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公開番号
2025012791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115898
出願日
2023-07-14
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H10D
30/47 20250101AFI20250117BHJP()
要約
【課題】 電気特性を向上させることが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 実施形態の半導体装置は、基板上に設けられた第1窒化物半導体層と、第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数のマスク層と、複数のマスク層上に設けられた第2窒化物半導体層と、第2窒化物半導体層上に設けられ、第2窒化物半導体層よりバンドギャップが大きい第3窒化物半導体層と、第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置された第1及び第2電極とを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に設けられた第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数のマスク層と、
前記複数のマスク層上に設けられた第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層上に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりバンドギャップが大きい第3窒化物半導体層と、
前記第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置された第1及び第2電極と
を具備する半導体装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数のマスク層は、前記第1電極と前記第2電極との間の領域に配置される
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
基板上に設けられた第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数のマスク層と、
前記複数のマスク層上に設けられた第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層上に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりバンドギャップが大きい第3窒化物半導体層と、
前記第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置されたソース電極及びドレイン電極と、
前記第3窒化物半導体層上に設けられ、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に配置されたゲート電極と
を具備する半導体装置。
【請求項4】
前記複数のマスク層は、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の領域に配置される
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記複数のマスク層は、酸化シリコン(SiO
2
)で構成される
請求項1又は3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2窒化物半導体層及び前記第3窒化物半導体層のうち、前記複数のマスク層が形成された領域は、前記複数のマスク層が形成されていない領域よりも転位密度が小さい
請求項1又は3に記載の半導体装置。
【請求項7】
抵抗素子が配置される第1領域と、トランジスタが配置される第2領域とを有する基板と、
前記基板上に設けられた第1窒化物半導体層と、
前記第1領域における前記第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数の第1マスク層と、
前記第2領域における前記第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数の第2マスク層と、
前記複数の第1マスク層及び前記複数の第2マスク層上に設けられた第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層上に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりバンドギャップが大きい第3窒化物半導体層と、
前記第1領域における前記第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置された第1及び第2電極と、
前記第2領域における前記第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置されたソース電極及びドレイン電極と、
前記第2領域における前記第3窒化物半導体層上に設けられ、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に配置されたゲート電極と
を具備する半導体装置。
【請求項8】
前記複数の第1マスク層は、前記第1電極と前記第2電極との間の領域に配置され、
前記複数の第2マスク層は、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の領域に配置される
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記複数の第1マスク層のパターンは、前記複数の第2マスク層のパターンと異なる
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記複数の第1マスク層及び前記複数の第2マスク層は、酸化シリコン(SiO
2
)で構成される
請求項7に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘテロ接合界面を有する窒化物半導体を用いた半導体装置では、窒化物半導体層の積層構造を成膜する際に、構成元素や格子定数の違いによりヘテロ接合界面から窒化物半導体層の表面に到達する貫通転位が発生する。窒化物半導体層の成膜方向をY方向とし、Y方向に対して垂直方向をX方向とした場合、X方向に電流を流す半導体装置では、電流を流す領域の貫通転位が抵抗となることが知られている。
【0003】
窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体を用いたFETが知られている。FETにおいて、ソース電極及びドレイン電極間に電流を流す場合、通電領域の転位密度が高いと抵抗が大きくなり、FETの効率が悪化する。このため、2次元電子ガスを用いたFETでは、電子移動度を上げて高効率化するために、抵抗となる転位密度を低減する技術が開発されている。しかし、従来の技術により転位密度を低減した場合、ウエハ全面が同等の転位密度となる。よって、2次元電子ガス層の電子移動度も一定の値となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-261642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、電気特性を向上させることが可能な半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る半導体装置は、基板上に設けられた第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層上に設けられ、絶縁材料からなる複数のマスク層と、前記複数のマスク層上に設けられた第2窒化物半導体層と、前記第2窒化物半導体層上に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりバンドギャップが大きい第3窒化物半導体層と、前記第3窒化物半導体層上に設けられ、互いに離間して配置された第1及び第2電極とを具備する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図2は、評価用の電極17を説明する平面図である。
図3は、半導体装置に含まれる窒化物半導体層に形成される転位を説明する模式的な断面図である。
図4は、半導体装置のシート抵抗を説明するグラフである。
図5は、第2実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図6は、第2実施形態に係る半導体装置の抵抗を説明するグラフである。
図7は、第3実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図8は、HEMTの動作特性を示すグラフである。
図9は、第4実施形態の第1実施例に係る半導体装置の断面図である。
図10は、第4実施形態の第2実施例に係る半導体装置の断面図である。
図11は、第4実施形態の第3実施例に係る半導体装置の断面図である。
図12は、第4実施形態の第4実施例に係る半導体装置の断面図である。
図13は、第5実施形態の第1実施例に係る半導体装置の断面図である。
図14は、第5実施形態の第2実施例に係る半導体装置の断面図である。
図15は、第5実施形態の第3実施例に係る半導体装置の断面図である。
図16は、第5実施形態の第4実施例に係る半導体装置の断面図である。
図17は、第6実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。各機能ブロックが以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
[1] 第1実施形態
[1-1] 半導体装置1の構成
半導体装置1は、窒化物半導体を用いた抵抗素子である。図1は、第1実施形態に係る半導体装置1の断面図である。半導体装置1は、基板10、第1バッファ層11、第2バッファ層12、複数のマスク層13、第3バッファ層14、チャネル層15、バリア層16、複数の電極17、第1パッシベーション膜18、及び第2パッシベーション膜19を備える。
【0010】
基板10は、半導体基板で構成される。基板10としては、シリコン(Si)、炭化シリコン(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、ガリウムリン(GaP)、インジウムリン(InP)、ガリウム砒素(GaAs)、又はサファイア(Al
2
O
3
)などが用いられる。本実施形態態では、基板10は、炭化シリコン(SiC)からなる基板(SiC基板)で構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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