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公開番号2025015912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118804
出願日2023-07-21
発明の名称学習自律化支援ツール及び学習自律化支援方法
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250124BHJP(計算;計数)
要約【課題】小学校低学年の子供が夏休みの計画と学習を自律的にするように支援する学習自律化支援ツール及び学習自律化支援方法を提供することを課題とする。
【解決手段】色ごとに異なるカラーラベルと、横軸を月～日曜日の順の曜日の7行とし、縦軸を所定の期間の週数のN列として、すべてのマス目は、日にちとイベントを記載可能なスペースと、複数のカラーラベルを貼り付け可能なスペースとを確保可能な大きさを有して、イベント用のスペースとカラーラベル用のスペースとの境を明確にする横線を記載された所定期間専用カレンダーと、カラーラベル1つ分を貼付け可能な大きさの枠を1本の線状に連結し、連結した枠の最終位置の枠の近傍に学習する子供が到達したい目標を表示可能な枠を設け、学習の達成状況を目で見えるようにする学習達成状況見える化表と、を備える学習自律化支援ツールにより課題解決できた。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
学習習慣がまだ身についていない子供が所定期間内の学習計画を自分で立て自律的に学習するように支援する学習自律化支援ツールであって、
数字を記入可能で貼って剥がし再貼付け可能な、学習の種類ごとに異なる色のカラーラベルと、
学習の種類を記載した学習の種類欄、前記学習の種類別に決めた色のカラーラベルを貼るラベル欄、及び、前記学習の種類別に１回の学習を表示する１枚のカラーラベルが前記所定期間内に必要となる数を記入するラベル数欄を備える学習の種類別色決定表と、
横軸を月曜日から日曜日までの順の曜日の７行とし、縦軸を前記所定の期間の週数に該当するＮ週のＮ列として、７行Ｎ列のマス目は、土日の列は所定の色で塗りつぶされ、すべてのマス目は、上端近傍に日にちを記載可能なスペースと、予定されているイベントを記載可能なスペースと、一日で学習する前記学習の種類数と同じ数の、学習する箇所を指示する数字を記入可能な前記カラーラベルを貼り付け可能なスペースとを確保可能な大きさを有して、前記イベント用のスペースと前記カラーラベル用のスペースとの境を明確にする線が記載された所定期間専用カレンダーと、
前記学習の種類によってそれぞれ使用する教材等をそれぞれ収納可能な、前記学習の種類別色決定表で貼られた前記カラーラベルの色と同じ色を表示したケースと、
前記カラーラベル１つ分を貼付け可能な大きさの枠であって、前記所定期間専用カレンダーに貼られる前記カラーラベルの予測数以上の数の枠を１本の線状に連結し、前記連結した枠の最終位置の枠の近傍に学習する子供が到達したい目標を表示可能な枠を設け、前記最終位置の枠から前記学習の種類別色決定表のすべての前記カラーラベルの数を数えた位置の枠を学習スタート枠とし、前記線状に連結した枠で所定の枠の近傍に褒美シール貼付け枠を設けた学習達成状況見える化表と、を備えることを特徴とする学習自律化支援ツール。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
学習習慣がまだ身についていない子供が所定期間内の学習計画を自分で立て自律的に学習するように支援する学習自律化支援方法であって、
所定の期間内にやるべき学習と実行予定のイベントとを洗い出す洗い出しステップと、
横軸を月曜日から日曜日までの順の曜日の７行とし、縦軸を前記所定の期間の週数に該当するＮ週のＮ列として、７行Ｎ列のマス目は、土日の列は所定の色で塗りつぶされ、すべてのマス目は、上端近傍に日にちを記載可能なスペースと、予定されているイベントを記載可能なスペースと、一日で学習する前記学習の種類数と同じ数の、学習する箇所を指示する数字を記入可能な前記カラーラベルを貼り付け可能なスペースとを確保可能な大きさを有して、前記イベント用のスペースと前記カラーラベル用のスペースとの境を明確にする線が記載され、該当する前記スペースに日にちを記入した所定期間専用カレンダーを準備するカレンダー準備ステップと、
前記洗い出しステップ及び前記カレンダー準備ステップ後に、所定のスペースに前記イベントを記入するイベント記入ステップと、
前記洗い出しステップ後に、学習の種類を記載した学習の種類欄、前記学習の種類別に決めた色のカラーラベルを貼るラベル欄、及び、前記学習の種類別に１回の学習を表示する１枚のカラーラベルが前記所定期間内に必要となる数を記入するラベル数欄を備える学習の種類別色決定表に、前記学習の種類名を記入し、前記学習の種類ごとに決めた色のカラーラベルをラベル欄に貼り付ける学習の種類別色決定ステップと、
前記学習の種類別色決定ステップ後に、学習する箇所を指示する場合は、前記学習の種類ごとに前記カラーラベル１つずつに前記箇所を指示する数字を記入したカラーラベルの枚数を、並びに、学習する箇所を指示しない場合は、前記学習の種類ごとにその学習をする日数分のカラーラベルの枚数を準備するカラーラベル準備ステップと、
前記カラーラベル準備ステップ後に、所定期間に使用するカラーラベルの合計をカウントし、前記学習の種類別色決定表のラベル数欄に前記カウント数を記入するカラーラベル枚数カウントステップと、
前記カラーラベル枚数カウントステップ後に、前記カラーラベル１つ分を貼付け可能な大きさの枠であって、前記所定期間専用カレンダーに貼られる前記カラーラベルの予測数以上の数の枠を１本の線状に連結し、前記連結した枠の最終位置の枠の近傍に学習する子供が到達したい目標を表示可能な枠を設け、前記最終位置の枠から前記学習の種類別色決定表のすべての前記カラーラベルの数を数えた位置の枠を学習スタート枠とし、前記線状に連結した枠で所定の枠の近傍に褒美シール貼付け枠を設けた学習達成状況見える化表の準備ステップと、
前記学習の種類別色決定ステップ後に、前記学習の種類別色決定ステップで決めた色と同じ色を表示したケースに、前記学習の種類別にそれぞれ使用する教材等を収納する教材等収納ステップと、
前記イベント記入ステップ及び前記カラーラベル枚数カウントステップ後に、前記所定期間専用カレンダーのマス目に対して、数の多い色の前記カラーラベルを最優先し、次に連続日で学習する学習の種類の色の前記カラーラベルを優先して、残りの前記カラーラベルを前記所定期間内でカラフルに貼り付けるカラフル化計画づくりステップと、
前記カラフル化計画づくりステップ、前記学習達成状況見える化表の準備ステップ、及び、前記教材等収納ステップ後に、前記所定期間専用カレンダーで日々のマス目に貼り付けられている前記カラーラベルの色を見て、同じ色を表示した前記ケースから前記教材等を取り出して、学習箇所の指示を要する場合は前記カラーラベルに記入された数字に該当する箇所を、そうでない場合は所定の箇所を学習し、学習が済むと前記教材等を該当する色を表示した前記ケースに収納し、済んだ学習に該当する前記カラーラベルを剥がすというサイクルを行う学習ステップと、
前記学習ステップにおいて剥がした前記カラーラベル１枚ごとに、前記学習達成状況見える化表に、剥がした前記カラーラベルを、前記学習スタート枠から前記最終位置の枠に向かって順番に再貼付け、前記所定の枠に到達するとご褒美シールを貼付ける学習達成状況見える化ステップと、を備えることを特徴とする学習自律化支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、学習習慣がまだ身についていない小学校低学年の子供が夏休みに自分で学習（宿題）の計画を立て、実行の意欲を起こさせて学習を自律的にするように支援する学習自律化支援ツール及び学習自律化支援方法に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、縦軸に時間数、横軸に各科目を記し、且つ各科目の１週間の学習計画をヒストグラム状に記入し得る構造とした学習計画表が開示されている。
【０００３】
特許文献２には、板と複数個の駒の組み合わせで、板と複数個の駒は自在に着脱でき、板の上で複数個の駒を自由に配列して、板の上に学習計画表を作るように考案した学習計画表作成器具が開示されている。
【０００４】
特許文献３には、週間別スケジュール表部、同週間別スケジュール表部近傍に設けられる曜日別スケジュール表部、および上記両スケジュール表部に着脱自在に添設される移動こまを具備し、さらに上記移動こまは単位時間を表示すると共に、上記週間別スケジュール表部に添設されるとき、その添設される移動こまの数により週間内に処理すべき各科目の合計仕事時間が表示され、上記週間別スケジュール表部に添設される上記移動こまのうち、処理した科目の時間に応じた数の移動こまを、上記曜日別スケジュール表部に移動して添設することによりスケジュールを管理し得るように構成したことを特徴とするスケジュール管理ボードが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
実開昭５６－９３７６４号公報
実開平２－１０８０６８号公報
実用新案登録第３００８６５１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１に記載の考案は、１日単位ではなく１週間単位で例えば英語を何時間、国語を何時間学習するという学習計画を科目別にグラフにし、学習が済んだ科目の時間に該当するグラフに印を付けて、印なしの箇所と、印ありの箇所との差により達成状況がわかるという考案である。しかし、小学校低学年の子供は日々少しずつ学習するという習慣が身についていないので、１週間単位だと１週間の最初の日々はあまり学習せずに１週間の終わりの日々には学習すべき量がたまって消化できないという問題があった。また、１週間経ってやっとすべての科目と時間のグラフの消し込みをしたら、次の１週間の消し込みが全くない予定のグラフを見ることになるので、１週間分をやり終えても次の１週間はゼロからの取組みになると感じて、小学校低学年の子供のやる気を失わせるという問題があった。
【０００７】
特許文献２に記載の考案は、作成した学習計画表が当初の計画通りに行われないので学習計画の作り直しを短い時間でするという考案であり、小学校低学年の子供は仕組みが複雑でなじみにくいという問題があった。
【０００８】
特許文献３に記載の考案は、社会とか理科等の科目別の学習時間を重視したスケジュール管理であるので、子供は夏休みの学習（宿題）をいつどのくらいすればいいかという計画が立てにくく、子供は学習（宿題）がどこまで済んでいるかがわからないという問題があった。
【０００９】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、学習習慣がまだ身についていない小学校低学年の子供が夏休みに自分で学習（宿題）の計画を立て、実行の意欲を起こさせて学習を自律的にするように支援する学習自律化支援ツール及び学習自律化支援方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
請求項１に記載の学習自律化支援ツールは、学習習慣がまだ身についていない子供が所定期間内の学習計画を自分で立て自律的に学習するように支援する学習自律化支援ツールであって、数字を記入可能で貼って剥がし再貼付け可能な、学習の種類ごとに異なる色のカラーラベルと、学習の種類を記載した学習の種類欄、前記学習の種類別に決めた色のカラーラベルを貼るラベル欄、及び、前記学習の種類別に１回の学習を表示する１枚のカラーラベルが前記所定期間内に必要となる数を記入するラベル数欄を備える学習の種類別色決定表と、横軸を月曜日から日曜日までの順の曜日の７行とし、縦軸を前記所定の期間の週数に該当するＮ週のＮ列として、７行Ｎ列のマス目は、土日の列は所定の色で塗りつぶされ、すべてのマス目は、上端近傍に日にちを記載可能なスペースと、予定されているイベントを記載可能なスペースと、一日で学習する前記学習の種類数と同じ数の、学習する箇所を指示する数字を記入可能な前記カラーラベルを貼り付け可能なスペースとを確保可能な大きさを有して、前記イベント用のスペースと前記カラーラベル用のスペースとの境を明確にする線が記載された所定期間専用カレンダーと、前記学習の種類によってそれぞれ使用する教材等をそれぞれ収納可能な、前記学習の種類別色決定表で貼られた前記カラーラベルの色と同じ色を表示したケースと、前記カラーラベル１つ分を貼付け可能な大きさの枠であって、前記所定期間専用カレンダーに貼られる前記カラーラベルの予測数以上の数の枠を１本の線状に連結し、前記連結した枠の最終位置の枠の近傍に学習する子供が到達したい目標を表示可能な枠を設け、前記最終位置の枠から前記学習の種類別色決定表のすべての前記カラーラベルの数を数えた位置の枠を学習スタート枠とし、前記線状に連結した枠で所定の枠の近傍に褒美シール貼付け枠を設けた学習達成状況見える化表と、を備えることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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