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公開番号2025012367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115146
出願日2023-07-13
発明の名称半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H10D 30/66 20250101AFI20250117BHJP()
要約【課題】特性の向上が可能となる半導体装置を提供すること。
【解決手段】トレンチ構造部は、フィールドプレート電極と、フィールドプレート電極と半導体層との間に設けられた第1絶縁膜と、フィールドプレート電極上に設けられ、第1絶縁膜よりも半導体層の第1面に近い側に延出した第2絶縁膜と、第2絶縁膜上に設けられた第1部分と、第1絶縁膜上に設けられ、第1部分よりも厚い第2部分とを有するゲート電極とを有する。ゲートコンタクト部は、ゲート配線層から第2部分に向かって延出して第2部分に接し、第1部分とゲート配線層との間には位置しない。第2方向において、第1部分は、ゲートコンタクト部が第2部分に接する下端部の隣に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、第1方向において前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する半導体層と、
前記第1面から前記第1方向に延びるトレンチ構造部と、
前記第1面上及び前記トレンチ構造部上に設けられたゲート配線層と、
前記ゲート配線層から前記トレンチ構造部に向かって延出するゲートコンタクト部と、
を備え、
前記トレンチ構造部は、
フィールドプレート電極と、
前記フィールドプレート電極と前記半導体層との間に設けられた第1絶縁膜と、
前記フィールドプレート電極上に設けられ、前記第1絶縁膜よりも前記第1面に近い側に延出した第2絶縁膜と、
前記第2絶縁膜上に設けられた第1部分と、前記第1絶縁膜上に設けられ、前記第1部分よりも厚い第2部分とを有するゲート電極と、
前記ゲート電極の前記第2部分と前記半導体層との間に設けられた第3絶縁膜と、
を有し、
前記ゲートコンタクト部は、前記ゲート配線層から前記第2部分に向かって延出して前記第2部分に接し、前記第1部分と前記ゲート配線層との間には位置せず、
前記第1方向に直交する第2方向において、前記第1部分は、前記ゲートコンタクト部が前記第2部分に接する下端部の隣に位置する、半導体装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記ゲート電極は、前記第2方向において前記第1部分の隣に位置する第3部分をさらに有し、
前記ゲートコンタクト部は、前記ゲート配線層から前記第3部分に向かって延出して前記第3部分に接し、
前記第1部分は、前記第2方向において、前記ゲートコンタクト部が前記第2部分に接する下端部と、前記ゲートコンタクト部が前記第3部分に接する下端部との間に位置する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2絶縁膜は、前記第2部分の前記第1方向の厚さの25%以上前記ゲート電極内に延出している、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1面上及び前記トレンチ構造部上において前記ゲート配線層と分離して設けられた第1電極層をさらに備え、
前記フィールドプレート電極は、前記第1電極層と電気的に接続されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体層は、
第1導電型の第1半導体部と、
前記第1半導体部上に設けられ、前記第3絶縁膜を介して前記ゲート電極に対向する第2導電型の第2半導体部と、
前記第2半導体部上に設けられ、前記第1電極層と電気的に接続された第1導電型の第3半導体部と、
を有する、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ゲート電極の前記第1部分及び前記第2部分が設けられた第1領域と、
前記第3半導体部が設けられた第2領域と、
を備え、
前記第2領域において、前記ゲート電極は前記第2方向に分離している、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
第3領域をさらに備え、
前記第3領域において、前記フィールドプレート電極上に前記ゲート電極は位置せず、前記第1電極層から前記フィールドプレート電極に向かって延出して前記フィールドプレート電極に接する第1コンタクト部が設けられている、請求項6に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
トレンチゲート構造の半導体装置において、ゲート電極の下にフィールドプレート電極を設けた構造が知られている。そのような構造において、ゲート電極とフィールドプレート電極との間に、上に凸形状の絶縁膜を設けた構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-180645号公報
特開2019-9258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、特性の向上が可能となる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、半導体装置は、第1面と、第1方向において前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する半導体層と、前記第1面から前記第1方向に延びるトレンチ構造部と、前記第1面上及び前記トレンチ構造部上に設けられたゲート配線層と、前記ゲート配線層から前記トレンチ構造部に向かって延出するゲートコンタクト部と、を備え、前記トレンチ構造部は、フィールドプレート電極と、前記フィールドプレート電極と前記半導体層との間に設けられた第1絶縁膜と、前記フィールドプレート電極上に設けられ、前記第1絶縁膜よりも前記第1面に近い側に延出した第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に設けられた第1部分と、前記第1絶縁膜上に設けられ、前記第1部分よりも厚い第2部分とを有するゲート電極と、前記ゲート電極の前記第2部分と前記半導体層との間に設けられた第3絶縁膜と、を有し、前記ゲートコンタクト部は、前記ゲート配線層から前記第2部分に向かって延出して前記第2部分に接し、前記第1部分と前記ゲート配線層との間には位置せず、前記第1方向に直交する第2方向において、前記第1部分は、前記ゲートコンタクト部が前記第2部分に接する下端部の隣に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の半導体装置の模式平面図である。
図1のA-A線における模式断面図である。
図1のB-B線における模式断面図である。
図1のC-C線における模式断面図である。
図1のD-D線における模式断面図である。
(a)~(c)は、ゲートコンタクト部の配置例を示す模式平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。以下の実施形態では第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明するが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
【0008】
図1~図5を参照して、実施形態の半導体装置について説明する。実施形態の半導体装置は、半導体層10と、トレンチ構造部tと、ゲート配線層50と、ゲートコンタクト部55とを備える。
【0009】
図2~図5に示すように、半導体層10は、第1面10aと第2面10bとを有する。第1面10aと第2面10bとを最短距離で結ぶ方向を第1方向Zとする。第2面10bは、第1方向Zにおいて第1面10aの反対側に位置する。第1方向Zに対して直交する2方向を第2方向Y及び第3方向Xとする。第2方向Yと第3方向Xとは、互いに直交する。
【0010】
本明細書において、「厚さ」は、特定方向(第1方向Z、第2方向Y、または第3方向X)における厚さの最大値を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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