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公開番号
2025016911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119719
出願日
2023-07-24
発明の名称
二段燃焼式調理窯
出願人
ヨシ電子株式会社
代理人
個人
主分類
A47J
37/06 20060101AFI20250129BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】
上下に熱源を持ち、短時間でより美味しく焼くことが可能であり、且つ、持ち運びが簡単に出来るように構成されたピザ窯の提供を課題とするものである。
【解決手段】
本発明は、筒状本体部で構成され、前記本体部は、上段燃焼室と、中段調理部と、下段燃焼室とを有し、前記上段燃焼室は、上方が開口する開口部と、側壁に空気取り入れ口とを備え、
前記中段調理部は、上面と底面が塞がれており側壁に調理プレートを挿入可能にする調理プレート挿入口が備えられ、前記下段燃焼室は、側壁に空気取り入れ口と、本体の下側端部が閉塞した前記脚部を備えた構成を採用した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の本体部(10)で構成され、
前記本体部(10)は、上段燃焼室(30)と、中段調理部(40)と、下段燃焼室(50)とを有し、
前記上段燃焼室(30)は、上方が開口する開口部(31)と、側壁(32)に空気取り入れ口(33)とを備え、
前記中段調理部(40)は、上面(41)と底面(42)が塞がれており側壁(43)に調理プレート(44)を挿入可能にする調理プレート挿入口(45)が備えられ、
前記下段燃焼室(50)は、側壁(51)に空気取り入れ口(52)と、本体部(10)の下側端部が閉塞した底板(53)を備えたことを特徴とする二段燃焼式調理窯(1)。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記本体(10)の底板(53)の外面に、脚部(20)を備えたことを特徴とする請求項1に記載した二段燃焼式調理窯(1)。
【請求項3】
前記脚部(20)が折り畳み式(60)であることを特徴とする請求項1に記載した二段燃焼式調理窯(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピザ窯に関し、詳しくは上火と下火からの高温加熱により短時間でピザを焼くことができ、ピザ窯として利用しない時には、光の照射により模様等を演出することが可能な、多機能且つコンパクトなピザ窯の技術に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ピザ又はピッツァ(伊:pizza)(以下、ピザという)は、イタリア発祥であるが、世界中で広く食べられている料理であり、日本国内でも、手軽なファミリーレストランから本格的なイタリア料理店まで広く外食産業のメニューとして定着している。また「宅配ピザ」という言葉が一般名称化しているほど、テイクアウトやデリバリー商品として人気を博しており、係る人気は子供から大人まで幅広いものである。また、コロナウイルス感染症の影響で流行り出したソロキャンプや庭先等で楽しむアウトドア調理においては、本格的な石窯までは用意できないものの、簡易的な釜や電気ヒータを用いたオーブンを利用して調理されている現状にある。
【0003】
ピザを美味しく焼くには、具材の水分は保持して閉じ込めつつ、表面はカリッと香ばしくなるように焼くのが理想であり、そのためには釜内の温度が重要である。この点について、伝統的なナポリピッツァを守るために1984年にナポリで創設された「真のナポリピッツァ協会」では、その規約文書に材料や焼き方などが細かく規定されており、温度については、炉床の温度が約485度、窯の天井の温度が約430度で、焼成時間は60~90秒と謳われている。また「日本ナポリピッツァ職人協会」でも、「1分ちょっとで理想的なコルニチョーネやピザの完璧な焼け方のためには、窯の中の温度が450度で炉床が少なくとも400度は必要。」といっている。
【0004】
即ち、表面が少し焦げるくらいにパリっと、中はふんわり、もっちりとした本格的なピザを焼くためには高温、短時間で調理しなければならず、熱源を電気ヒーターとするものでは、温度は高いものでも300度程度であるため、調理時間が長くなってしまうという欠点がある。また、炉床の下側のみに熱源を配置する従来のピザ窯では、対流や伝熱により窯全体の温度を上げるために焼き始めるまでの時間が長く、窯の天井部分と床部分において温度差が生じてしまうという問題がある。なお、アウトドアでのムード作りにおいても、ゆらゆらと揺れる燃焼炎を使う窯が望まれているといえる。
【0005】
また、アウトドア用に販売されている従来のピザ窯は通常、下部に燃焼室があり、性能はピザ窯の形状に左右される。理想的なのは熱の対流効果を高めるドーム型や、アール形状の屋根のデザインのものは熱がまわりやすく、ピザ生地をムラなく焼き上げることができる。しかし、そのような従来のピザ窯でも焼き時間が5分くらいはかかってしまうため、大人数でのアウトドアで何枚も焼くとなると、もっと効率よく短時間で焼けるピザ窯が求められているといえる。
【0006】
また、従来品の問題点としては、特にアウトドアで利用する場合などは、持ち運びの不便さがあるといえる。ピザ窯の形状は、薪などを入れる下段とピザを焼く上段と場合によっては煙突などが付いているものもある。そうなると大きさも重量もかなりのものとなり、乗用車で運ぶとなると不便である。従って、短時間で美味しく焼けて、持ち運びが便利な構造のピザ窯が求められているといえる。
【0007】
このような現状に鑑み、従来からも種々の技術提案がなされている。発明の名称を「組み立てピザ窯」とし、解決しようとする課題を「任意の場所に携帯して使用することができ、保管場所や使用場所での搬入及び搬出を容易に行うことができる小型、軽量の組み立て式ピザ窯を提供する。」とするもので、具体的な解決手段を「組み立て式のピザ窯であって、上蓋は、略円筒環状体の側面部にピザ出し入れ口を設けると共に、天面部が鍋底状に形成されて成り、中蓋は、略円筒環状体の上面がピザ焼成板によって閉塞され、該ピザ焼成板の周縁部における前記ピザ出し入れ口の対向位置に所定長さの円弧状の切り込みを入れ、該切り込みの端部同士を結ぶ線にてピザ焼成板を上方へ折曲することで打ち抜き立設板を鉛直状に立ち上げて通気開口部を形成して成り、底窯は、鍋底状に形成し、側面部所定箇所には燃料投入口を設けると共に、側面部あるいは底面部には複数の通風孔を設けて成り、上蓋と中蓋と底窯とが段重ね構造によって組み立てられ、且つ、連結手段を介して連結固定される。」としたものである。しかしながら、係る技術は、燃焼室は下部のみであり、その下部に発生した熱を通気開口部から上方へと導く所謂熱の滞留を利用したものである。従って、底部熱源と上部に上昇した熱源では温度差が大きく理想的な温度管理が難しいものと考えられる。
【0008】
また、発明の名称を発明の名称を「ピザ焼き窯」とし、解決しようとする課題を「火源からの熱を石に偏りなく与えて、加熱された石からの輻射熱を含んだ空気がピザを覆うように流れることを可能にして、むら無くピザを焼き上げることができ、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯を提供する。」とするもので、具体的な解決手段を「ピザ焼き窯は、火源を載せる土台と、土台上に設置されて火源を収容する筒状体とを備え、筒状体の上端部には、平板状の蓋が取付けられている。筒状体の内周側には、火源の外周側に設置されるスペーサーが取付けられ、スペーサー上には、筒状体の内側に収容されるピザ載せ用石材が設置されている。ピザ載せ用石材の外周側面の周囲には、空間を隔てて枠体が取付けられ、枠体の外周側には、複数の板状突起が間隔を置いて取り付けられており、板状突起は枠体の上下方向に対して傾斜して取り付けられている。」としたものである。しかしながら、係る技術も火源にガスコンロ等を用いることを前提としたものであり、熱を均一に薪等の燃焼物を火源としてこれを上下二段に配置し、上面と下面との温度差を調整する本願発明とは課題を解決する技術的手段が異なっている。
【0009】
また、発明の名称を「ピザ焼き器」とし、解決しようとする課題を「ピザを短時間で焼き上げること。」とするもので、具体的な解決手段を「ピザ焼き器は、内部に焼き室を有するケーシングと、焼き室において上下方向に複数設けられ、ピザが載置される網状の載置棚と、焼き室において複数の載置棚の上方および下方に設けられ、ピザを加熱する上側熱放射部および下側熱放射部と、上側熱放射部と下側熱放射部との間に水平方向に延びる公転軸が設定され、上側熱放射部と下側熱放射部との間において複数の載置棚を一体として公転軸を中心に公転させる駆動部とを備えている。」というものである。係る技術は、ピザを短時間で焼き上げるため、上側熱放射部と、下側熱放射部を備え、上下に載置棚が駆動されることにより上下からの熱を均等に与える事が出来るというものであり、上下に熱源を備えるという点で本発明と共通する部分を有している。しかしながら、係る技術は電気ヒーターであり、また、載置棚が上下移動するため、焼き室が上下方向に長くなり、コンパクトに収容することができないという欠点を有するとともに、構造が複雑でコストがかかるという問題を残しているといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
実用新案登録第3234549号
特許第6238218号
特開2019-58377号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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