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公開番号2025016716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024193940,2021574925
出願日2024-11-05,2020-06-22
発明の名称個人のヘルスケアデータを用いて計算するためのシステムおよび方法
出願人エヌフェレンス,インコーポレイテッド,NFERENCE,INC
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06F 21/62 20130101AFI20250128BHJP(計算;計数)
要約【課題】個々の患者のプライバシーを維持するという制約の下で、生物医学的データを計算プロセスによって解析する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】方法は、予めプロビジョニングされたソフトウェアが、暗号化された形式で1つまたは複数のアプリケーションコンピューティングプロセスのための入力データ又は命令のうちの少なくとも1つを受信し、1つ又は複数の暗号鍵を使用して入力データ又は命令のうちの少なくとも1つを復号化し、出力データを生成するために、復号化した入力データ又は命令のうちの少なくとも1つに基づいて1つ又は複数のアプリケーションコンピューティングプロセスを実行し、1つ又は複数のアプリケーションコンピューティングプロセスが受信した入力データ上で動作したことを示す実行証明を生成し、1つ又は複数の暗号鍵を使用して出力データを暗号化し、暗号化した出力データ及び実行証明への外部アクセスを提供する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成することであって、前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブは、1つ以上のプロセッサ上で実行されている1つ以上の不正なコンピューティングプロセスから分離して1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスを実行するために、前記1つ以上のプロセッサに利用可能である、少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成することと、
前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブ内のソフトウェアを予めプロビジョニングすることと、
を含み、
前記予めプロビジョニングされたソフトウェアは、前記1つ以上のプロセッサ上で前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスの命令を実行させるように構成され、前記1つ以上のプロセッサが、
-入力データを暗号化された形式で受信することと、
-前記入力データを前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブにロードすることと、
-前記入力データを解析するための1つ以上のプログラムを前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブにロードすることと、
-前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブを使用して前記入力データを解析するための前記1つ以上のプログラムを実行することと、
-1つ以上の暗号鍵を使用して少なくとも1つの前記入力データを復号化することと、
-復号化された少なくとも1つの前記入力データに基づいて前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスを実行して、出力データを生成することと、
-実行証明を生成することであって、前記実行証明は、前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスの1つ以上の前記命令が、受信した前記入力データ上で動作したことを証明する、実行証明を生成することと、
-前記実行証明への外部アクセスを提供することと、を実行する、
方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記入力データを暗号化された形式で受信することが、データプロバイダから前記入力データを受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
一組の前記入力データを前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブにロードする前に、前記入力データを非特定化することをさらに含み、前記入力データを非特定化することは、前記入力データから1つ以上の個人またはエンティティを特定する情報を削除することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
1つ以上の暗号鍵を使用して前記出力データを暗号化することと、
暗号化された前記出力データへの外部アクセスを提供することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
命令プロバイダから、前記入力データを解析するための1つ以上のプログラムを受信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記入力データが、少なくとも電子カルテを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成することが、前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成する分離されたメモリパーティションを構築することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の暗号鍵を使用して少なくとも1つの前記入力データを復号化することが、前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブ内に含まれる1つ以上の暗号鍵を使用して前記入力データを復号化することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記暗号化された前記出力データへの外部アクセスを提供することが、暗号化された前記出力データを後続のセキュアエンクレーブの入力として提供することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
非一時的メモリと、
前記非一時的メモリから命令を読み出すように構成された1つ以上のハードウェアプロセッサと、を含み、前記命令は、実行されると、前記1つ以上のハードウェアプロセッサに、
少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成することであって、前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブは、1つ以上のプロセッサ上で実行されている1つ以上の不正なコンピューティングプロセスから分離して1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスを実行するために、前記1つ以上のプロセッサに利用可能である、少なくとも1つのセキュアエンクレーブを形成することと、
前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブ内のソフトウェアを予めプロビジョニングすることと、
を含む動作を実行させ、
前記予めプロビジョニングされたソフトウェアは、前記1つ以上のプロセッサ上で前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスの命令を実行させるように構成され、前記1つ以上のプロセッサに、
-入力データ又は前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスの命令を暗号化された形式で受信することと、
-前記入力データを前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブにロードすることと、
-前記入力データを解析するための1つ以上のプログラムを前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブにロードすることと、
-前記少なくとも1つのセキュアエンクレーブを使用して前記入力データを解析するための前記1つ以上のプログラムを実行することと、
-1つ以上の暗号鍵を使用して前記入力データを復号化することと、
-復号化された前記入力データに基づいて前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスを実行して、出力データを生成することと、
-前記1つ以上のアプリケーションコンピューティングプロセスの1つ以上の前記命令が、受信した前記入力データ上で動作したことを証明する実行証明を生成することと、
-前記実行証明への外部アクセスを提供することと、を実行させる、
システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月21日に出願された、「Systems and Methods for Selective Information Masking in Text」と題する米国仮出願第62/865,030号、2020年1月16日に出願された、「Systems and Methods for Retrieving Information Responsive to a Query」と題する米国仮出願第62/962,146号、2020年3月4日に出願された、「Systems and Methods for Selective Information Masking in Text」と題する米国仮出願第62/984,989号、2020年3月4日に出願された「Pipelined Federated Architecture for Computing with Private Healthcare Data」と題する米国仮出願第62/985,003号、および2020年4月20日に出願された、「Systems and Methods for Augmented Curation and Temporal Discrimination of Health Records」と題する米国仮特許出願第63/012,738号の米国特許法第119条(e)に基づく優先権を主張し、これらの各々は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
本発明は、一般に、消費者または規制によって私的とみなされる情報を含むことができるデータを処理することに関する。
【背景技術】
【0003】
病院、ヘルスケアプロバイダおよび介護者は、患者から大量のデータを収集する。それは、ヘルスケアが一般の人々に提供されるプロセスの必要な部分である。典型的には、患者は、自身の病気の治療を受ける一部としてデータを介護者に提供する。このデータは、介護者によって記憶され、とりわけ研究目的で後に使用され得る。別の典型的なシナリオでは、1つまたは複数のデバイス、例えばパルスオキシメータ、グルコースモニタ、スマートウォッチ、フィットネスブレスレットなどを介して消費者からデータを収集することができる。そのようなユースケースでは、収集されたデータは、連続的にまたは一定期間にわたって患者の健康を解析するために使用されることが多い。その結果、膨大な量の患者情報がサービスプロバイダによって蓄積され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
介護者およびサービスプロバイダによって収集された患者データの多くの態様は、プライバシー規制の対象となり得る。患者から収集された処理データの有用性および利益は明らかであり、一般に認められている。しかしながら、特にデータを使用して患者を識別することができる場合、ユーザデータのプライバシーを維持する懸念が高まっている。このような懸念は、1996年に米国議会によって最初に通過したHIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act:医療保険の携行性と責任に関する法律)規制の根拠である。他の多くの国も同様の規則および法律を公布している。一般に、HIPAAおよび他の規制は、公衆の構成員の識別またはそれらの物理的属性もしくはバイオメトリックデータの詳細をもたらし得る個人情報の公開を制限する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
したがって、個々の患者または消費者のプライバシーを維持するという制約の下で、生物医学的(および他の種類の)データが計算プロセスによって解析されることを可能にする必要がある。そのようなシステムおよび方法は、結果として、社会にとって商業的、社会的および科学的に大きな利益となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
プライベートデータを含むデータセットを処理するための連合手法を示す図である。
【0007】
いくつかの実施形態による、セキュアコンピューティング環境のアーキテクチャの簡略図である。
【0008】
いくつかの実施形態によるセキュアエンクレーブの一般的なアーキテクチャの簡略図である。
【0009】
いくつかの実施形態によるデータセットに適用可能な例示的なポリシーの簡略図である。
【0010】
ポリシーがセキュアエンクレーブ内で適切にプログラムされることを保証するための例示的なオーケストレーションの簡略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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