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公開番号2025017710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120883
出願日2023-07-25
発明の名称伝送システム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04L 45/243 20220101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】長時間にわたり発生し得るパケットロス対策に優れた伝送システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る伝送システムは、第1のスイッチIC及び第2のスイッチICを備える。前記第1のスイッチICは、複数の幹線に接続される。前記第2の第2のスイッチICは、複数の支線を介して前記第1のスイッチICに接続される。前記第1のスイッチICは、コントローラ、スイッチ、第1のポート群、及び第2のポート群を備える。前記コントローラは、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続の一方を指定する。前記スイッチは、指定に基づき前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続、又は前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の幹線に接続される第1のスイッチICと、
複数の支線を介して前記第1のスイッチICに接続される第2のスイッチICと、を備え、
前記第1のスイッチICは、
コントローラと、
スイッチと、
前記複数の幹線に接続される複数の第1のポートを含む第1のポート群と、
前記複数の支線に接続される複数の第2のポートを含む第2のポート群と、を備え、
前記コントローラは、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続の一方を指定し、
前記スイッチは、冗長化接続の指定に基づき前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続し、リレー接続の指定に基づき前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する、伝送システム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記コントローラは、初期状態において冗長化接続を指定し、前記第2のスイッチICとの通信異常の検出に基づき冗長化接続からリレー接続への変更を指定する、請求項1の伝送システム。
【請求項3】
前記第1のスイッチICは、VLAN機能により冗長化接続及びリレー接続を実行する、請求項1の伝送システム。
【請求項4】
複数の第1の幹線に接続される第1のスイッチICと、
複数の第2の幹線に接続されるバイパスリレー回路と、
複数の第1の支線を介して前記第1のスイッチICに接続され、また、複数の第2の支線を介して前記バイパスリレー回路に接続される第2のスイッチICと、を備え、
前記第1のスイッチICは、
コントローラと、
スイッチと、
前記第1の幹線に接続される複数の第1のポートを含む第1のポート群と、
前記第1の支線に接続される複数の第2のポートを含む第2のポート群と、を備え、
前記バイパスリレー回路は、
前記第2の幹線に接続される複数の第3のポートを含む第3のポート群と、
前記第2の支線に接続される複数の第4のポートを含む第4のポート群と、を備え、
前記コントローラは、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続を指定し、
前記スイッチは、冗長化接続の指定に基づき前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続し、
前記バイパスリレー回路は、電源供給の状態に応じて、前記第3のポート群の所定の第3のポートと前記第4のポート群の所定の第4のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記第3のポート群の二つの第3のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続を選択的に実行する、伝送システム。
【請求項5】
前記バイパスリレー回路は、電源供給が遮断された場合に、冗長化接続をリレー接続へ切替える、請求項4の伝送システム。
【請求項6】
前記第1の幹線及び前記第1の支線は、第1の通信速度であり、
前記第2の幹線及び前記第2の支線は、前記第1の通信速度より低速な第2の通信速度である、請求項4の伝送システム。
【請求項7】
前記第1の幹線及び前記第1の支線は、半二重通信によりデータを送受信し、
前記第2の幹線及び前記第2の支線は、全二重通信によりデータを送受信し、
前記第2のスイッチICは、リンクアグリゲーション機能により前記第1のスイッチICからの前記第1の支線と前記バイパスリレー回路からの前記第2の支線を一つの論理リンクと見なす、請求項4の伝送システム。
【請求項8】
複数の第1の幹線及び複数の第2の幹線に接続されるバイパスリレー回路と、
複数の第1の支線及び複数の第2の支線を介して前記バイパスリレー回路と接続される第1のスイッチICと、
複数の第3の支線及び複数の第4の支線を介して前記第1のスイッチICと接続される第2のスイッチICと、を備え、
前記第1のスイッチICは、
コントローラと、
スイッチと、
前記複数の第1の支線に接続される複数の第1のポートを含む第1のポート群と、
前記複数の第2の支線に接続される複数の第2のポートを含む第2のポート群と、
前記複数の第3の支線に接続される複数の第3のポートを含む第3のポート群と、
前記複数の第4の支線に接続される複数の第4のポートを含む第4のポート群と、を備え、
前記コントローラは、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第3のポート群の所定の第3のポートとを接続し、且つ前記第2のポート群の所定の第2のポートと前記第4のポート群の所定の第4のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続し、且つ前記第2のポート群の二つの第2のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続の一方を指定し、
前記スイッチは、冗長化接続の指定に基づき、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第3のポート群の所定の第3のポートとを接続し、前記第2のポート群の所定の第2のポートと前記第4のポート群の所定の第4のポートとを接続し、また、リレー接続の指定に基づき、前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続し、前記第2のポート群の二つの第2のポートの間を接続する、伝送システム。
【請求項9】
前記コントローラは、初期状態において冗長化接続を指定し、前記第2のスイッチICとの通信異常の検出に基づき冗長化接続からリレー接続への変更を指定する、請求項8の伝送システム。
【請求項10】
前記バイパスリレー回路は、
前記第1の幹線に接続される複数の第5のポートを含む第5のポート群と、
前記第2の幹線に接続される複数の第6のポートを含む第6のポート群と、
前記第1の支線に接続される複数の第7のポートを含む第7のポート群と、
前記第2の幹線に接続される複数の第8のポートを含む第8のポート群と、を備え、
前記バイパスリレー回路は、電源供給の状態に応じて、前記第5のポート群の所定の第5のポートと前記第7のポート群の所定の第7のポートとを接続し、前記第6のポート群の所定の第6のポートと前記第8のポート群の所定の第8のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記記第5のポート群の二つの第1のポートの間を接続し、前記記第6のポート群の二つの第6のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続を選択的に実行する、請求項8の伝送システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、伝送システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両イーサネットワークの幹線伝送において、車両内におけるマルチメディア情報の発達に伴い、通信速度が100Mbpsでは不十分となってきており、1Gbpsの回線が採用されることが増加している。
【0003】
通信速度1Gbpsを実現するイーサネット(登録商標)の規格には、1000BASE-T及び1000BASE-Txが存在する。
1000BASE-Tは、送信と受信が物理的に分かれておらず、4対のケーブルで送受信を半二重通信で同時に行っている。
一方の1000BASE-Txは、100BASE-Tx同様に送信と受信が物理的に分かれており、1000BASE-Tよりもネットワーク機器の設計が容易になるが、1000BASE-Txの通信には、カテゴリー6以上のケーブルが必要となる。
【0004】
上記のことから、1000BASE-Tが広く普及することとなった。車両イーサネットワークの1Gbpsの回線においても、RFC(request for comments)に採用され広く普及している1000BASE-Tが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-101887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両のイーサネットワークの幹線伝送路(ETB)では、IEC61375-2-5にてバイパスリレー機能の搭載が定義されている。バイパスリレーを切替えて伝送ルートが変化した場合、100BASE-Txの回線であれば送信と受信が物理的に分離しているため、フレームのデリミタ(delimiter)判定が容易で、パケットロスを最小限に抑えることが可能であった。
【0007】
しかしながら、イーサネットで広く用いられている1000BASE-T回線の場合には送信と受信が物理的に分かれておらず伝送信号が簡単に判断できなくなっているため、幹線伝送路でバイパスリレーによる経路切り替えを実行すると正常状態に復帰するまでに長い時間を要し、長時間のパケットロスが生じてしまうことがある。
【0008】
本発明の目的は、長時間にわたり発生し得るパケットロス対策に優れた伝送システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態に係る伝送システムは、第1のスイッチIC及び第2のスイッチICを備える。前記第1のスイッチICは、複数の幹線に接続される。前記第2の第2のスイッチICは、複数の支線を介して前記第1のスイッチICに接続される。前記第1のスイッチICは、コントローラ、スイッチ、第1のポート群、及び第2のポート群を備える。前記第1のポート群は、前記複数の幹線に接続される複数の第1のポートを含む。前記第2のポート群は、前記複数の支線に接続される複数の第2のポートを含む。前記コントローラは、前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続する幹線経路の冗長化接続、及び前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する幹線経路のリレー接続の一方を指定する。前記スイッチは、冗長化接続の指定に基づき前記第1のポート群の所定の第1のポートと前記第2のポート群の所定の第2のポートとを接続し、リレー接続の指定に基づき前記第1のポート群の二つの第1のポートの間を接続する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施形態に係る第1のスイッチICの概略構成を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係る第2のスイッチICの概略構成を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態において、通信異常が発生していない初期状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図4は、第1の実施形態において、通信異常が発生した状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図5は、第2の実施形態において、電源異常が発生していない初期状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図6は、第2の実施形態において、電源異常が発生した状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図7は、第3の実施形態において、異常が発生していない初期状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図8は、第3の実施形態において、通信異常が発生した状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
図9は、第3の実施形態において、電源異常が発生した状態の幹線伝送システムの動作例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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