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公開番号2025016310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119511
出願日2023-07-21
発明の名称制御プログラム、制御方法および制御システム
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 12/06 20060101AFI20250124BHJP(計算;計数)
要約【課題】アプリケーションの性能低下を抑制すること。
【解決手段】制御システム100は、各メモリ102,103の使用バンド幅の増加に伴うレイテンシの変化を表すプロファイル情報110を参照して、各メモリ102,103の現在のレイテンシに基づいて、各メモリ102,103のレイテンシ差がなくなるように、各メモリ102,103の目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定する。制御システム100は、各メモリ102,103における各アプリケーションに割り当てられたページごとの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて、決定した各メモリ102,103の目標レイテンシでの各メモリ102,103におけるページごとの推定バンド幅を算出する。制御システム100は、算出したページごとの推定バンド幅に基づいて、各メモリ102,103の目標バンド幅を満たすように、各メモリ102,103におけるページの配置を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
CPUとの伝送路が異なる複数の種類のメモリの各メモリの使用バンド幅の増加に伴うレイテンシの変化を表すプロファイル情報を参照して、前記各メモリの現在のレイテンシに基づいて、前記各メモリのレイテンシ差がなくなるように、前記各メモリの目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定し、
前記各メモリにおける各アプリケーションに割り当てられたページごとの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて、決定した前記各メモリの目標レイテンシでの前記各メモリにおける前記ページごとの推定バンド幅を算出し、
算出した前記ページごとの推定バンド幅に基づいて、決定した前記各メモリの目標バンド幅を満たすように、前記各メモリにおける前記ページの配置を変更する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記算出する処理は、
前記ページごとの単位時間当たりのアクセス回数にキャッシュラインサイズを乗算した第1の値と、決定した前記各メモリの目標レイテンシに対する前記各メモリの現在のレイテンシの割合を表す第2の値とに基づいて、前記ページごとの推定バンド幅を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記算出する処理は、
前記第1の値と、前記第2の値と、前記各メモリにおける前記各アプリケーションの現在の使用バンド幅に対する、前記各アプリケーションの単体実行時の使用バンド幅の割合を表す第3の値とに基づいて、前記ページごとの推定バンド幅を算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記複数の種類のメモリは、前記CPUとローカル接続される第1のメモリと、前記CPUとCXL(Compute Express Link)接続される第2のメモリとであり、
前記決定する処理は、
前記第1のメモリの現在のレイテンシが前記第2のメモリの現在のレイテンシより大きい場合に、前記各メモリの目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定する、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の制御プログラム。
【請求項5】
CPUとの伝送路が異なる複数の種類のメモリの各メモリの使用バンド幅の増加に伴うレイテンシの変化を表すプロファイル情報を参照して、前記各メモリの現在のレイテンシに基づいて、前記各メモリのレイテンシ差がなくなるように、前記各メモリの目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定し、
前記各メモリにおける各アプリケーションに割り当てられたページごとの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて、決定した前記各メモリの目標レイテンシでの前記各メモリにおける前記ページごとの推定バンド幅を算出し、
算出した前記ページごとの推定バンド幅に基づいて、決定した前記各メモリの目標バンド幅を満たすように、前記各メモリにおける前記ページの配置を変更する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
【請求項6】
CPUとの伝送路が異なる複数の種類のメモリの各メモリの使用バンド幅の増加に伴うレイテンシの変化を表すプロファイル情報を参照して、前記各メモリの現在のレイテンシに基づいて、前記各メモリのレイテンシ差がなくなるように、前記各メモリの目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定する決定部と、
前記各メモリにおける各アプリケーションに割り当てられたページごとの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて、前記決定部によって決定された前記各メモリの目標レイテンシでの前記各メモリにおける前記ページごとの推定バンド幅を算出する算出部と、
算出した前記ページごとの推定バンド幅に基づいて、決定した前記各メモリの目標バンド幅を満たすように、前記各メモリにおける前記ページの配置を変更する配置部と、
を含むことを特徴とする制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラム、制御方法および制御システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
メモリバンド幅は、システム内のアプリケーションで共有のリソースである。HBM(High Bandwidth Memory)などの広帯域幅のメモリは高価なため、ローカルノードメモリと組み合わせることでコストを抑えつつ、メモリバンド幅を拡張可能なCXL(Compute Express Link)メモリが注目されている。
【0003】
先行技術としては、2つの異なるメモリタイプへの発行に対するメモリ要求を予定するためのものがある。また、HBMの外部にあるプロセッサからのデータ書き込み要求を受信するコントローラが、疎データまたはデータ値類似性を含むデータ書き込み要求に基づいてデータ書き込み要求のサイクルタイム中にデータバスが動作に利用可能であるという指示を生成する技術がある。
【0004】
また、HBMデバイスと、ホストデバイスから受信したコマンドをインターフェースを介してHBMデバイスに送信されるメモリ内処理コマンドに変換する論理回路と、を含む高帯域幅メモリシステムがある。また、圧縮メモリコントローラにより、システムメモリ内の物理アドレスに対するメモリ書込み要求を受信し、書込みデータの圧縮パターンに基づいて、書込みデータに対するCI(圧縮インジケータ)を生成し、生成されたCIで物理アドレスのマスターディレクトリやECCビットを更新する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2021-507399号公報
特開2020-184338号公報
米国特許出願公開第2021/0117103号明細書
米国特許出願公開第2015/0339239号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、複数のアプリケーションを実行中に、システムのメモリバンド幅の競合が発生してメモリアクセスのレイテンシが大きくなり、アプリケーションの性能が低下する場合がある。
【0007】
一つの側面では、本発明は、アプリケーションの性能低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様では、CPUとの伝送路が異なる複数の種類のメモリの各メモリの使用バンド幅の増加に伴うレイテンシの変化を表すプロファイル情報を参照して、前記各メモリの現在のレイテンシに基づいて、前記各メモリのレイテンシ差がなくなるように、前記各メモリの目標レイテンシおよび目標バンド幅を決定し、前記各メモリにおける各アプリケーションに割り当てられたページごとの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて、決定した前記各メモリの目標レイテンシでの前記各メモリにおける前記ページごとの推定バンド幅を算出し、算出した前記ページごとの推定バンド幅に基づいて、決定した前記各メモリの目標バンド幅を満たすように、前記各メモリにおける前記ページの配置を変更する、制御プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一側面によれば、アプリケーションの性能低下を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態にかかる制御方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、ノード201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、プロファイル情報の具体例を示す説明図(その1)である。
図5は、プロファイル情報の具体例を示す説明図(その2)である。
図6は、プロファイル情報の具体例を示す説明図(その3)である。
図7は、ノード201の機能的構成例を示すブロック図である。
図8は、ノード201のバンド幅制御例を示す説明図(その1)である。
図9は、ノード201のバンド幅制御例を示す説明図(その2)である。
図10は、目標レイテンシおよび目標バンド幅の決定例を示す説明図である。
図11は、秒間アクセス回数情報の具体例を示す説明図(その1)である。
図12は、秒間アクセス回数情報の具体例を示す説明図(その2)である。
図13は、アプリ使用バンド幅情報の具体例を示す説明図である。
図14は、ページごとの推定バンド幅の一例を示す説明図である。
図15は、レイテンシの制御例を示す説明図である。
図16は、ノード201のバンド幅制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
図17は、目標レイテンシ/目標バンド幅決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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