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公開番号
2025016240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119380
出願日
2023-07-21
発明の名称
回転電機用配線部品及びその製造方法
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
弁理士法人平田国際特許事務所
主分類
H02K
3/04 20060101AFI20250124BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】巻線に接続される平板状の接続部の近傍でも導体線を屈曲させることができ、大型化を抑制することが可能な回転電機用配線部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】回転電機2の電機子巻線221に接続される回転電機用配線部品としての第1のバスバー31は、導電性の金属からなる導体線31Mと、導体線31Mの一部を覆う絶縁体31Iとを有し、導体線31Mは、電機子巻線221に接続される平板状の接続部311を一方の端部に有すると共に、曲げ加工により屈曲された屈曲部312を接続部311の近傍に有する。接続部311及び屈曲部312では導体線31Mが絶縁体31Iに覆われておらず、導体線31Mの延伸方向に対して垂直な断面における導体線31Mの断面形状が、接続部311では矩形状であり、屈曲部312では円形状である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機の電機子巻線に接続される回転電機用配線部品であって、
導電性の金属からなる導体線と、前記導体線の一部を覆う絶縁体とを有し、
前記導体線は、前記電機子巻線に接続される平板状の接続部を一方の端部に有すると共に、曲げ加工により屈曲された屈曲部を前記接続部の近傍に有し、
前記接続部及び前記屈曲部では前記導体線が前記絶縁体に覆われておらず、
前記導体線の延伸方向に対して垂直な断面における前記導体線の断面形状が、前記接続部では矩形状であり、前記屈曲部では円形状である、
回転電機用配線部品。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記接続部は、接続対象の前記電機子巻線側から見た形状が長方形状であり、
前記導体線は、前記屈曲部において前記接続部に対して前記接続部の短手方向に屈曲されている、
請求項1に記載の回転電機用配線部品。
【請求項3】
前記接続部に前記電機子巻線の複数の端部が接続され、
前記接続部と前記屈曲部との間の距離が、前記接続部の長手方向の長さよりも短い、
請求項2に記載の回転電機用配線部品。
【請求項4】
前記絶縁体は、前記延伸方向において前記屈曲部よりも前記接続部から遠い位置で前記導体線の外周面を覆っており、
前記延伸方向に沿った前記屈曲部と前記絶縁体との間の距離が、前記接続部と前記屈曲部との間の距離よりも短い、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転電機用配線部品。
【請求項5】
回転電機の電機子巻線に接続される回転電機用配線部品の製造方法であって、
導電性の金属からなる導体線を絶縁体で覆ってなる絶縁被覆電線を素材とし、
前記素材の端部における前記絶縁体を所定の長さにわたって除去する第1工程と、
前記絶縁体が除去された部分の前記導体線を屈曲して屈曲部を形成する第2工程と、
前記屈曲部よりも先端側の前記導体線の一部を平板状に加工して前記電機子巻線と接続される接続部を形成する第3工程と、
を有する回転電機用配線部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機用配線部品、及び回転電機用配線部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータ等の回転電機の巻線と端子台とを接続する配線部品として、本出願人は特許文献1,2に記載のものを提案している。これらの配線部品は、導電性の金属からなる断面円形状の導体線をエナメル等の絶縁体によって覆ってなる絶縁被覆電線に所定の加工を施して形成されており、巻線に接続される一端部及び端子台に接続される他端部では、絶縁体が除去されて導体線が露出している。巻線に接続される一端部では、導体線が押しつぶされて板状に加工されている。板状に加工された配線部品の一端部と巻線とは、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接等の溶接によって接続される。
【0003】
また、特許文献1,2に記載の配線部品は、周辺の部材との干渉を避けながら巻線と端子台とを接続できるよう、複数箇所で屈曲されている。特許文献1に記載の配線部品は、絶縁体に覆われた部分が複数箇所で屈曲されている。特許文献2に記載の配線部品は、絶縁体に覆われた部分が複数箇所で屈曲されていると共に、絶縁体が除去されて板状に形成された部分においても、その板厚方向に折れ曲がるように屈曲されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-207827号公報
特開2021-13263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の配線部品のように、導体線を絶縁体に覆われた部分で屈曲すると、屈曲部の外側で絶縁体が引き延ばされる。この状態で巻線等の溶接を行うと、溶接される部分と屈曲部との間の距離が短い場合には、溶接の熱によって絶縁体が部分的に薄くなってしまうおそれがある。このため、溶接される部分と屈曲部との間の距離を長くする必要があり、巻線との接続位置と端子台との位置関係によっては、配線部品が大型化してしまう場合があるという課題がある。
【0006】
また、特許文献2に記載の配線部品のように、絶縁体が除去されて板状に形成された部分を折り曲げる場合には、その折り曲げ方向によっては巻線に接続される部分が歪んでしまい、巻線との接続に支障が発生するおそれがある。このため、曲げ方向に制約が生じ、曲げ方向の制約に起因して配線部品の全長が長くなり、配線部品が大型化してしまう場合があるという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、巻線に接続される平板状の接続部の近傍でも導体線を屈曲させることができ、大型化を抑制することが可能な回転電機用配線部品及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、回転電機の電機子巻線に接続される回転電機用配線部品であって、導電性の金属からなる導体線と、前記導体線の一部を覆う絶縁体とを有し、前記導体線は、前記電機子巻線に接続される平板状の接続部を一方の端部に有すると共に、曲げ加工により屈曲された屈曲部を前記接続部の近傍に有し、前記接続部及び前記屈曲部では前記導体線が前記絶縁体に覆われておらず、前記導体線の延伸方向に対して垂直な断面における前記導体線の断面形状が、前記接続部では矩形状であり、前記屈曲部では円形状である、回転電機用配線部品を提供する。
【0009】
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、回転電機の電機子巻線に接続される回転電機用配線部品の製造方法であって、導電性の金属からなる導体線を絶縁体で覆ってなる絶縁被覆電線を素材とし、前記素材の端部における前記絶縁体を所定の長さにわたって除去する第1工程と、前記絶縁体が除去された部分の前記導体線を屈曲して屈曲部を形成する第2工程と、前記屈曲部よりも先端側の前記導体線の一部を平板状に加工して前記電機子巻線と接続される接続部を形成する第3工程と、を有する回転電機用配線部品の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る回転電機用配線部品及びその製造方法によれば、回転電機用配線部品の大型化を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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