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公開番号2024152082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066017
出願日2023-04-14
発明の名称撹拌翼及び洗濯機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 17/10 20060101AFI20241018BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】撹拌槽内で洗濯される洗濯物の洗浄効果を向上できる撹拌翼及び洗濯機の提供を提供する。
【解決手段】回転軸Oを中心とする回転によって流体を撹拌可能な撹拌翼70であって、前記回転軸Oの径方向内側から径方向外側に延びるように、前記撹拌翼70の一面から突出する羽根部100と、前記一面において、前記羽根部100と前記撹拌翼70の周方向に隣り合う第一凹部110とを備え、前記羽根部100は、前記第一凹部110の底面から前記羽根部100の稜線側に延びる第一側面101を含み、前記第一側面101の傾斜角度は、前記径方向内側よりも前記径方向外側のほうが大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を中心とする回転によって流体を撹拌可能な撹拌翼であって、
前記回転軸の径方向内側から径方向外側に延びるように、前記撹拌翼の一面から突出する羽根部と、
前記一面において、前記羽根部と前記撹拌翼の周方向に隣り合う第一凹部とを備え、
前記羽根部は、前記第一凹部の底面から前記羽根部の稜線側に延びる第一側面を含み、
前記第一側面の傾斜角度は、前記径方向内側よりも前記径方向外側のほうが大きい、
撹拌翼。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
第一羽根部と第二羽根部とを含む複数の前記羽根部を備え、
前記周方向は、互いに反対方向である第一方向と第二方向とを含み、
前記第一羽根部の前記第一側面は、前記第一方向を向き、
前記第二羽根部の前記第一側面は、前記第二方向を向く、
請求項1に記載の撹拌翼。
【請求項3】
前記第一羽根部と前記第二羽根部とは、一つの前記第一凹部を挟んで前記周方向に隣り合い、
前記第一羽根部の前記第一側面と、前記第二羽根部の前記第一側面とは、前記一つの第一凹部から延びて、互いに前記周方向に対向する、
請求項2に記載の撹拌翼。
【請求項4】
前記稜線は、前記径方向内側から前記径方向外側に延びる第一稜線と、前記第一稜線の端部から更に前記径方向外側に延びる第二稜線とを含み、
前記第一羽根部の前記稜線では、前記第二稜線が前記第一稜線から前記第二方向側に曲がって延びる部分を含み、
前記第二羽根部の前記稜線では、前記第二稜線が前記第一稜線から前記第一方向側に曲がって延びる部分を含む、
請求項3に記載の撹拌翼。
【請求項5】
前記一面において、前記羽根部を挟んで前記第一凹部の反対側に設けられ、前記羽根部と前記周方向に隣り合う第二凹部を備え、
前記羽根部は、前記第一凹部の底面から前記稜線側に延びる前記第一側面と、前記第二凹部の底面から前記稜線側に延びる第二側面とを含み、
前記第一側面は、第一緩斜面と、前記第一緩斜面よりも前記径方向外側に設けられ、且つ前記傾斜角度が前記第一緩斜面よりも大きい第一急斜面とを含み、
前記第二側面は、前記第一急斜面と前記周方向に並ぶ位置に設けられた第二緩斜面を含み、
前記第二緩斜面の傾斜角度は、前記第一急斜面の傾斜角度よりも小さい、
請求項1から4の何れかに記載の撹拌翼。
【請求項6】
前記第二緩斜面から突出し、且つ前記周方向と交差する方向に延びる凸部を備える、
請求項5に記載の撹拌翼。
【請求項7】
前記第二側面は、前記第二緩斜面よりも前記径方向内側に設けられた第二急斜面を含み、
前記第二急斜面の傾斜角度は、前記第二緩斜面の傾斜角度よりも大きい、
請求項5に記載の撹拌翼。
【請求項8】
第一羽根部と第三羽根部とを含む複数の前記羽根部を備え、
前記第一羽根部と前記第三羽根部とは、一つの前記第二凹部を挟んで前記周方向に隣り合い、
前記第一羽根部の前記第二緩斜面と、前記第三羽根部の前記第二緩斜面とは、前記一つの第二凹部から延びて、互いに前記周方向に対向する、
請求項5に記載の撹拌翼。
【請求項9】
第一羽根部と第二羽根部とを含む複数の前記羽根部を備え、
前記第一羽根部と前記第二羽根部とは、一つの前記第一凹部を挟んで前記周方向に隣り合い、
前記第一凹部の底面は、前記底面の最下部から前記径方向内側に向かって、連続的に上側に変位するように湾曲又は傾斜する、
請求項1に記載の撹拌翼。
【請求項10】
請求項1から4の何れかに記載の撹拌翼を備えた洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、撹拌翼及び洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、撹拌翼を備えた洗濯機が知られている。例えば、特許文献1に開示の洗濯機では、撹拌翼が撹拌槽の底部に回転自在に配置されている。洗濯時において、洗濯物を収容した撹拌槽に水を貯留し、撹拌翼の回転によって流体である水を撹拌して洗濯物を洗濯する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5184678号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
撹拌槽内で洗濯される洗濯物の洗浄効果を向上できる撹拌翼が望まれている。
【0005】
本開示の一態様は、撹拌槽内で洗濯される洗濯物の洗浄効果を向上できる撹拌翼及び洗濯機の提供を目的とする。なお、本開示の一態様は、イルカの尾びれに着目した技術的思想を含んでいるため、バイオミメティクスに関係するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、回転軸を中心とする回転によって流体を撹拌可能な撹拌翼であって、前記回転軸の径方向内側から径方向外側に延びるように、前記撹拌翼の一面から突出する羽根部と、前記一面において、前記羽根部と前記撹拌翼の周方向に隣り合う第一凹部とを備え、前記羽根部は、前記第一凹部の底面から前記羽根部の稜線側に延びる第一側面を含み、前記第一側面の傾斜角度は、前記径方向内側よりも前記径方向外側のほうが大きい。
【0007】
本開示の一態様は、前記撹拌翼を備えた洗濯機である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
洗濯機の概略構造を示す正面断面図である。
撹拌翼の斜め上方から視た斜視図である。
撹拌翼の平面図である。
平面視で撹拌翼の略半分を拡大した図である。
図4のI-I線矢視方向断面図である。
図4のII-II線矢視方向断面図である。
図4のIII-III線矢視方向断面図である。
図4のIV-IV線矢視方向断面図である。
撹拌翼の斜め下方から視た斜視図である。
撹拌翼の底面図である。
図10のV-V線矢視方向断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯運転中における洗濯機の模式的な縦断面図である。
洗濯物が配置された撹拌翼の上面の一部を拡大した模式的な側面図である。
洗濯物が配置された撹拌翼の上面の一部を拡大した模式的な側面図である。
洗濯物が配置された撹拌翼の上面の一部を拡大した模式的な側面図である。
洗濯物が配置された撹拌翼の上面の模式的な平面図である。
洗濯物が配置された第一凹部の模式的な縦断面図である。
洗濯物が配置された第二凹部の模式的な縦断面図である。
洗濯物が配置された撹拌翼の上面の一部を拡大した模式的な側面図である。
撹拌翼の下面の一部を拡大した模式的な底面図である。
撹拌翼の下面の一部を拡大した模式的な底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
[洗濯機]
図1は、洗濯機1の概略構造を示す正面断面図である。以下の説明では、図1の上側、下側、左側、右側、紙面手前側、及び紙面奥側を、洗濯機1の上側、下側、左側、右側、前側、及び後側とする。
(【0011】以降は省略されています)

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