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公開番号
2025015871
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118734
出願日
2023-07-21
発明の名称
衣類処理装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06F
33/37 20200101AFI20250124BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】使用者の肌への刺激を抑制しつつ多量の弱酸を衣類に付着させることを可能にする衣類処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の衣類処理装置は、衣類を弱酸性の状態にする弱酸処理を行うように構成されている。衣類処理装置は、衣類を保持する衣類保持部と、衣類への弱酸の供給量についての指示を出力する指示部と、指示部からの指示に応じて、ドラムによって保持された衣類に弱酸及び弱酸の塩を供給することにより弱酸処理を実行する弱酸処理部と、を備えている。弱酸処理部は、指示部が弱酸の供給量として第1値よりも大きな第2値を指示しているときには、第2値の供給量で弱酸を衣類に供給するだけでなく、指示部が第1値の供給量での弱酸の供給を指示しているときよりも多い量の弱酸の塩を供給するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
衣類を弱酸性の状態にする弱酸処理を行う衣類処理装置であって、
衣類を保持する衣類保持部と、
衣類への弱酸の供給量についての指示を出力する指示部と、
前記指示部からの前記指示に応じて、前記衣類保持部によって保持された衣類に弱酸及び弱酸の塩を供給することにより前記弱酸処理を実行する弱酸処理部と、を備え、
前記弱酸処理部は、前記指示部が弱酸の供給量として第1値よりも大きな第2値を指示しているときには、前記衣類保持部によって保持された衣類に前記第2値の供給量で弱酸を供給するだけでなく、前記指示部が前記第1値の供給量での弱酸の供給を指示しているときよりも多い量の弱酸の塩を供給するように構成されている、衣類処理装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記弱酸処理部は、前記指示部が弱酸の供給量として前記第1値を指示したときに得られる緩衝能と前記指示部が弱酸の供給量として前記第2値を指示したときに得られる緩衝能とが等しくなるように設定された供給量で弱酸及び弱酸の塩を供給する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記弱酸処理部は、
弱酸を収容可能に構成された弱酸収容部と、
弱酸の塩を収容可能に構成された塩収容部と、
前記弱酸収容部内の弱酸を送出する弱酸送出部と、
前記塩収容部内の弱酸の塩を送出する塩送出部と、を有しており、
前記弱酸送出部は、前記指示部が弱酸の供給量として前記第1値を指示しているときには、前記第1値の供給量で弱酸を送出し、且つ、前記指示部が弱酸の供給量として前記第2値を指示しているときには、前記第2値の供給量で弱酸を送出するように構成されており、
前記塩送出部は、前記弱酸送出部が前記第1値の供給量で弱酸を送出しているときよりも前記弱酸送出部が前記第2値の供給量で弱酸を送出しているときにおいて大きな供給量で弱酸の塩を送出するように構成されている、請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記弱酸処理部は、
前記弱酸送出部によって送出された弱酸と前記塩送出部によって送出された弱酸の塩とを、前記衣類保持部によって保持された衣類に供給する供給部と、
前記弱酸送出部からの弱酸の送出及び前記塩送出部からの弱酸の塩の送出のうち一方の送出が終わった後に他方の送出が開始されるように前記弱酸送出部及び前記塩送出部を制御する送出制御部と、を有している、請求項3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記弱酸収容部は、弱酸の溶液を収容可能に構成されており、
前記塩収容部は、弱酸の塩の溶液を収容可能に構成されており、
前記供給部は、弱酸の溶液と弱酸の塩の溶液との混合液を噴霧するように構成されている、請求項4に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記弱酸処理部は、
弱酸の溶液を収容可能に構成された弱酸収容部と、
弱酸の塩の溶液を収容可能に構成された塩収容部と、
前記弱酸収容部内の弱酸の溶液を送出する弱酸送出部と、
前記塩収容部内の弱酸の塩の溶液を送出する塩送出部と、
前記弱酸送出部によって送出された弱酸の溶液と前記塩送出部によって送出された弱酸の塩の溶液とを、前記衣類保持部によって保持された衣類に供給する供給部と、を有しており、
前記弱酸送出部及び前記塩送出部は、前記指示部が弱酸の供給量として前記第1値を指示しているとき及び前記指示部が弱酸の供給量として前記第2値を指示しているときのいずれか一方の条件よりも他方の条件において、前記供給部から供給される溶液中の弱酸及び弱酸の塩の濃度が高くなるように、弱酸の溶液及び弱酸の塩の溶液を送出し、
前記塩送出部は、前記一方の条件よりも前記他方の条件において、弱酸の塩に対する弱酸の比率が低くなるように弱酸の塩の溶液を送出する、請求項2に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
衣類に対する弱酸の供給量を増やすこと又は減らすことを指示するために操作される操作部を更に備え、
前記指示部は、前記操作部に対する操作に応じて前記第1値の供給量で弱酸を供給するか前記第2値の供給量で弱酸を供給するかを決定するとともに、決定された供給量を指示するように構成されている、請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記衣類保持部によって保持されている衣類の重量を検出する重量検出部を更に備え、
前記指示部は、前記重量検出部が検出した重量が所定の重量値を超えると、前記第2値の供給量で弱酸を供給することを指示するように構成されている、請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記衣類保持部は、衣類とともに水を貯溜可能に構成されており、
前記衣類処理装置は、前記弱酸処理部が弱酸及び弱酸の塩を前記衣類保持部に保持された衣類に供給することによって前記衣類保持部内で生成された弱酸及び弱酸の塩の水溶液のpHを検出するpH検出部を更に備え、
前記指示部は、前記pH検出部が検出したpHが所定の目標値よりも高ければ、前記衣類保持部によって保持された衣類に弱酸の塩を追加的に供給することを前記弱酸処理部に指示するように構成されており、
前記弱酸処理部は、前記指示部が弱酸の塩の追加的な供給を指示した場合に、弱酸の塩を前記衣類保持部に保持された衣類に供給するように構成されている、請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記衣類保持部によって保持された衣類に弱酸及び弱酸の塩とは異なる処理剤を供給する処理剤供給部を更に備え、
前記処理剤供給部は、前記衣類保持部によって保持された衣類に前記弱酸処理部が弱酸を供給する弱酸供給経路とは別異の処理剤経路を通じて処理剤を供給するように構成されている、請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弱酸性の状態にする弱酸処理を行う衣類処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、衣類に弱酸を供給することにより、衣類を弱酸性の状態にし、衣類の抗菌性及び脱臭性を高めている。衣類に対してより低いpHが求められるときには、より多くの弱酸が衣類に供給される。たとえば、汗は、アルカリ性であるので、多量の汗が付着することが想定される運動着に対しては、より多くの弱酸が供給され得る。このような弱酸処理により、運動着は、より多くの弱酸が付着した状態になり、多量の汗を中和し、汗に起因する匂いや雑菌の繁殖が抑制され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/063130号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
使用者が汗をかく前において運動着に多量の弱酸が付着している場合、使用者は、肌への強い刺激を感じ得る。このため、弱酸処理において、多量の弱酸を衣類に供給することが望ましくない場合があり得る。
【0005】
本発明は、使用者の肌への刺激を抑制しつつ多量の弱酸を衣類に付着させることを可能にする衣類処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における衣類処理装置は、衣類を弱酸性の状態にする弱酸処理を行うように構成されている。衣類処理装置は、衣類を保持する衣類保持部と、衣類への弱酸の供給量についての指示を出力する指示部と、指示部からの指示に応じて、衣類保持部によって保持された衣類に弱酸及び弱酸の塩を供給することにより弱酸処理を実行する弱酸処理部と、を備えている。弱酸処理部は、指示部が弱酸の供給量として第1値よりも大きな第2値を指示しているときには、衣類保持部によって保持された衣類に第2値の供給量で弱酸を供給するだけでなく、指示部が第1値の供給量での弱酸の供給を指示しているときよりも多い量の弱酸の塩を供給するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上述の衣類処理装置は、使用者の肌への刺激を抑制しつつ多量の弱酸を衣類に付着させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の衣類処理装置の概略図
衣類処理装置の制御に関する機能構成を表す概略的なブロック図
緩衝能、弱酸の塩に対する弱酸の比率及び緩衝液中の弱酸及び弱酸の塩の濃度の関係を表すグラフ
第2実施形態の衣類処理装置の概略図
衣類処理装置の制御に関する機能構成を表す概略的なブロック図
衣類処理装置の指示部における処理を表すフローチャート
衣類処理装置の制御に関する機能構成を表す概略的なブロック図(第3実施形態)
衣類処理装置の指示部における処理を表すフローチャート
第4実施形態の衣類処理装置の概略図
衣類処理装置の制御に関する機能構成を表す概略的なブロック図
衣類処理装置動作を表すフローチャート
第5実施形態の衣類処理装置の概略図
すすぎ工程におけるタイミングチャート(第6実施形態)
第7実施形態の衣類処理装置の概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、衣類処理装置の第1実施形態~第7実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は、省略する場合がある。たとえば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の衣類処理装置100の構成を概略的に示す縦断面図である。本実施形態では、衣類処理装置100は、乾燥機能を有している洗濯機として構成されている。図1を参照して、衣類処理装置100の構造を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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