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公開番号2025016027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119031
出願日2023-07-21
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60W 10/04 20060101AFI20250124BHJP(車両一般)
要約【課題】適切に加速する鞍乗型車両、適切に減速する鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】ECU70は、加速動作及び減速動作の少なくともいずれかを検出した場合には、駆動力減衰機構53を作動させる。これにより、エンジンから後輪に伝達される駆動力が減衰される。したがって、加速時にエンジンから後輪に伝達される駆動力の急激な変化が緩和される。その結果、鞍乗型車両は、適切に加速する。また、減速時にエンジンの回転数の低下に抵抗が生じても、鞍乗型車両は、適切に減速する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
鞍乗型車両において、
駆動力を出力するクランク軸と、前記クランク軸によって回転するドライブ軸を備えたエンジンと、
前記ドライブ軸によって回転する後輪と、
鞍乗型車両を加速させるために、ライダーによって操作されるアクセルと、
鞍乗型車両を減速させるために、ライダーによって操作される制動機構と、
前記クランク軸から前記後輪までの伝達経路において伝達される駆動力を減衰させるための減衰力を付与する駆動力減衰機構と、
鞍乗型車両を加速させるための第1動作及び鞍乗型車両を減速させるための第2動作の少なくともいずれかを検出する検出部と、
前記検出部が前記第1動作及び前記第2動作の少なくともいずれかを検出した場合には、前記駆動力減衰機構を作動させる制御部と、
を備えている鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記制御部は、前記検出部が前記第1動作を検出しても、前記エンジンの変速機において変速比が所定の変速比よりも小さい場合には、前記駆動力減衰機構を作動させない鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記制御部は、前記検出部が前記第1動作を検出しても、時間当たりの前記アクセルの開度の変化量が所定値よりも小さい場合には、前記駆動力減衰機構を作動させない鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記制御部は、前記検出部が前記第1動作を検出しても、前記エンジンの回転数の上昇率が所定値以下である場合には、前記駆動力減衰機構を作動させない鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記制御部は、前記検出部が前記第2動作を検出しても、ライダーによる前記制動機構の操作量が所定値よりも小さい場合には、前記駆動力減衰機構を作動させない鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記制御部は、前記検出部が前記第2動作を検出しても、減速しないようにアクセルが操作されている場合には、前記駆動力減衰機構を作動させない鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記検出部は、車両の後部が上方に動くことを前記第1動作として検出する鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記検出部は、車両の前部が下方に動くことを前記第2動作として検出する鞍乗型車両。
【請求項9】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記検出部は、さらに、前記後輪が空転する空転動作を検出し、
前記検出部が空転動作を検出した場合には、前記制御部は前記駆動力減衰機構を作動させる鞍乗型車両。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記減衰力を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される前記減衰力を調整するための設定部と、
をさらに備えている鞍乗型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ライダーが車両にまたがった状態で走行する鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の鞍乗型車両は、鞍乗型車両を減速するためにライダーによって操作される制動機構を備える。制動機構は、例えば、後輪の中心部に設けられる。このような構成では、後輪が制動機構とともに上下動するので、バネ下荷重が増加する。そこで、後輪の制動機構をなくして、エンジンのドライブ軸に制動機構を配置するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭60-154972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、エンジンは、一般的にクランク軸と重りを備える。クランク軸は駆動力を出力する。駆動力は、エンジンのクランク軸から、ドライブ軸を経由して、後輪に伝達される。重りは、例えば、フライホイールである。重りは、クランク軸に慣性力を付与する。重りは、駆動力の変化を緩和する。重りはクランク軸の回転数の変化を緩和する。クランク軸の回転数は、エンジンの回転数に相当する。
【0005】
例えば、重りは駆動力の増加に抵抗する。例えば、重りはエンジンの回転数の上昇に抵抗する。そのため、ライダーがアクセルを急激にあけても、後輪が空転することを抑制できる。よって、鞍乗型車両は適切に加速する。ライダーがアクセルを操作することは、容易である。
【0006】
例えば、重りは駆動力の減少にも抵抗する。例えば、重りはエンジンの回転数の低下にも抵抗する。そのため、ライダーがアクセルを全閉にした状態で制動機構を作動させても、エンジンの回転数が急には低下しない。よって、鞍乗型車両が適切に減速し難いという問題がある。
【0007】
そこで、重りを省略したり、重りを軽量化したりするように、エンジンを変形することが考えられる。これらの変形されたエンジンは、減速の問題を解決することができる一方で、別異の問題を引き起こす。それは、鞍乗型車両が適切に加速し難いことである。これらの変形されたエンジンでは、鞍乗型車両が加速する際に後輪が空転する恐れがある。これらの変形されたエンジンでは、加速時におけるアクセルの取り扱いに慎重さを要する。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、適切に加速する鞍乗型車両を提供することを第1の目的とする。
【0009】
本発明は、適切に減速する鞍乗型車両を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
(【0011】以降は省略されています)

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