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公開番号2025017061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119936
出願日2023-07-24
発明の名称包装箱
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B65D 5/10 20060101AFI20250129BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】底部を容易かつ確実に組み立てることができるとともに、底部の耐荷重を高めることができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1であって、底部30は、前後の端部フラップ31,31と左右の側部フラップ32,32とを有している。側部フラップ32の先端部の一方の角部には、先端側に向けて突出している突出部35が形成され、側部フラップ32の先端部の他方の角部には、端部フラップ31の連結穴33に差し込まれている差込部36が形成されている。側部フラップ32の先端部において、突出部35と差込部36との間には、突出部35側から差込部36側に向かうに連れて先端側に向けて突出した傾斜部37が形成されている。一方の側部フラップ32の突出部35は、他方の側部フラップ32の傾斜部37の内面側に入り込んでいる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の下側の開口部に設けられた底部と、を備え、
前記底部は、
前記両端壁の下縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、
前記両側壁の下縁部にそれぞれ連設され、前記両端部フラップの外面に重ねられた左右の側部フラップと、を有し、
前記側部フラップの先端部の一方の角部には、先端側に向けて突出している突出部が形成され、
前記側部フラップの先端部の他方の角部には、差込部が形成され、
前記側部フラップの先端部において、前記突出部と前記差込部との間には、前記突出部側から前記差込部側に向かうに連れて先端側に向けて突出した傾斜部が形成されており、
前記差込部は、前記端部フラップに形成された連結穴に差し込まれ、
一方の前記側部フラップの前記突出部は、他方の前記側部フラップの前記傾斜部の内面側に入り込んでいるとともに、
他方の前記側部フラップの前記突出部は、一方の前記側部フラップの前記傾斜部の内面側に入り込んでいることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱であって、
前記傾斜部は、前記側部フラップの先端部において、前記突出部と前記差込部との間の領域全体に形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1に記載の包装箱であって、
前記突出部は、前後方向に延在する帯状に形成されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
段ボール製の包装箱の底部としては、前後の端部フラップおよび左右の側部フラップを有し、側部フラップの側縁部に突設された差込部が、端部フラップの連結穴に差し込まれるとともに、側部フラップの先端縁部に突設された突出部が他方の側部フラップの先端部の内面側に入り込んでいるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記した包装箱の底部を組み立てる際には、側部フラップを端部フラップの外面に重ねた状態で、側部フラップおよび端部フラップを胴部の内部側に傾斜させた後に、側部フラップおよび端部フラップを平坦に戻す。このようにすると、側部フラップの差込部が端部フラップの連結穴に対して差し込まれるとともに、側部フラップの突出部が他の側部フラップの先端部の内面側に入り込むことで、両端部フラップと両側部フラップとが連結されて底部が組み立てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平05-011141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記した従来の包装箱では、側部フラップの突出部が他の側部フラップの内面に重なる面積が小さいため、底部の耐荷重が低いとともに、底部を組み立てる際に側部フラップの突出部が他の側部フラップから外れ易いという問題がある。
【0006】
本発明は、前記した問題を解決し、底部を容易かつ確実に組み立てることができるとともに、底部の耐荷重を高めることができる包装箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記胴部の下側の開口部に設けられた底部と、を備えている。前記底部は、前記両端壁の下縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、前記両側壁の下縁部にそれぞれ連設され、前記両端部フラップの外面に重ねられた左右の側部フラップと、を有している。前記側部フラップの先端部の一方の角部には、先端側に向けて突出している突出部が形成され、前記側部フラップの先端部の他方の角部には、差込部が形成されている。前記側部フラップの先端部において、前記突出部と前記差込部との間には、前記突出部側から前記差込部側に向かうに連れて先端側に向けて突出した傾斜部が形成されている。前記差込部は、前記端部フラップに形成された連結穴に差し込まれている。一方の前記側部フラップの前記突出部は、他方の前記側部フラップの前記傾斜部の内面側に入り込んでいるとともに、他方の前記側部フラップの前記突出部は、一方の前記側部フラップの前記傾斜部の内面側に入り込んでいる。
【0008】
本発明の包装箱の底部を組み立てる際には、両側部フラップを両端部フラップの外面に重ねた状態で、両端部フラップおよび両側部フラップを胴部の内部側に押し込んで傾斜させた後に、両端部フラップおよび両側部フラップを平坦に戻す。このようにすると、側部フラップの差込部が端部フラップの連結穴に自然に差し込まれるとともに、側部フラップの突出部が他の側部フラップの傾斜部の内面側に自然に入り込む。したがって、本発明の包装箱では、底部を容易かつ確実に組み立てることができる。
【0009】
本発明の包装箱では、側部フラップの傾斜部が差込部側に向かうに連れて先端側に張り出しているため、側部フラップの突出部が他の側部フラップの傾斜部の内面に重なる面積が大きくなる。これにより、底部を組み立てるときに、側部フラップの突出部が他の側部フラップから外れ難い。
【0010】
本発明の包装箱では、側部フラップの先端部の両角部が底部の内面側に入り込むとともに、側部フラップの突出部が他の側部フラップに重なる面積が大きくなるため、底部の耐荷重を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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