気モータにより駆動される複数の入力軸に固定される複数のピニオンギヤと、
前記プロペラの回転軸線に直交する径方向において、前記複数のピニオンギヤより前記径方向の内側に配置され、前記複数のピニオンギヤに係合する第1サンギヤと、
前記第1サンギヤの前方に配置される第2サンギヤと、
前記第1サンギヤと接続する第1端部および前記第2サンギヤと接続する第2端部を有する伝達軸と、
前記第2サンギヤより前記径方向の外側に配置され、前記第2サンギヤに係合する複数のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤより前記径方向の外側に配置され、前記複数のプラネタリギヤに係合するリングギヤと、
前記複数のピニオンギヤ、前記第1サンギヤ、前記第2サンギヤ、前記複数のプラネタリギヤおよび前記リングギヤを収容するハウジングと、
前記複数のプラネタリギヤと接続し、前記複数のプラネタリギヤとともに回転する、出力軸と接続されるプラネタリキャリアと、を含み、
前記複数の電気モータのうち少なくとも1つの前記電気モータの少なくとも一部は、前記ハウジングの前記径方向の最外端より前記径方向の内側に配置されている、航空機の推進システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数の電気モータのそれぞれの回転軸線は、前記ハウジングの前記径方向の最外端より前記径方向の内側に配置されている、請求項1に記載の航空機の推進システム。
【請求項3】
前記ブレードのピッチ角を変更するよう前記ブレードを動作させるアクチュエータを更に備え、
前記アクチュエータは、前記プロペラの回転軸線上に配置されている、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項4】
前記ブレードのピッチ角を変更するよう前記ブレードを動作させるアクチュエータを更に備え、
前記アクチュエータは、前記複数の電気モータより前記径方向の内側に配置されている、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項5】
前記ブレードのピッチ角を変更するよう前記ブレードを動作させるアクチュエータを更に備え、
前記プロペラの回転軸線方向における前記アクチュエータの最後端は、前記プロペラの回転軸線方向における前記複数の電気モータの最後端より前方に位置する、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項6】
前記複数の電気モータは、前記プロペラの回転軸線の周りに周方向に並んで配置されている、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項7】
前記複数の電気モータは、前記プロペラの回転軸線に平行な方向に並んで配置されている電気モータを含む、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項8】
前記複数の電気モータは、前記プロペラの回転軸線に垂直な方向に並んで配置されている電気モータを含む、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項9】
前記複数の電気モータのうちの少なくとも1つの電気モータは、前記航空機のナセル内に配置されており、
前記少なくとも1つの電気モータと前記ナセルとの間の隙間が所定値以上である、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
【請求項10】
前記複数の電気モータにそれぞれ接続され、前記ギヤボックスと前記複数の電気モータとの間に介在する複数のクラッチと、を更に備える、請求項1または2に記載の航空機の推進システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、航空機の推進システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、航空機の推進システムが開示されている。この推進システムは、電池によって電力を供給される電気モータにより駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公報第11420761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
航空機の推進システムは、電気モータを推進に利用する場合、補機を搭載する必要がある。この種の推進システムにおいては、補機を搭載しつつも、空気抵抗を減少することが望まれる。
【0005】
そこで、本開示の一態様は、補機を搭載しつつも、前影投影面積を抑制することができる航空機の推進システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る航空機の推進システムは、複数の電気モータと、前記複数の電気モータの前方に配置され、ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有するプロペラと、前記複数の電気モータの回転を減速して前記プロペラに伝達するギヤボックスと、を備え、前記ギヤボックスは、前記複数の電気モータにより駆動される複数の入力軸に固定される複数のピニオンギヤと、前記プロペラの回転軸線に直交する径方向において、前記複数のピニオンギヤより前記径方向の内側に配置され、前記複数のピニオンギヤに係合する第1サンギヤと、前記第1サンギヤの前方に配置される第2サンギヤと、前記第1サンギヤと接続する第1端部および前記第2サンギヤと接続する第2端部を有する伝達軸と、前記第2サンギヤより前記径方向の外側に配置され、前記第2サンギヤに係合する複数のプラネタリギヤと、前記複数のプラネタリギヤより前記径方向の外側に配置され、前記複数のプラネタリギヤに係合するリングギヤと、前記複数のピニオンギヤ、前記第1サンギヤ、前記第2サンギヤ、前記複数のプラネタリギヤおよび前記リングギヤを収容するハウジングと、前記複数のプラネタリギヤと接続し、前記複数のプラネタリギヤとともに回転する、出力軸と接続されるプラネタリキャリアと、を含み、前記複数の電気モータのうち少なくとも1つの前記電気モータの少なくとも一部は、前記ハウジングの前記径方向の最外端より前記径方向の内側に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、補機を搭載しつつも、前影投影面積を抑制することができる航空機の推進システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る推進システムを搭載した航空機の斜視図である。
図1の航空機の推進システムのブロック図である。
図2の推進システムにおけるギヤボックス近傍の構成の斜視図である。
図2の推進システムにおけるギヤボックス近傍の構成の正面図である。
図2の推進システムにおけるギヤボックス近傍の構成の背面図である。
図2の推進システムにおけるギヤボックス近傍の構成の側面図である。
図2の推進システムにおけるギヤボックス近傍の構成の側面断面図である。
第2実施形態に係る航空機の推進システムのブロック図である。
第3実施形態に係る航空機の推進システムのブロック図である。
第4実施形態に係る航空機の推進システムのブロック図である。
第5実施形態に係る航空機の推進システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明では、「前方」は、推進システムのプロペラの回転軸の軸線方向において、プロペラが配置されている側を意味し、「後方」は、プロペラの回転軸の軸線方向において、プロペラが配置されている側と反対側を意味する。また、プロペラの回転軸の軸線方向に直交する方向を、「径方向」と称し、符号Rを付すこととする。「側方」は、推進システムの径方向外側を意味する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る推進システム10Aを搭載した航空機1の斜視図である。航空機1は、複数のプロペラ11を備えるプロペラ機である。航空機1は、機体2と、左右一対の主翼3と、尾翼4とを有する。機体2は、前後方向に延びている。左右一対の主翼3は、機体2の前後方向における中央部近傍に取り付けられている。尾翼4は、機体2の後端部に取り付けられている。左右一対の主翼3は、それぞれ左方および右方に延びている。各主翼3の下部に、2つのナセル5が取り付けられている。2つのナセル5は、左右方向に間隔をあけるように配置されている。各ナセル5に、航空機1の推進力を発生させる推進システム10Aが配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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