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公開番号
2025016091
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119133
出願日
2023-07-21
発明の名称
評価システム、処理装置、およびコンピュータプログラム
出願人
日本光電工業株式会社
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
G16H
40/00 20180101AFI20250124BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】対象者から取得された生体パラメータの測定波形を評価する環境を多様化する。
【解決手段】推論装置11は、対象者20の生体パラメータの測定波形に対応する第一データD1を取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ第一データD1に当該確率が付与された第二データD2を生成する。処理装置12は、第二データD2に所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、かつ第二データD2に当該価値スコアが付与された第三データD3を生成する。表示装置13は、より高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの第三データD3に基づく情報を表示する。前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の生体パラメータの測定波形に対応する第一データを取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ当該第一データに当該確率が付与された第二データを生成する推論装置と、
前記第二データに所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、かつ当該第二データに当該価値スコアが付与された第三データを生成する処理装置と、
より高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの前記第三データに基づく情報を出力する出力装置と、
を備えており、
前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している、
評価システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記処理装置は、特定の時点で測定された前記生体パラメータについて生成された前記第二データと、当該特定の時点よりも前に測定された前記生体パラメータと当該特定の時点よりも後に測定された前記生体パラメータの少なくとも一方について生成された前記第二データとの整合性に基づいて前記価値スコアを変動させるように構成されている、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項3】
前記処理装置は、前記対象者の年齢、性別、および基礎疾患の種別の少なくとも一つに基づいて前記価値スコアを変動させるように構成されている、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項4】
前記処理装置は、前記対象者に装着されていないセンサを通じて取得された当該対象者の行動に基づいて前記価値スコアを変動させるように構成されている、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項5】
前記処理装置は、前記対象者に装着されていないセンサを通じて取得された当該対象者の行動に基づいて前記価値スコアの算出を停止させるように構成されている、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項6】
前記価値スコアの妥当性についてのフィードバックを受け付けるユーザインタフェースを備えており、
前記処理装置は、前記フィードバックに応じて別の前記第三データに基づく情報を出力装置に出力させる、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項7】
前記処理装置は、前記フィードバックに基づいて前記評価関数を修正する、
請求項6に記載の評価システム。
【請求項8】
前記評価関数は、機械学習を通じて生成された推論モデルにより提供されている、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項9】
前記価値スコアの妥当性についてのフィードバックを受け付けるユーザインタフェースを備えており、
前記処理装置は、前記フィードバックに対応する情報が前記第三データに付与された第四データを生成し、
前記第四データに基づいて前記推論モデルの再学習を実行する装置を備えている、
請求項8に記載の評価システム。
【請求項10】
対象者の生体パラメータの測定波形に対応する第一データを取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ当該第一データに当該確率が付与された第二データを生成する推論装置と通信可能に接続される処理装置であって、
前記第二データを受け付けるインタフェースと、
前記第二データに所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、当該第二データに当該価値スコアが付与された第三データを生成し、かつより高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの前記第三データを出力装置に出力させるプロセッサと、
を備えており、
前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している、
処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、対象者から取得された生体情報を評価するシステムに関連する。本開示は、当該システムに含まれる処理装置、および当該処理装置に搭載されたプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムにも関連する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、対象者から取得された生体パラメータの測定波形に対応するデータを機械学習済みモデルに入力することにより、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論する装置を開示している。閾値を下回る確率が付与されたデータを特定することにより、ノイズの影響下などの信頼性の低い環境で取得された生体情報を評価対象から除外できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-019602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象者から取得された生体パラメータの測定波形を評価する環境の多様化を図ることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示により提供される一態様例は、評価システムであって、
対象者の生体パラメータの測定波形に対応する第一データを取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ当該第一データに当該確率が付与された第二データを生成する推論装置と、
前記第二データに所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、かつ当該第二データに当該価値スコアが付与された第三データを生成する処理装置と、
より高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの前記第三データに基づく情報を出力する出力装置と、
を備えており、
前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している。
【0006】
本開示により提供される一態様例は、対象者の生体パラメータの測定波形に対応する第一データを取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ当該第一データに当該確率が付与された第二データを生成する推論装置と通信可能に接続される処理装置であって、
前記第二データを受け付けるインタフェースと、
前記第二データに所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、当該第二データに当該価値スコアが付与された第三データを生成し、かつより高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの前記第三データを出力装置に出力させるプロセッサと、
を備えており、
前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している。
【0007】
本開示により提供される一態様例は、対象者の生体パラメータの測定波形に対応する第一データを取得し、当該生体パラメータの値が正しく測定される確率を推論し、かつ当該第一データに当該確率が付与された第二データを生成する推論装置と協働する処理装置に搭載されたプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムであって、
実行されることにより、前記処理装置は、
前記第二データを受け付け、
前記第二データに所定の評価関数を適用することにより前記測定波形の価値スコアを算出し、
前記第二データに当該価値スコアが付与された第三データを生成し、
より高い前記価値スコアが付与された少なくとも一つの前記第三データを出力装置に出力させ、
前記価値スコアは、前記確率に対して正の相関を有し、前記生体パラメータが測定されてからの経過時間に対して負の相関を有している。
【0008】
上記の各態様例に係る構成によれば、生体パラメータの値が正確に測定される確率だけでなく当該値が測定された時点からの経過時間も加味された新たな価値基準に基づいて評価された結果を提示できる。例えば、従来の評価基準に基づいて早期警告スコアに用いられている生体パラメータの測定値に加えてあるいは代えて、このようにして評価された生体パラメータの測定値を利用することができる。したがって、対象者から取得された生体パラメータの測定波形を評価する環境の多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る評価システムの機能構成を例示している。
図1の推論装置により付与された正常測定確率の経時変化を例示している。
図1の処理装置により生成された第三データの一例を示している。
図1の表示装置により表示される画面の一例を示している。
図1の処理装置により生成された第三データの別例を示している。
図1の処理装置により生成された第三データの別例を示している。
図1の表示装置により表示される画面の別例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例を以下詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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