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公開番号
2025016550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024186421,2022557318
出願日
2024-10-23,2021-09-22
発明の名称
光学フィルタ及び光学機器
出願人
日本板硝子株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
G02B
5/22 20060101AFI20250128BHJP(光学)
要約
【課題】紫外線の一部の光及び波長700~1000nmの範囲の赤外線に属する光を遮蔽するとともに、可視光域及びより長い波長を有する特定の波長範囲において高い透過率を有する光学フィルタを提供する。
【解決手段】光学フィルタは、25℃において下記(i)、(ii)、(iii)、及び(iv)の条件を満たす第一透過スペクトルを有する。(i)波長450nm~600nmの範囲内における透過率の最小値が70%以上である。(ii)波長300nm~370nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。(iii)波長800nm~1000nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。(iv)波長1500nm~1700nmの範囲内における透過率の最小値が60%以上である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
25℃において下記(i)、(ii)、(iii)、及び(iv)の条件を満たす第一透過スペクトルを有する、光学フィルタ。
(i)波長450nm~600nmの範囲内における透過率の最小値が70%以上である。
(ii)波長300nm~370nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。
(iii)波長800nm~1000nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。
(iv)波長1500nm~1700nmの範囲内における透過率の最小値が60%以上である。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第一透過スペクトルは、下記(v)の条件をさらに満たす、請求項1に記載の光学フィルタ。
(v)波長550nm~800nmの範囲内において50%の透過率を示す第一カットオフ波長が600nm~700nmの範囲内に存在する。
【請求項3】
前記第一透過スペクトルは、下記(vi)の条件をさらに満たす、請求項1又は2に記載の光学フィルタ。
(vi)波長1000nm~1800nmの範囲内において50%の透過率を示す第二カットオフ波長が1150nm~1500nmの範囲内に存在する。
【請求項4】
前記第一透過スペクトルは、下記(vii)の条件をさらに満たす、請求項1~3のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(vii)波長350nm~450nmの範囲内において50%の透過率を示す第三カットオフ波長が360nm~430nmの範囲内に存在する。
【請求項5】
前記第一透過スペクトルにおいて、波長550nm~800nmの範囲内において50%の透過率を示す第一カットオフ波長と、波長1000nm~1800nmの範囲内において50%の透過率を示す第二カットオフ波長との差の絶対値が600nm以上、かつ、800nm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
【請求項6】
前記第一透過スペクトルにおいて、波長550nm~800nmの範囲内において50%の透過率を示す第一カットオフ波長と、波長350nm~450nmの範囲内において50%の透過率を示す第三カットオフ波長との差の絶対値が200nm以上、かつ、270nm以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
【請求項7】
前記第一透過スペクトルは、下記(viii)の条件をさらに満たす、請求項1~6のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(viii)波長1000nm~1100nmの範囲内における透過率の最大値が10%以下である。
【請求項8】
前記第一透過スペクトルは、下記(ix)の条件をさらに満たす、請求項1~7のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(ix)波長1700nm~1900nmの範囲内における透過率の最小値が60%以上である。
【請求項9】
前記第一透過スペクトルにおいて、波長1550nmにおける透過率が70%以上である、請求項1~8のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
【請求項10】
前記第一透過スペクトルは、下記(x)の条件をさらに満たす、請求項1~9のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(x)波長1900nm~2200nmの範囲内における透過率の最小値が60%以上である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルタ、光学装置、及び光吸収性組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を用いた撮像装置において、良好な色再現性を有する画像を得るために様々な光学フィルタが固体撮像素子の前面に配置されている。一般的に、固体撮像素子は紫外線領域から赤外線領域に至る広い波長範囲で分光感度を有する。一方、人間の視感度は可視光の領域にのみに存在する。このため、撮像装置における固体撮像素子の分光感度を人間の視感度に近づけるために、固体撮像素子の前面に赤外線又は紫外線の一部の光を遮蔽する光学フィルタを配置する技術が知られている。
【0003】
従来、そのような光学フィルタとしては、誘電体多層膜による光反射を利用して赤外線又は紫外線を遮蔽するものが一般的であった。一方、近年、光吸収剤を含有する膜を備えた光学フィルタが注目されている。光吸収剤を含有する膜を備えた光学フィルタの透過率特性は入射角の影響を受けにくいので、撮像装置において光学フィルタに斜めに光が入射する場合でも色味の変化が少ない良好な画像を得ることができる。また、光反射膜を用いない光吸収型の光学フィルタは、光反射膜による多重反射を原因とするゴーストやフレアの発生を抑制することができるので、逆光状態や夜景の撮影において良好な画像を得るのに有利である。加えて、光吸収剤を含有する膜を備えた光学フィルタは、撮像装置の小型化及び薄型化の点でも有利である。そのような光吸収剤として、例えば、ホスホン酸と銅イオンとによって形成された光吸収剤が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、フェニル基又はハロゲン化フェニル基を有するホスホン酸と銅イオンとによって形成された光吸収剤を含有している光学フィルタが記載されている。
【0005】
特許文献2には、赤外線及び紫外線を吸収可能なUV‐IR吸収層を備えた光学フィルタが記載されている。UV‐IR吸収層は、ホスホン酸と銅イオンとによって形成されたUV‐IR吸収剤を含んでいる。
【0006】
特許文献3には、有機色素含有層と、ホスホン酸銅含有層とを備えた赤外線カットフィルタが記載されている。
【0007】
特許文献4には、光吸収膜を備えた光学フィルタが記載されている。光吸収膜は、アリール基を有するホスホン酸と銅イオンとによって形成された光吸収剤を含有している液状組成物の硬化物によって形成されている。特許文献4には、波長300nm~2200nmにおける光学フィルタの透過スペクトルが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6339755号公報
特許第6232161号公報
特許第6281023号公報
特許第6639764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1~4に記載の技術によれば、紫外線の一部の光及び波長700~1000nmの範囲の赤外線に属する光を吸収できる。一方、特許文献1~4に記載の技術は、より長い波長を有する特定の波長範囲において光学フィルタの透過率を高める観点から再検討の余地を有する。そこで、本発明は、紫外線の一部の光及び波長700~1000nmの範囲の赤外線に属する光を遮蔽するとともに、可視光域及びより長い波長を有する特定の波長範囲において高い透過率を有する光学フィルタを提供する。また、このような光学フィルタを作製するのに有利な光吸収性組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
25℃において下記(i)、(ii)、(iii)、及び(iv)の条件を満たす第一透過スペクトルを有する、光学フィルタを提供する。
(i)波長450nm~600nmの範囲内における透過率の最小値が70%以上である。
(ii)波長300nm~370nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。
(iii)波長800nm~1000nmの範囲内における透過率の最大値が5%以下である。
(iv)波長1500nm~1700nmの範囲内における透過率の最小値が60%以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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