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公開番号
2024177929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096344
出願日
2023-06-12
発明の名称
遠心送風機
出願人
株式会社東芝
,
日本キヤリア株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
F04D
29/30 20060101AFI20241217BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】回転時の振動を抑制しつつ静圧を高めるとともに、材料にかかるコストの増大を抑制できる遠心送風機を提供する。
【解決手段】回転軸を中心に回転する主板と、シュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に設けられる複数の羽根と、を備え、複数の羽根は、第1~第3羽根を有し、第1羽根は、第1前縁部及び第1後縁部を有し、第2羽根は、第2前縁部及び第2後縁部を有し、第3羽根は、第3前縁部及び第3後縁部を有し、第1前縁部から第1後縁部までの長さを第1長さ、第2前縁部から第2後縁部までの長さを第2長さ、第3前縁部から第3後縁部までの長さを第3長さとしたときに、第2長さは第1長さよりも大きく、第3長さは第2長さよりも大きく、第1~第3羽根の数はそれぞれ同じであり、複数の羽根の総数は、6以上の3の倍数であり、第1~第3羽根は、回転方向において、第1羽根、第2羽根、第3羽根の順に配置される、遠心送風機。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸を中心に回転する主板と、
シュラウドと、
前記主板と前記シュラウドとの間に設けられる複数の羽根と、
を備え、
前記複数の羽根は、第1羽根と、第2羽根と、第3羽根と、を有し、
前記第1羽根は、前記中央部側の端部である第1前縁部と、前記外周部側の端部である第1後縁部と、を有し、
前記第2羽根は、前記中央部側の端部である第2前縁部と、前記外周部側の端部である第2後縁部と、を有し、
前記第3羽根は、前記中央部側の端部である第3前縁部と、前記外周部側の端部である第3後縁部と、を有し、
前記第1前縁部から前記第1後縁部までの長さを第1長さ、前記第2前縁部から前記第2後縁部までの長さを第2長さ、前記第3前縁部から前記第3後縁部までの長さを第3長さ、としたときに、
前記第2長さは、前記第1長さよりも大きく、
前記第3長さは、前記第2長さよりも大きく、
前記第1羽根の数、前記第2羽根の数、及び前記第3羽根の数は、それぞれ同じであり、
前記複数の羽根の総数は、6以上の3の倍数であり、
前記第1羽根、前記第2羽根、及び前記第3羽根は、回転方向において、前記第1羽根、前記第2羽根、前記第3羽根の順に配置される、遠心送風機。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記回転軸と前記第1後縁部とを結ぶ直線を第1仮想線、前記回転軸と前記第2後縁部とを結ぶ直線を第2仮想線、前記回転軸と前記第3後縁部とを結ぶ直線を第3仮想線、互いに隣り合う前記第1仮想線と前記第2仮想線との間の角度を第1配置角度、互いに隣り合う前記第2仮想線と前記第3仮想線との間の角度を第2配置角度、互いに隣り合う前記第3仮想線と前記第1仮想線との間の角度を第3配置角度、としたときに、
前記第3配置角度は、前記第1配置角度及び前記第2配置角度の少なくともいずれかよりも大きい、請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項3】
前記第1羽根の延びる方向に直交する方向における前記第1羽根の最大厚さを第1最大厚さ、前記第2羽根の延びる方向に直交する方向における前記第2羽根の最大厚さを第2最大厚さ、前記第3羽根の延びる方向に直交する方向における前記第3羽根の最大厚さを第3最大厚さ、としたときに、
前記第1最大厚さは、前記第2最大厚さよりも小さく、
前記第1最大厚さは、前記第3最大厚さよりも小さい、請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項4】
前記回転軸の延びる方向における最大高さを前記第1羽根の第1最大高さ、前記回転軸の延びる方向における前記第2羽根の最大高さを第2最大高さ、前記回転軸の延びる方向における前記第3羽根の最大高さを第3最大高さ、としたときに、
前記第2最大高さは、前記第1最大高さよりも小さく、
前記第3最大高さは、前記第1最大高さよりも小さい、請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項5】
前記回転軸と前記第1後縁部とを結ぶ直線を第1仮想線、前記回転軸と前記第2後縁部とを結ぶ直線を第2仮想線、前記回転軸と前記第3後縁部とを結ぶ直線を第3仮想線、前記第1後縁部と前記第1前縁部とを結ぶ直線を第4仮想線、前記第2後縁部と前記第2前縁部とを結ぶ直線を第5仮想線、前記第3後縁部と前記第3前縁部とを結ぶ直線を第6仮想線、互いに隣り合う前記第1仮想線と前記第4仮想線との間の角度を第1取付角度、互いに隣り合う前記第2仮想線と前記第5仮想線との間の角度を第2取付角度、互いに隣り合う前記第3仮想線と前記第6仮想線との間の角度を第3取付角度、としたときに、
前記第3取付角度は、前記第1取付角度及び前記第2取付角度の少なくともいずれかよりも小さい、請求項1~4のいずれか1つに記載の遠心送風機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、遠心送風機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
熱交換器などにおいて、遠心送風機を用いることが知られている。このような遠心送風機において、遠心送風機の通過前後での差圧に相当する静圧を高めることが求められる。静圧を高める手段として、羽根の長さを長くすることが考えられる。しかし、羽根を長くすると、羽根が重くなるため、回転時に振動が発生するおそれがある。また、羽根を長くすると、材料にかかるコストが増大するおそれがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
特開2017-125408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、回転時の振動を抑制しつつ静圧を高めるとともに、材料にかかるコストの増大を抑制できる遠心送風機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る遠心送風機は、回転軸を中心に回転する主板と、シュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に設けられる複数の羽根と、を備える。前記複数の羽根は、第1羽根と、第2羽根と、第3羽根と、を有する。前記第1羽根は、前記中央部側の端部である第1前縁部と、前記外周部側の端部である第1後縁部と、を有する。前記第2羽根は、前記中央部側の端部である第2前縁部と、前記外周部側の端部である第2後縁部と、を有する。前記第3羽根は、前記中央部側の端部である第3前縁部と、前記外周部側の端部である第3後縁部と、を有する。前記第1前縁部から前記第1後縁部までの長さを第1長さ、前記第2前縁部から前記第2後縁部までの長さを第2長さ、前記第3前縁部から前記第3後縁部までの長さを第3長さとしたときに、前記第2長さは、前記第1長さよりも大きい。前記第3長さは、前記第2長さよりも大きい。前記第1羽根の数、前記第2羽根の数、及び前記第3羽根の数は、それぞれ同じである。前記複数の羽根の総数は、6以上の3の倍数であり、前記第1羽根、前記第2羽根、及び前記第3羽根は、回転方向において、前記第1羽根、前記第2羽根、前記第3羽根の順に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る遠心送風機を表す斜視図である。
実施形態に係る遠心送風機を表す平面図である。
実施形態に係る遠心送風機を表す平面図である。
実施形態に係る遠心送風機の一部を表す平面図である。
実施形態に係る遠心送風機を表す斜視図である。
実施形態に係る遠心送風機を表す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
図1は、実施形態に係る遠心送風機を表す斜視図である。
図1に表したように、実施形態に係る遠心送風機100は、主板10と、複数の羽根20と、シュラウド30と、を備える。
【0009】
主板10は、回転軸AXを中心にして、回転方向RDに回転する。回転軸は、Z方向に沿って延びる。主板10は、Z方向に直交するX-Y平面に沿って回転する。X-Y平面は、Z方向に直交するX方向と、Z方向及びX方向に直交するY方向と、に沿う面である。この例では、シュラウド30から主板10に向かう方向において、回転方向RDは、反時計回りの向きである。
【0010】
主板10は、中央部10aと、外周部10bと、を有する。中央部10aは、回転軸AXと主板10との交点を含む。中央部10aは、Z方向において、突出している。外周部10bは、中央部10aの外側に位置する。外周部10bは、X-Y平面に沿って広がっている。
(【0011】以降は省略されています)
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