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公開番号2025016852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119600
出願日2023-07-24
発明の名称充電制御装置、充電制御方法、充電制御プログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250129BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電の際、蓄電池を搭載する車両から充電スタンドへの通信においてV2H固有信号に対応していない充電スタンドとの通信が異常終了することを防止する。
【解決手段】蓄電池を備える車両に設けられ、蓄電池への充電を行う設備或いは蓄電池からの給電を行う設備と通信可能に接続されるコントローラを備えた充電制御装置であって、前記コントローラは、前記充電を行う設備または前記給電を行う設備と前記車両とが電力ケーブルを介して接続された場合に、前記充電を行う設備または前記給電を行う設備に、前記充電を行う設備或いは前記給電を行う設備のいずれであっても受信可能な共通信号を送信し、前記共通信号に対する応答として受信する信号に、前記給電を行う設備に固有の信号が含まれている場合、前記給電を行う設備に接続されていると判定し、前記共通信号と前記給電を行う設備に固有の信号とを前記給電を行う設備に送信する、充電制御装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池を備える車両に設けられ、前記蓄電池への充電を行う設備或いは前記蓄電池からの給電を行う設備と通信可能に接続されるコントローラを備えた充電制御装置であって、
前記コントローラは、
前記充電を行う設備または前記給電を行う設備と前記車両とが電力ケーブルを介して接続された場合に、前記充電を行う設備または前記給電を行う設備に、前記充電を行う設備或いは前記給電を行う設備のいずれであっても受信可能な共通信号を送信し、
前記共通信号に対する応答として受信する信号に、前記給電を行う設備に固有の信号が含まれている場合、前記給電を行う設備に接続されていると判定し、前記共通信号と前記給電を行う設備に固有の信号とを前記給電を行う設備に送信する、
充電制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記共通信号に対する応答として受信する信号に、前記給電を行う設備に固有の信号が含まれていない場合、前記充電を行う設備に接続されていると判定する、請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記共通信号を送信してから第1の待機時間を経過後に、前記共通信号に対する応答として受信する信号を受信し、前記共通信号を送信してから前記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間を経過後に前記給電を行う設備に固有の信号を前記給電を行う設備に送信する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記充電を行う設備は充電スタンドであり、前記給電を行う設備はV2H(Vehicle to
Home)スタンドである、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項5】
蓄電池を備える車両に設けられ、前記蓄電池への充電を行う設備或いは前記蓄電池からの給電を行う設備と通信可能に接続されるコントローラを備えた充電制御装置において、
前記コントローラが、
前記充電を行う設備または前記給電を行う設備と前記車両とが電力ケーブルを介して接続された場合に、前記充電を行う設備または前記給電を行う設備に、前記充電を行う設備或いは前記給電を行う設備のいずれであっても受信可能な共通信号を送信し、
前記共通信号に対する応答として受信する信号に、前記給電を行う設備に固有の信号が含まれている場合、前記給電を行う設備に接続されていると判定し、前記共通信号と前記給電を行う設備に固有の信号とを前記給電を行う設備に送信する、
ことを実行する充電制御方法。
【請求項6】
蓄電池を備える車両に設けられ、前記蓄電池への充電を行う設備或いは前記蓄電池からの給電を行う設備と通信可能に接続されるコントローラを備えた充電制御装置において、
前記コントローラに、
前記充電を行う設備または前記給電を行う設備と前記車両とが電力ケーブルを介して接続された場合に、前記充電を行う設備または前記給電を行う設備に、前記充電を行う設備或いは前記給電を行う設備のいずれであっても受信可能な共通信号を送信し、
前記共通信号に対する応答として受信する信号に、前記給電を行う設備に固有の信号が含まれている場合、前記給電を行う設備に接続されていると判定し、前記共通信号と前記給電を行う設備に固有の信号とを前記給電を行う設備に送信する、
ことを実行させるための充電制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電制御装置、充電制御方法、充電制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電池(充電池)を搭載する車両に電力を供給する充電スタンド等の機器には、充電モードを有する機器と、V2H(Vehicle to Home)モードを有する機器がある。充電モー
ドは、車両に搭載される蓄電池に電流を流して電力を蓄電池に蓄えるモードである。V2Hモードは、住宅等の分電盤に接続して、車両の蓄電池に蓄えられた電力を住宅等の分電盤に接続し、家庭用の電力(AC100Vなど)として使用するモードである。充電スタンド等の機器から得られるモード情報に基づいて車両側で、充電スタンド等の接続される機器が「充電モード」であるのか、あるいは「V2Hモード」であるのかを検出する技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-12697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、本来、充電規格では車両側から通信を開始するため、通信が開始されるまで車両は充電モードの機器とV2Hモードの機器とのうちのどちらの機器と通信を行っているのかを判断することが困難である。車両から充電スタンド等の機器へ送信される信号には、充電モードを有する機器及びV2Hモードを有する機器で使用される共通信号と、V2Hモードを有する機器で使用されるV2H固有の信号とがある。充電スタンドには、V2H固有の信号を受信すると、異常と判断し、処理が終了するものがある。この場合、車両の蓄電池に充電されることなく充電が終了するおそれがある。また、車両と充電スタンドとの間の通信が異常終了するおそれがある。
【0005】
本件開示の技術は、充電の際、蓄電池を搭載する車両から充電スタンドへの通信においてV2H固有の信号に対応していない充電スタンドとの通信が異常終了してしまうことを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、蓄電池を備える車両に設けられ、蓄電池への充電を行う設備或いは蓄電池からの給電を行う設備と通信可能に接続されるコントローラを備えた充電制御装置である。コントローラは、充電を行う設備または給電を行う設備と車両とが電力ケーブルを介して接続された場合に、充電を行う設備または給電を行う設備に、充電を行う設備或いは給電を行う設備のいずれであっても受信可能な共通信号を送信する。さらに、コントローラは、共通信号に対する応答として受信する信号に、給電を行う設備に固有の信号が含まれている場合、給電を行う設備に接続されていると判定し、共通信号と給電を行う設備に固有の信号とを給電を行う設備に送信する。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、充電の際、蓄電池を搭載する車両から充電スタンドへの通信においてV2H固有の信号に対応していない充電スタンドとの通信が異常終了してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の充電システムの構成例を示す図である。
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3は、実施形態の車両10が備える充電制御装置100と充電スタンド20またはV2Hスタンド30との間の動作シーケンスの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0010】
〔実施形態〕
(構成例)
図1は、本実施形態の充電システムの構成例を示す図である。充電システム1は、車両10、充電スタンド20を含む。車両10は、充電制御装置100を含む。ここでは、車両10が、充電スタンド20またはV2Hスタンド30の近傍に駐車され、車両10と充電スタンド20またはV2Hスタンド30とが通信可能に接続されているとする。車両10に搭載される蓄電池を充電する際、車両10は、充電スタンド20の近傍に駐車される。車両10に搭載される蓄電池に蓄えられている電力を住宅等に給電(放電)する際、車両10は、V2Hスタンド30の近傍に駐車される。ここでは、例えば、車両10と充電スタンド20またはV2Hスタンド30とは、車両10の電力供給に使用される電力ケーブル(充電ケーブル)によって、接続されているとする。当該電力ケーブルは、車両10と充電スタンド20またはV2Hスタンド30との通信を可能にする通信線を含む。車両10が、充電スタンド20またはV2Hスタンド30と電力ケーブルで接続されても、通信前では、車両10は、充電スタンド20及びV2Hスタンド30のうちどちらと接続されたかを認識することは困難であるとする。充電スタンド20は、車両10に搭載される蓄電池に電流を流して電力を蓄電池に蓄える充電モードを有する。V2Hスタンド30は、車両10の蓄電池に蓄えられた電力を住宅等に家庭用の電力として給電するV2Hモードを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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