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公開番号
2025016424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024083041
出願日
2024-05-22
発明の名称
接触シート金属部材及びエネルギー貯蔵要素
出願人
ヴァルタ マイクロバッテリー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人
弁理士法人特許事務所サイクス
主分類
H01M
50/533 20210101AFI20250128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】接触シート金属部材及びエネルギー貯蔵要素を提供する。
【解決手段】接触シート金属部材200は、a.エネルギー貯蔵要素の第1の構成要素に接触するために設けられた上面201a及び底面を有する第1の接触セクション201とb.エネルギー貯蔵要素の第2の構成要素に接触するために設けられた上面202a及び底面202bを有する第2の接触セクション202とc.前記第1の接触セクション201と前記第2の接触セクション202との間の上面203a及び底面203bを有する接続セクション203であって、前記接続セクション203の前記上面203aは前記第1の接触セクション201の前記底面に面し前記接続セクション203の前記底面203bは前記第2の接触セクション202の前記上面202aに面する接続セクション203を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
接触シート金属部材(200)であって、
a.エネルギー貯蔵要素の第1の構成要素に接触するために設けられた、上面(201a)及び底面(201b)を有する第1の接触セクション(201)と、
b.エネルギー貯蔵要素の第2の構成要素に接触するために設けられた、上面(202a)及び底面(202b)を有する第2の接触セクション(202)と、
c.前記第1の接触セクション(201)と前記第2の接触セクション(202)との間の、上面(203a)及び底面(203b)を有する接続セクション(203)であって、前記接続セクション(203)の前記上面(203a)は前記第1の接触セクション(201)の前記底面(201b)に面し、前記接続セクション(203)の前記底面(203b)は前記第2の接触セクション(202)の前記上面(202a)に面する、接続セクション(203)と、を備え、
d.前記第1の接触セクション(201)及び前記接続セクション(203)は、第1の曲げゾーン(204)を介して互いに接続され、前記接触シート金属部材(200)は、少なくとも1本の曲げラインに沿って曲げられており、
e.前記第2の接触セクション(202)及び前記接続セクション(203)は、第2の曲げゾーン(205)を介して互いに接続され、前記接触シート金属部材(200)は、少なくとも1本の曲げラインに沿って曲げられており、
それにより、
f.前記第2の接触セクション(202)は、前記第1の曲げゾーン(204)のための収容部を形成する凹部(206)又はアパーチャ(207)を有する、
接触シート金属部材(200)。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
以下の追加の特徴:
a.前記第1の接触セクション(201)は、前記第2の接触セクション(202)に平行に整列されること、
b.前記接続セクション(203)は、前記第1の接触セクション(201)及び/又は前記第2の接触セクション(202)に平行に整列されること、
c.前記接続セクション(203)は、前記第1の接触セクション(201)及び/又は前記第2の接触セクション(202)に対して-10°~+30°の範囲の角度をなすこと、
のうちの少なくとも1つを有する、請求項1に記載の接触シート金属部材。
【請求項3】
以下の追加の特徴:
a.前記接触シート金属部材(200)は、前記第1の接触セクション(201)、及び前記第2の接触セクション(202)、並びに前記接続セクション(203)において均一な厚さを有すること、
b.前記接触シート金属部材(200)は、前記接続セクション(203)において、前記第1の接触セクション(201)及び/又は前記第2の接触セクション(202)における厚さと同じ厚さを有すること、
のうちの少なくとも1つを有する、請求項1又は2に記載の接触シート金属部材。
【請求項4】
以下の追加の特徴:
a.前記接触シート金属部材(200)は、前記第2の接触セクション(202)において少なくとも1つのビード(208)を有し、前記ビードは、前記第2の接触セクション(202)の上面(202a)上の窪みとして及び前記底面(202b)上の隆起として現れること、
を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の接触シート金属部材。
【請求項5】
以下の追加の特徴:
a.前記第1の接触セクション(201)において、前記接触シート金属部材(200)は、同じ平坦層内で延びる領域のみを備えること、
b.前記第2の接触セクション(202)において、前記接触シート金属部材(200)は、同じ平坦層内で延びる領域のみを備えること、
c.前記接続セクション(203)において、前記接触シート金属部材(200)は、同じ平坦層内で延びる領域のみを備えること、
のうちの少なくとも1つを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の接触シート金属部材。
【請求項6】
以下の追加の特徴:
a.前記第1の接触セクション(201)において、前記接触シート金属部材(200)は、同じ平坦層内で延びる領域のみを備えること、
b.前記第2の接触セクション(202)において、前記接触シート金属部材(200)は、平坦層内で延びる第1の領域と、前記平坦層内で延びていない少なくとも1つの第2の領域とを備えること、
c.前記接続セクション(203)において、前記接触シート金属部材(200)は、同じ平坦層内で延びる領域のみを備えること、
のうちの少なくとも1つを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の接触シート金属部材。
【請求項7】
以下の追加の特徴:
a.前記第1の接触セクション(201)は、端子接触セクションであること、
b.前記第2の接触セクション(202)は、端子接触セクションであること、
のうちの少なくとも1つを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の接触シート金属部材。
【請求項8】
以下の追加の特徴:
a.前記第1の接触セクション(201)及び前記第2の接触セクション(202)並びに前記接続セクション(203)は各々がアパーチャ(209)を有し、前記アパーチャは、前記第2の接触セクション(202)に垂直な方向に互いに重なり合うこと、及び/又は前記接触シート金属部材(200)の前記セクションを通る経路を形成すること、
を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の接触シート金属部材。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の接触シート金属部材(200)を備えるエネルギー貯蔵要素(100)。
【請求項10】
以下の追加の特徴:
a.前記エネルギー貯蔵要素(100)は、アノード(105)/セパレータ(116)/カソード(108)のシーケンスを有する電極-セパレータアセンブリ(104)を備えること、
b.前記エネルギー貯蔵要素(100)は、気密且つ液密に閉鎖され内部に前記電極-セパレータアセンブリ(104)が配置されたハウジングを備えること、
c.前記電極-セパレータアセンブリ(104)は、前記接触シート金属部材(200)を介して、前記ハウジングの部品に又は前記ハウジングを通過する電気ポールに電気的に接続されていること、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のエネルギー貯蔵要素。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
以下に記載する本発明は、接触シート金属部材と、それと共に提供されるエネルギー貯蔵要素とに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電気化学エネルギー貯蔵要素が、貯蔵された化学エネルギーを酸化還元反応を介して電気エネルギーに変換できる。電気化学エネルギー貯蔵要素の最も単純な形は、電気化学セルである。電気化学セルは正電極及び負電極を備え、それらの間にセパレータが配置される。放電中、酸化プロセスの結果として、負電極において電子が放出される。その結果が電子流になり、電子流は外部の消費体が引き込むことができ、消費体にとって電気化学セルはエネルギー供給源として機能する。同時に、電極反応に対応するイオン電流がセル内で生じる。このイオン電流は、セパレータを通過し、イオン導電性電解質により可能になる。したがって、セパレータは、電極間の直接接触を防止する。しかしながら、同時に、セパレータは、電極間での電荷均一化を可能にする。
【0003】
放電が可逆的な場合、すなわち、放電中における化学エネルギーから電気エネルギーへの変換を逆転させてセルを再び充電することが可能性な場合、セルは二次セルと呼ばれる。二次セルにおいて、負電極をアノードとして、正電極をカソードとして一般的に表記することは、電気化学セルの放電機能を指す。
【0004】
二次リチウムイオンセルは、今日、高電流を供給することができ、比較的高いエネルギー密度により特徴付けられるため、エネルギー貯蔵要素として多くの用途で使用されている。二次リチウムイオンセルは、リチウムの使用に基づいており、リチウムはセルの電極間をイオンの形で往復移動することができる。リチウムイオンセルの負電極及び正電極は一般に、いわゆる複合電極により形成され、複合電極は、電気化学的不活性成分、並びに電気化学的活性成分を含む。
【0005】
原則として、リチウムイオンを吸収及び放出できる全ての材料が、二次リチウムイオンセル用の電気化学的活性成分(活性材料)として使用できる。例えば、黒鉛状炭素などの炭素ベース粒子が負電極のために使用される。正電極用の活性材料は、例えば、リチウムコバルト酸化物(LiCoO
2
)、リチウムマンガン酸化物(LiMn
2
O
4
)、リン酸鉄リチウム(LiFePO
4
)、又はそれらの誘導体であり得る。電気化学的活性材料は一般に、電極中に粒子形態で含まれる。
【0006】
電気化学的不活性成分として、複合電極は一般に、平坦な及び/又はストリップ状の集電体、例えば金属箔を備え、これは、それぞれの活性材料用のキャリアとして機能する。負電極用の集電体(アノード集電体)は、例えば銅又はニッケルで作製でき、正電極用の集電体(カソード集電体)は、例えばアルミニウムで作製できる。
【0007】
更には、電極は、電気化学的不活性成分として、電極結合剤(例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、又は別のポリマー、例えばカルボキシメチルセルロース)、導電性改善添加剤、及び他の添加剤を含むことができる。電極結合剤は、電極の機械的安定性を、更には、多くの場合、集電体への活性材料の接着を確実にする。
【0008】
電解質として、リチウムイオンセルは、通常、リチウム塩溶液、例えば、有機溶剤(例えば、炭酸のエーテル及びエステル)中のヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF
6
)を含む。
【0009】
リチウムイオンセルを製造する場合、複合電極は一般に、1つ以上のセパレータと組み合わされて電極-セパレータアセンブリが形成される。電極及びセパレータは通常、圧力下で、必要に応じてラミネーション又は接合により、一緒に結合される。次いで、アセンブリを電解質に含浸させることにより、セルの基本的機能性が確立され得る。
【0010】
多くの実施形態では、電極-セパレータアセンブリは、巻回体の形で形成されるか又は処理されて巻回体になる。第1のケースでは、例えば、リボン状正電極及びリボン状負電極、並びに少なくとも1つのリボン状セパレータが、別々に巻上機に供給され、螺旋状に巻回されて、正電極/セパレータ/負電極のシーケンスを有する巻回体になる。第2のケースでは、例えば上述した圧力を印加することにより、リボン状正電極及びリボン状負電極、並びに少なくとも1つのリボン状セパレータが最初に組み合わされて、電極-セパレータアセンブリが形成される。次いで、更なるステップにおいて、アセンブリが巻回される。
(【0011】以降は省略されています)
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