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公開番号2025017399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120397
出願日2023-07-25
発明の名称半導体装置及びその製造方法
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10D 30/66 20250101AFI20250130BHJP()
要約【課題】歩留まりが向上した半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】第1導電型の第1炭化珪素層の上面の第1領域に、第1炭化珪素層と第1導電型不純物密度が異なり、第1膜厚D2を有する第2炭化珪素層を形成する工程と、上面の第2領域に、第2導電型の、膜厚D4を有する第3炭化珪素層を形成する工程と、第1炭化珪素層の上に、第2炭化珪素層より第1導電型不純物濃度が低く、膜厚D1を有する第4炭化珪素層を形成する工程と、第4炭化珪素層が形成された後の、第1炭化珪素層から第4炭化珪素層に向かう方向における、第2炭化珪素層の第2膜厚D3及び第4炭化珪素層の膜厚D1を測定する工程と、第4炭化珪素層の膜厚D1、第2炭化珪素層の第1膜厚D2、第2膜厚D3及び第3炭化珪素層の膜厚D4に基づいて、第4炭化珪素層を貫通し第3炭化珪素層に到達する、所定の深さのトレンチを形成する工程と、を備える半導体装置の製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1導電型の第1炭化珪素層の上面の第1領域に、前記第1炭化珪素層と第1導電型不純物密度が異なり、第1膜厚D2を有する第2炭化珪素層を形成する工程と、
前記上面の第2領域に、第2導電型の、膜厚D4を有する第3炭化珪素層を形成する工程と、
前記第1炭化珪素層の上に、前記第2炭化珪素層より第1導電型不純物濃度が低く、膜厚D1を有する第4炭化珪素層を形成する工程と、
前記第4炭化珪素層が形成された後の、前記第1炭化珪素層から前記第4炭化珪素層に向かう方向における、前記第2炭化珪素層の第2膜厚D3及び前記第4炭化珪素層の膜厚D1を測定する工程と、
前記第4炭化珪素層の膜厚D1、前記第2炭化珪素層の第1膜厚D2、第2膜厚D3及び前記第3炭化珪素層の膜厚D4に基づいて、前記第4炭化珪素層を貫通し前記第3炭化珪素層に到達する、所定の深さのトレンチを形成する工程と、
を備える半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
(前記第4炭化珪素層の膜厚D1)+((前記第3炭化珪素層の膜厚D4)-((前記第2炭化珪素層の第1膜厚D2)-(前記第2炭化珪素層の第2膜厚D3)))/2
に基づいて、前記所定の深さのトレンチを形成する、
請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記第4炭化珪素層の膜厚D1、前記第2炭化珪素層の第1膜厚D2、第2膜厚D3及び前記第3炭化珪素層の膜厚D4に基づいて、前記第4炭化珪素層を貫通し前記第3炭化珪素層に到達する、前記所定の深さのトレンチを形成する工程の前に、
前記第3炭化珪素層の上の前記第4炭化珪素層の上に、第2導電型の第5炭化珪素層を形成する工程と、
前記第5炭化珪素層の上に、第1導電型の第6炭化珪素層を形成する工程と、
をさらに備え、
前記第4炭化珪素層の膜厚D1、前記第2炭化珪素層の第1膜厚D2、第2膜厚D3及び前記第3炭化珪素層の膜厚D4に基づいて、前記第4炭化珪素層を貫通し前記第3炭化珪素層に到達する、前記所定の深さの前記トレンチを形成する工程の後に、
前記トレンチ内に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記トレンチ内に、前記第1絶縁膜を介して前記第5炭化珪素層に対向するように設けられる第2電極を形成する工程と、
前記第2電極の上に第2絶縁膜を形成する工程と、
前記第1炭化珪素層の下に、第1電極を形成する工程と、
前記第6炭化珪素層の上に、第3電極を形成する工程と、
をさらに備える請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記上面において、前記第1領域は、前記第2領域の周囲に設けられている、
請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1領域は、前記半導体装置のTEG領域に設けられている、
請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第1領域は、前記半導体装置のスクライブレーンに設けられている、
請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1領域は、前記半導体装置の外周領域に設けられている、
請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記第1炭化珪素層から前記第4炭化珪素層に向かう方向における、前記第2炭化珪素層の第1導電型不純物の濃度分布は、複数のピークを有する、
請求項1乃至請求項7いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記第3炭化珪素層を形成した後、前記第4炭化珪素層を形成する前に、
前記第3炭化珪素層の上に、前記第1炭化珪素層及び前記第4炭化珪素層よりも第1導電型不純物濃度の高い第7炭化珪素層を形成する工程をさらに備える、
請求項1乃至請求項7いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
次世代の半導体デバイス用の材料としてSiC(炭化珪素)が期待されている。炭化珪素はSi(シリコン)と比較して、バンドギャップが約3倍、破壊電界強度が約10倍、熱伝導率が約3倍である。そのため、SiCを用いることにより、低損失かつ高温動作可能な半導体デバイスを実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-004010号公報
特開2017-050516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、歩留まりが向上した半導体装置及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置の製造方法は、第1導電型の第1炭化珪素層の上面の第1領域に、第1炭化珪素層と第1導電型不純物密度が異なり、第1膜厚D2を有する第2炭化珪素層を形成する工程と、上面の第2領域に、第2導電型の、膜厚D4を有する第3炭化珪素層を形成する工程と、第1炭化珪素層の上に、第2炭化珪素層より第1導電型不純物濃度が低く、膜厚D1を有する第4炭化珪素層を形成する工程と、第4炭化珪素層が形成された後の、第1炭化珪素層から第4炭化珪素層に向かう方向における、第2炭化珪素層の第2膜厚D3及び第4炭化珪素層の膜厚D1を測定する工程と、第4炭化珪素層の膜厚D1、第2炭化珪素層の第1膜厚D2、第2膜厚D3及び第3炭化珪素層の膜厚D4に基づいて、第4炭化珪素層を貫通し第3炭化珪素層に到達する、所定の深さのトレンチを形成する工程と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第1領域が配置される場所の一例を示す模式図である。
第1実施形態の半導体装置の製造工程を示す模式断面図である。
第2実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第2実施形態の半導体装置の製造工程を示す模式断面図である。
第3実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第3実施形態の半導体装置の製造工程を示す模式断面図である。
第4実施形態の半導体装置の模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する。
【0008】
以下の説明において、n

、n、n

及び、p

、p、p

の表記を用いる場合、これらの表記は、各導電型における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわちn

はnよりもn型の不純物濃度が相対的に高く、n

はnよりもn型の不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、p

はpよりもp型の不純物濃度が相対的に高く、p

はpよりもp型の不純物濃度が相対的に低いことを示す。なお、n

型、n

型を単にn型、p

型、p

型を単にp型と記載する場合もある。
【0009】
不純物濃度は、C-V測定(容量測定)により測定することが可能である。また、不純物濃度は、例えば、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)により測定することが可能である。また、不純物濃度の相対的な高低は、例えば、SCM(Scanning Capacitance Microscopy)で求められるキャリア濃度の高低から判断することも可能である。また、不純物領域の深さ等の距離は、例えば、SIMSで求めることが可能である。また。不純物領域の幅や深さ等の距離は、例えば、SCM像から求めることが可能である。
【0010】
以下、第1導電型をn型、第2導電型をp型として記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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