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公開番号
2025017565
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120680
出願日
2023-07-25
発明の名称
雌雄嵌合タイプ電気コネクタ
出願人
ケル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/04 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】嵌合接続部を点接触として、接触信頼性を高くする。
【解決手段】 複数のプラグ側信号用コンタクト80を保持して構成されるプラグコネクタPCと、複数のレセプタクル側信号用コンタクト50を保持して構成されるレセプタクルコネクタRCとを備えて雌雄嵌合タイプ電気コネクタが構成される。プラグ側信号用コンタクト80は、断面矩形状の板材から構成され、、接触面が断面円弧状に形成されて突出するプラグ信号側接触部86と、接触面が断面円弧状に形成されたプラグ信号側当接部85を有する。レセプタクル側信号用コンタクト50は、断面矩形状の板材から構成され、接触面が平面状に形成されて相手コンタクトと接触する側に突出するレセプタクル信号側接触部56と、相手コンタクトとの接触面が平面状に形成されたレセプタクル信号側当接部55を有する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の導電性を有する一方側コンタクトを絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタと、複数の導電性を有する他方側コンタクトを絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタとを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成された雌雄嵌合タイプ電気コネクタであって、
前記一方側コンタクトが、
前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成されて前記他方側コンタクトと接触する側に突出する一方側接触部を有し、
前記一方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された一方側当接部を有し、
前記他方側コンタクトが、
前記他方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記一方側コンタクトと接触する側に突出する他方側接触部を有し、
前記他方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成された他方側当接部を有することを特徴とする雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
複数の導電性を有する一方側コンタクトを絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタと、複数の導電性を有する他方側コンタクトを絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタとを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成された雌雄嵌合タイプ電気コネクタであって、
前記一方側コンタクトが、
前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、前記他方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記他方側コンタクトと接触する側に突出する一方側接触部を有し、
前記一方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された一方側当接部を有し、
前記他方側コンタクトが、
前記他方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記一方側コンタクトと接触する側に突出する他方側接触部を有し、
前記他方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記一方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された他方側当接部を有することを特徴とする雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
【請求項3】
前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させるときに、
前記一方側接触部と前記他方側接触部が嵌合方向と直角な方向で互いに近づき合う方向に突出しており、互いに当接し合って弾性変形して乗り越え、
前記一方側接触部が前記他方側当接部と弾性力を受けて当接し、前記他方側接触部が前記一方側当接部と弾性力を受けて当接することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
【請求項4】
複数の導電性を有する一方側コンタクトを絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタと、複数の導電性を有する他方側コンタクトを絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタとを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成された雌雄嵌合タイプ電気コネクタであって、
前記一方側コンタクトが、
前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成されて前記他方側コンタクトと接触する側に突出する一方側接触部を有し、
前記一方側接触部から嵌合方向の後方に延びる弾性アーム部を有し、
前記他方側コンタクトが、
前記他方側保持部材により支持されて嵌合方向に延びる断面矩形状の板材から構成され、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成された他方側当接部を有することを特徴とする雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
【請求項5】
複数の導電性を有する一方側コンタクトを絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタと、複数の導電性を有する他方側コンタクトを絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタとを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成された雌雄嵌合タイプ電気コネクタであって、
前記一方側コンタクトが、
前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、
先端部において、断面矩形状で前記他方側コンタクトと接触する側の面が前記他方側コンタクトと接触する側に曲面状に突出する一方側接触部を有し、
前記一方側接触部から嵌合方向の後方に延びる弾性アーム部を有し、
前記他方側コンタクトが、
嵌合方向に延び、前記一方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された他方側当接部を有することを特徴とする雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
【請求項6】
前記一方側コンタクトおよび前記他方側コンタクトが電気信号を伝送する信号用コンタクトとして機能するコンタクトであることを特徴とする請求項1~2もしくは4~5のいずれかに記載の雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
【請求項7】
前記一方側コンタクトおよび前記他方側コンタクトが電力を伝送する電源用コンタクトとして機能するコンタクトであることを特徴とする請求項1~2もしくは4~5のいずれかに記載の雌雄嵌合タイプ電気コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雌雄嵌合タイプの電気コネクタに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気コネクタは基板同士間、基板とケーブルの間、ケーブル同士間の信号ラインや電源ラインの接続に用いられ、雌雄嵌合タイプの接続構成となるものが一般的に良く知られている。雌雄嵌合タイプコネクタ(一般的に、一方がレセプタクルコネクタと称される雌コネクタであり、他方がプラグコネクタと称される雄コネクタである)による接続構成は、雌および雄コネクタがそれぞれ、信号ラインに繋がる信号用コンタクトや、電源ラインに繋がる電源要コンタクトを備えており、これらコンタクトを互いに当接させて電気接続する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。最近においては信号ラインを介した信号の伝送の高速化が求められることも多く、そのような場合には、コンタクトのスタブ(コンタクトにおいて信号伝送に用いられない部分)の長さを短くすることが望ましく、できる限りスタブ長を短くすることが求められる。
【0003】
雌雄嵌合タイプのコネクタにおいて、一方のコネクタのコンタクトを弾性変形可能とするとともにその先端部に嵌合相手コンタクトとの接触部を設け、他方のコネクタのコンタクト(嵌合相手コンタクト)に嵌合方向に延びる板状の当接部を設け、雌雄コネクタを嵌合接続したときに一方のコネクタのコンタクトの接触部を他方のコネクタのコンタクトの当接部に当接させる構成(一点接触する構成)のものがある。例えば、特許文献1に構成のコネクタもその構成を備えている。このように、接触部を当接部と一箇所において当接させる構成、いわゆる一点接触構成の場合、一方のコネクタのコンタクトの接触部より先端側の部分がスタブとなり、他方のコネクタのコンタクトの当接部より先端側の部分がスタブとなる。一点接触構成の場合には、コンタクトの接触信頼性を高くするためにコンタクトの有効嵌合長を十分な長さに確保することが求められ、スタブ長が長くなる傾向があるという問題がある。
【0004】
雌雄嵌合タイプのコネクタにおいて、例えば、特許文献2や、特許文献3に開示されているように、二点接触する構成のものがある。二点接触構成のコネクタにおいては、一方のコネクタのコンタクトを弾性変形可能な構成とし、その先端部に相手コンタクトとの接触部を設けるとともに根元側に嵌合方向に延びる板状の当接部を設け、他方のコネクタのコンタクトも弾性変形可能な構成とし、その先端部に相手コンタクトとの接触部を設けるとともに根元側に嵌合方向に延びる板状の当接部を設けている。そして、雌雄コネクタを嵌合接続したときに、一方のコネクタのコンタクトの接触部が他方のコネクタのコンタクトの当接部に当接し(第1の接触点)、他方のコネクタのコンタクトの接触部が一方のコネクタのコンタクトの当接部に当接する(第2の接触点)。このように二点接触する構成とすれば、一方のコネクタのコンタクトの接触部より先端側がスタブとなり、他方のコネクタのコンタクトの接触部より先端側がスタブとなる。このため、接触位置が嵌合方向にずれてもスタブ長さは不変であり、嵌合位置ズレの影響を受けないという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-178434号公報
特開平4-269478号公報
特開2015-35300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献2および3に開示されている二点接触構成の雌雄嵌合タイプのコネクタでは、コンタクトが長尺状に切断された金属板材を折り曲げ形成して作られており、その断面は矩形形状であり、接触部と当接部とが面接触もしくは線接触する構成となっている。このようにコンタクト同士の当接接触を面接触もしくは線接触とした場合、接触点の位置が複数となったりバラついたりするので、接触信頼性が低くなりやすいという問題がある。そこで、例えば、接触部を球面形状として点接触させる構成として接触信頼性を高くすることが考えられるが、接触部のみを球面形状とする加工が難しいという問題がある。なお、この問題は二点接触構成のコネクタに限らず一点接触構成のコネクタでも同様である。さらに、雌雄コネクタを嵌合接続するときに、嵌合初期段階において球面形状の接触部同士が当接して互いに相手を乗り越えて嵌合するのであるが、球面同士が当接するため、互いに相手側を横方向(嵌合方向と直交する方向)にずらせるような作用が生じやすく、接続安定性が損なわれるという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑み、雌雄嵌合タイプ電気コネクタであって、嵌合接続時に接触部においてともに点接触となり、接触信頼性を高くすることができる雌雄嵌合タイプ電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的達成のため、第1の本発明に係る雌雄嵌合タイプ電気コネクタは、複数の導電性を有する一方側コンタクト(例えば、実施形態におけるプラグ側信号用コンタクト80)を絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタ(例えば、実施形態におけるプラグコネクタPC)と、複数の導電性を有する他方側コンタクト(例えば、実施形態におけるレセプタクル側信号用コンタクト50)を絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタ(例えば、実施形態におけるレセプタクルコネクタRC)とを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成される。そして、この雌雄嵌合タイプ電気コネクタにおいて、前記一方側コンタクトが、前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、先端部において、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成されて前記他方側コンタクトと接触する側に突出する一方側接触部(例えば、実施形態におけるプラグ信号側接触部86)を有し、前記一方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された一方側当接部(例えば、実施形態におけるプラグ信号側当接部85)を有し、さらに、前記他方側コンタクトが、前記他方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、先端部において、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記一方側コンタクトと接触する側に突出する他方側接触部(例えば、実施形態におけるレセプタクル信号側接触部56)を有し、前記他方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成された他方側当接部(例えば、実施形態におけるレセプタクル信号側当接部55)を有する。
【0009】
第2の本発明に係る雌雄嵌合タイプ電気コネクタは、複数の導電性を有する一方側コンタクトを絶縁性の一方側保持部材により保持して構成される一方側コネクタと、複数の導電性を有する他方側コンタクトを絶縁性の他方側保持部材により保持して構成される他方側コネクタとを備え、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させて前記一方側コンタクトを対応する前記他方側コンタクトと当接させて電気接続させるように構成される。そして、この雌雄嵌合タイプ電気コネクタにおいて、前記一方側コンタクトが、前記一方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、先端部において、前記他方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記他方側コンタクトと接触する側に突出する一方側接触部を有し、前記一方側接触部か
ら嵌合方向の後方に延び、前記他方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された一方側当接部を有し、さらに、前記他方側コンタクトが、前記他方側保持部材により片持ち支持されて嵌合方向の前方に延びる断面矩形状の板材から構成され、先端部において、前記一方側コンタクトと接触する側の面が平面状に形成されて前記一方側コンタクトと接触する側に突出する他方側接触部を有し、前記他方側接触部から嵌合方向の後方に延び、前記一方側コンタクトと接触する側の面が断面円弧状に形成された他方側当接部を有する。
【0010】
上記第1および第2の本発明に係る雌雄嵌合タイプ電気コネクタにおいて、好ましくは、前記一方側保持部材と前記他方側保持部材を嵌合させるときに、前記一方側接触部と前記他方側接触部が嵌合方向と直角な方向で互いに近づき合う方向に突出しており、互いに当接し合って弾性変形して乗り越え、前記一方側接触部が前記他方側当接部と弾性力を受けて当接し、前記他方側接触部が前記一方側当接部と弾性力を受けて当接する。
(【0011】以降は省略されています)
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